ウクライナ代表はワールドカップ制覇も可能だ!(ウクライナ代表の紹介:その1)
挑発的なタイトルですが、にゃおんちゃんが言ったんじゃないですよ。ウクライナ代表のブロヒン監督が言ったんですよ。
今回はウクライナ代表の選手達を紹介します。
それでは、その前にえらく自信のある発言をした監督から紹介しましょうかね。
◆オレグ・ブロヒン監督(53歳) : 現役時代は「ウクライナの矢」と呼ばれた偉大な選手
現役時代にはディナモ・キエフで活躍し、旧ソ連リーグで7回優勝するなどディナモ・キエフの黄金期を支えた左ウィング。ソ連代表として112試合42得点という成績を残している他、クライフやベッケンバウアーの全盛期だった1975年にはバロンドール(欧州最優秀選手)も受賞している。ウクライナどころか、ソ連のサッカー史に残るスーパースター。
現役引退後は長年ギリシャのクラブチームで指揮を取っていたが、2003年にウクライナ代表監督に就任。ルソルやイェゼルスキーといった無名の選手を抜擢する一方でレブロフやフシンといったベテランを再生させ、前回大会3位の強豪トルコとの激しい戦いを勝ち抜いて、ウクライナ代表をドイツに導いた。
シェフチェンコですら「偉大な先輩ですから」と頭が上がらない存在だが、結構短気な性格の持ち主で、逆らう奴は主力選手といえども容赦なくチームから放り出す怖い人。
実はウクライナの国会議員でもあるのだが、代表監督との兼務が問題になると「代表監督の報酬は返上するから、俺にやらせろ」と言って一件落着。
◆ウクライナ代表 2006ドイツ・ワールドカップ本大会出場メンバー
GK 1 アレクサンドル・ショフコフスキー : リーグNo.1のベテランキーパー
生年月日 : 1975年1月2日(31歳)
所属クラブ : ディナモ・キエフ
身長・体重 : 191cm / 87kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 65試合0得点
ウクライナ代表の守護神。
ディナモ・キエフでは10年以上も正キーパーの座を守り続けており、ベストGKにも4度選出されている。ディナモ・キエフのみならずウクライナ・リーグを代表する選手といえる。もちろん、代表でも1994年以来誰が監督になろうとも常に代表に召集され続けている。
今年の1月に鎖骨を骨折してブロヒン監督を慌てさせたが2ヶ月で復帰しており、現在のコンディションは全く問題ない。素早いフィードが特徴で、彼がカウンターの基点となることも少なくない。
GK 12 アンドリー・ピヤトフ : U-21代表の正キーパー
生年月日 : 1984年6月28日(21歳)
現所属クラブ : ヴォルクスラ・ポルタヴァ
身長・体重 : 190cm / 78kg
国際Aマッチ出場数・得点 : なし
今まで第2キーパーとしてベンチ入りしていたヴィタリ・レヴァ(ディナモ・キエフ)が落選したため、本大会では彼がその役を務める。
Aマッチのキャップ数は0だが、U-21代表の正キーパーなので国際経験はそれなりにある。とはいえ、ヴォルクスラ・ポルタヴァでも試合に出るようになったのは最近のことなので、絶対的な試合経験が足りない。
にゃおんちゃんも、どんな選手なのか全然知らない。
GK 23 ボフダン・シュスト : 誰もがメンバー入りに驚いたU-20代表のキーパー
生年月日 : 1986年3月4日(20歳)
現所属クラブ : シャフタール
身長・体重 : 189cm / 83kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 2試合0得点
これまで代表に召集されていたレヴァ、スタルツェフ(クリフバス・クリボイログ)、ケルノゼンコ(ドニプロ)が落選し、シャフタールでも殆ど試合に出ていない若干20歳の彼が第3キーパーに選ばれた。U-20代表の正キーパーとして2005年のワールドユースに出場しているものの、誰もが驚いたのは言うまでもない。
本大会出場権獲得後のテストマッチで起用され、そこでのプレーが評価されてドイツ行きの切符を勝ち取った。
DF 2 アンドリー・ネスマフニー : 絶好調のときは誰も止められない左サイドの彗星
生年月日 : 1979年2月28日(27歳)
現所属クラブ : ディナモ・キエフ
身長・体重 : 178cm / 71kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 45試合0得点
豊富な運動量と鋭いアーリー・クロスが武器の左サイドバック。俊足で守備も上手いので、3バックを採用した際には彼が左ストッパーを務める。
ブロヒン監督就任以来一貫して起用され続けており、このチームでは替えが効かない選手のひとりとなっている。
DF 3 アレクサンドロ・ヤツェンコ : 緊急招集されたU-20代表のストッパー
生年月日 : 1985年2月24日(20歳)
現所属クラブ : ハリコフ
身長・体重 : 180cm / 75kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 1試合0得点
ベテランDFのセルゲイ・フェドロフ(ディナモ・キエフ)が全治3ヶ月の負傷で戦線離脱。代役として緊急招集されたのがこの選手。
U-20代表ではキャプテンを務め、シュストと共にワールドユースに出場している。
今のところ唯一となっているAマッチのキャップは、昨年10月の日本戦で記録したもの。資料をひっくり返して確認してみると確かに出場していたが、どんな選手だったか全然思い出せないのは言うまでもない。
DF 5 ウラジーミル・イェゼルスキー : 激しくもフェアなプレーが身上の守備職人
生年月日 : 1976年11月15日(29歳)
現所属クラブ : ドニプロ
身長・体重 : 186cm / 76kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 21試合0得点
1998年に初召集されるも、長年控えの存在だった。しかし、ブロヒン監督はドニプロでの彼のプレーを見て右サイドバックとして抜擢し、それ以来不動のレギュラーとなっている。
守備力に長けており、鋭いタックルが武器。空中戦にも強く、ヤープ・スタム(元オランダ代表)を彷彿させる。また、フィードも正確なので、後方からのロングパスで攻撃を組み立てることも可能。
DF 6 アンドリー・ルソル : 最終ラインを統率するウクライナの新星
生年月日 : 1983年1月16日(23歳)
現所属クラブ : ドニプロ
身長・体重 : 186cm / 74kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 20試合1得点
ウクライナの未来を担う若きスイーパー。地元以外ではあまり知られていない選手だったが、ブロヒン監督が抜擢すると一気にレギュラーの座をつかんだ。
体格を生かしたマンマークや空中戦のみならず、頭が良いのでポジショニングも良く読みも鋭い。年は若いながらも、彼がウクライナの最終ラインを統率する。
昨年の夏にはスパルタク・モスクワからオファーがあったが断っている。ワールドカップ終了後にはビッグ・クラブへ移籍しても不思議ではない。
DF 13 ディミトロ・チグリンスキー : レンタル先でのプレーが認められて大抜擢
生年月日 : 1986年11月7日(19歳)
現所属クラブ : シャフタール
身長・体重 : 190cm / 81kg
国際Aマッチ出場数・得点 : なし
シュストと同様、所属クラブでも殆ど試合に出ていないのにブロヒン監督が抜擢して周囲を脅かせた選手。
U-21ウクライナ代表のレギュラーとはいえ、シャフタールはUEFAカップにも出場するウクライナ国内でも有数の強豪なので、若手がいきなり試合に出られるほど選手層の薄いクラブではない。というわけで、彼は出場機会を求めて昨シーズンはメタルルフ・ザポリジージャという舌を噛みそうな名前のチーム(一応ウクライナ1部リーグ所属)へレンタル移籍するのだが、そこでのプレーが認められて代表に召集された。
とにかく、ブロヒン監督は素質があると思ったらロクに試合に出てない若手を平気で召集するので、驚かされることが多い。ただし、最終ラインは滅多にいじらないので、彼は未だ出場機会は無い。
DF 17 ウラジスラフ・ヴァシュチュク : 若いDF陣を影から支えるベテラン・スイーパー
生年月日 : 1975年1月2日(31歳)
現所属クラブ : ディナモ・キエフ
身長・体重 : 178cm / 70kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 56試合1得点
Aマッチ出場56試合のベテラン・ディフェンダー。近年は負傷続きで代表とは疎遠になっていたが、見事代表復帰も果たした。
前回・前々回のワールドカップ予選ではレギュラーとして活躍しているが、今回はルソルのバックアッパーとなる。とはいえ、つい2年前までスパルタク・モスクワでプレーし、現在でもディナモ・キエフで活躍しているので衰えてはいない。
さすがにスピードは落ちているが、ベテランらしい老獪な守備を見せる。
DF 22 ヴィアチェスラフ・スヴィデルスキー : ウクライナの必殺仕事人
生年月日:1979年1月1日(27歳)
現所属クラブ : アーセナル・キエフ
身長・体重 : 185cm / 80kg
国際Aマッチ出場数・得点 : 4試合0得点
長年ロシアでプレーしていたせいか代表とは無縁の選手だったが、ワールドカップ予選でいきなり起用されると、そのまま代表に定着した。
対人能力の高さがずば抜けており、本大会でもマンマーカーとしての起用が予想されていたが、フェドロフの負傷によってレギュラーとなる可能性も出てきた。
今回はここまで。MFとFWは次回に紹介します。
皆さん、ウクライナ代表をご存知ですか?
いよいよ、ワールドカップが開幕しますね。
でも、にゃおんちゃんはねぇ・・・ジーコ・ジャパンはあんまり好きじゃないんで、スルーしてます。
そういや、4年前にも同じこと言ってたな・・・。
前回大会で見たアイルランド代表に萌えまくり、ドイツ大会に出場するなら現地まで行って応援してやろうかと思ってたのに、予選落ちしてやんの・・・。
で、今回はどこを応援するかというと、やっぱりこのチーム。
黄色いユニフォームを着ていますが、スウェーデン代表ではありません。
そうです、ウクライナです。
当たり前じゃないですか。にゃおんちゃんは去年の夏にウクライナまで行って、あやうくウクライナ人になりかけてるんですから。
ウクライナ代表のレプリカもしっかり買ってきましたよ。本当はディナモ・キエフの試合も見に行く予定だったのですが、試合当日はどしゃ降りの雨で一緒に行く予定だった友達が行くのを嫌がり、それは叶わず。
ウクライナにはシェフチェンコという世界最高クラスのFWがいますが、いかんせん弱小国の出身。ジョージ・ウェア(リベリア)やリトマネン(フィンランド)、ギッグス(ウェールズ)のように、ワールドカップとは無縁の選手になるかと思っていたら、見事出場を果たしてくれました。
予選では、前回大会3位のトルコ、2004年欧州選手権の覇者ギリシャ、最近はすっかりワールドカップの常連となったデンマークと同じ組み合わせ。誰もが「1位通過どころかプレーオフにも進めないだろ」と思いました。
ところが、蓋を開けてみたら予想を覆す快進撃を見せ、2試合を残して悠々の首位通過。いやー、びっくりしましたわ。
◆予選プレイバック(前半)
さて、それでは予選結果を見てみましょう。
2004/09/04 対デンマーク戦(アウェイ) 1-1 得点者:フシン
この頃は、最終ライン以外は今と全然メンバーが違いました。途中出場のフシンが同点ゴールを決めて、強敵デンマーク相手にアウェイでドローの好発進。
2004/09/08 対カザフスタン戦(アウェイ) 2-1 得点者:ベリク、ロタン
弱小カザフスタン相手とはいえ、大黒柱シェフチェンコが不在だったこの試合。ブロヒン監督は国内でプレーする若手選手を抜擢し、若手ロタンがロスタイムに決勝ゴールを決めて何とか勝ち点3ゲット。
2004/10/09 対ギリシャ戦(ホーム) 1-1 得点者:シェフチェンコ
1戦目とほぼ同じメンバーに戻して試合に臨む。シェフチェンコがゴールを決めるものの、終了間際にギリシャに追いつかれて、ホームで痛恨のドロー。
2004/10/13 対グルジア戦(ホーム) 2-0 得点者:ベリク、シェフチェンコ
開始早々にベリクが得点し、79分にシェフチェンコがトドメをさしてホームで快勝。
2004/11/17 対トルコ戦(アウェイ) 3-0 得点者:グゼフ、シェフチェンコ2
地獄のアウェイとして名高いイスタンブールでトルコを撃破。しかも無失点。
エースストライカー、ハカンを欠くトルコは全然元気が無かった。
2005/02/09 対アルバニア戦(アウェイ) 2-0 得点者:ルソル、フシン
今までサブだったロタン、ヴォロニンをスタメンに起用。アウェイとはいえ、弱小アルバニアが相手だけに2-0で余裕の勝利。
予選の前半が終わった時点で、勝ち点は・・・
ウクライナ(14点)、ギリシャ(11点)、デンマーク(9点)、トルコ(9点)
◆予選プレイバック(後半)
2005年に入ると、グゼフやフシンがスタメンに定着するようになり、中盤の構成が若干変わります。
さぁ、後半戦はどうなる?
2005/03/30 対デンマーク戦(ホーム) 1-0 得点者:ヴォロニン
ホームとはいえ強敵デンマーク相手にシェフチェンコが不在。しかし、ドイツ・レバークーゼンで活躍するヴォロニンがゴールを決めて、デンマークを首位争いから蹴り落とす。
2005/06/04 対カザフスタン戦(ホーム) 2-0 得点者:シェフチェンコ、オウンゴール
開始早々にシェフチェンコが決めて先制するも、追加点を奪えず苦しむ。後半から3バックに切り替えて猛攻を仕掛けると、83分にカザフスタンがオウンゴールを献上してくれた。
2005/06/08 対ギリシャ戦(アウェイ) 1-0 得点者:フシン
この時点で2位だったギリシャとの大一番。またしても終了間際にフシンがゴールを決めてウクライナを救う。デンマークに続いてギリシャも首位争いから叩き落し、2位トルコとの勝ち点差は7に広がり、ワールドカップ出場に王手がかかる。
2005/09/03 対グルジア戦(アウェイ) 1-1 得点者:ロタン
勝てばドイツ行き決定という試合だったが、終了間際に失点して痛いドロー。しかし、2位トルコもデンマーク相手に引き分けてしまい、ウクライナの首位通過が決定する。
ブロヒン監督いわく「嬉しかったけど、拍子抜けした」そうだ。w
2005/09/07 対トルコ戦(ホーム) 0-1
余裕のウクライナは早速この試合から若手を起用してテストに走る。当然、プレーオフ進出に必死なトルコに敗れる。
2005/10/18 対アルバニア戦(ホーム) 2-2 得点者:シェフチェンコ、ロタン
ベストメンバーで臨んだが、アルバニア相手に後半に立て続けに失点する。終了間際にロタンの同点ゴールでかろうじて引き分けるが、完全に気が抜けていた試合だった。
最終結果
ウクライナ(25点:ワールドカップ出場)、トルコ(23点:プレーオフ進出)、デンマーク(22点)、ギリシャ(21点)、アルバニア(13点)、グルジア(10点)、カザフスタン(1点)
こうして振り返ってみると、下位チームからの取りこぼしも無く、ライバルは直接対決でしっかり叩いてるわけで、ぶっちぎりで首位通過したのも納得。1991年の独立以来、2回連続でプレーオフで敗れ去っているだけに、今回は出場できて本当に良かったですね。
でもね、にゃおんちゃんの友達は女の子なので、「男の人達は大騒ぎしてるけど、何がそんなに面白いのかしら。私は興味無いわね」だって。トホホ・・・。
さて、次回はウクライナ代表の選手を紹介します。
シェフチェンコ以外にも注目の選手はいるんですよ!



