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2013.02.11 (Mon)

2010フィリピン旅行記(その3)

◆ほぅ、思いきりのいいゴーゴー嬢だな。手ごわい。しかし!

さっさと帰って寝ればいいものを、好奇心に負けてエドコンへ来てしまった。
やはりここもエントランスにガードマンがいて、さらに金属探知機まで置いてある。身体検査に引っかかってデジカメを取り上げられた。内部は撮影禁止らしい。もちろん、デジカメは帰りに返してくれるとのこと。

さて、中へ入ると真っ先に目に入ったのがロビーにある食堂。女の子がメシを食っているが、派手な衣装を着ているのでこの中に入っているゴーゴーバーで働いている嬢なのだと一目で分かる。腹が減っていたので彼女達が食べているものをじーっと見ていると、「一緒に食べる?」と言われた。にゃおんちゃんはメシを食う金も無いほど貧乏に見えたのか、それもフィリピン人のオープンな性格故なのか・・・。
さすがに他人様のメシを強奪するほど飢えてはいないので、丁重にお断りしてゴーゴーバーへ行ってみることに・・・って、たくさんあってどこに行けばいいのか分からんし。1階だけで6~7件くらいあるし、2階にも何件かありそうだ。

どこへ行けばいいのか分からず見回していると、あちこちからの店から「どうぞ!」と手招きされる。殆どの店はボーイさんが手招きしているのに対し、一件だけがボーイさんのみならず女の子達まで総出で「こっち!こっち!」と一生懸命手招きしている。そんなに暇な店なのか・・・?
そうか、それじゃあんたところの売り上げにささやかな貢献してやるか。というわけで、入口から見て左手にある店に突入。店の名前?忘れた・・・。


店内は、店のド真ん中にポールがたくさん刺さったステージがあり、それを取り巻くようにボックス席があるというレイアウト。ステージの上では数人の女の子が気だるそうに踊っており、そのステージに沿って設置されているカウンターで白人男性がチビチビと酒を飲んでいるのが見えた。えーと・・・お客さんは彼ひとりだけ?
何とも寂しい光景だが、午前3時のゴーゴーバーなんてこんなものか、と気を取り直して席に座る・・・が、途端に店内にいたゴーゴー嬢10名近くが一斉に突進してきて大騒ぎになる。「私と一緒に飲みましょう」「ここに座ってもいい?」と口々にまくしたてるが、おいおい俺はまだ飲み物も注文してないんだぞ。無視してウェイトレスに飲み物を注文しようとすると、今度は一斉に「私にも!」攻撃だ。しまいにはウェイトレスまで「私にも!」と言い出すわ、ポラロイドカメラで写真を撮ってそれを売りつけるおっさんが来て「旦那、写真どうですか!」と言い出すわで、もう収拾がつかなくなる。
あまりの酷さにキレたにゃおんちゃんは「やかましい!全員俺から離れろ!さもなきゃ俺は帰る!」と吠える。何なんだ、この店は。ゴーゴーバーってどこもこんな調子なのか?

とりあえずゴーゴー嬢以外は追い払うことに成功したが、それでもまだ5人くらいが席にへばりついている。お前ら・・・。根負けしたにゃおんちゃんは、こいつら全員に飲み物を一杯ずつ奢ってやる羽目に。
ちょっと様子を見に来ただけで端からお持ち帰りする気は無かったのだが、まるで獲物を見つけたピラニアのように群がってくる連中の強欲さにムカついたにゃおんちゃんはささやかな復讐を試みることにした。

閉店間際のこの時間までここにいるってことは、この子達は全員売れ残りってこと。ドリンクバックの稼ぎなんて知れているだろうから、彼女達はお持ち帰りしてもらわないと稼ぎにならない。それをいいことにチビチビ酒を飲みながら、「あー、君は可愛いね」とか「お?君も可愛いね」と全員を褒めて気をもたせる一方で、「いやー、誰をお持ち帰りしようか迷っちゃうね」と焦らす俺。いやー我ながら性格悪い。
どーせお前ら、客のおじさん達から散々カネをふんだくってるんだろうが。にゃおんちゃんがここで一矢報いてやる。


そんな調子でのらりくらりと彼女達のお色気攻撃をかわし続けること約1時間、閉店間際になると彼女達はついに悲鳴を上げた。
「あなたは一体誰をお持ち帰りするの?!」

そして、閉店時間の午前4時。大音量で流れていた音楽が止み、店内が明るくなると、彼女達に向かって言い放つ。
「あれ?もう閉店?俺、疲れたから帰って寝るわ。じゃーねー」

目が点になっているゴーゴー嬢達を尻目に颯爽と店を後にするにゃおんちゃん。
ウェーハッハッハ!戦いとは常に二手三手先を読んで行うものニダ。


意気揚々とホテルに引き上げるが、その途中でタバコが切れていることに気づいたのでコンビニへ立ち寄る。フィリピンにもセブンイレブンがあり、タバコや飲み物やちょっとした食い物なんかは時間を気にせず簡単に調達できる。
ところが、タバコを買ってホテルへ戻る道中、さっきの彼女達とバッタリ再会してしまった。さっきのことがあるから無視するか、あるいは文句でも言ってくるのかと思いきゃ、「あれ?あなた、こんなところで何してるの?私達、これからご飯食べに行くんだけど、一緒にどう?」と誘われてしまった。
メシを奢ってもらうのを期待して誘ってるんだろうなぁ・・・とは思ったが、細かいことは気にしないところが妙に清々しく感じたので、彼女達の誘いに乗ることにした。行き先を聞くとマラテのレストランだと言うので、4人しか乗れないタクシーに6人で乗り込み、すし詰めになりながら向かうことに。

タクシーで15分ほど移動し、到着したところはマラテにある大きな教会のそばにあるレストラン。オープンテラス(っていうか殆ど路上だが)で雰囲気も良さげ。
食べたいものがあるか尋ねられたが、フィリピン料理について何も知らないので、好き嫌いは無い旨を伝えて彼女達に任せる。毎朝ボルシチと黒パンで2週間過ごしても平気な人間なので、よほど変なものじゃなけりゃ何でも食うぞ。

とりあえずビールで乾杯して彼女達と話をしたのだが、キャッキャッと楽しげに仲間同士でじゃれ合う姿は、どう見ても普通の若い女の子達のそれ。どんな性悪のアバズレ女どもかと身構えていたのに、完全に拍子抜けしてしまった。
彼女達の生活について尋ねると、多くが地方の出身で田舎の家族に仕送りしているという。物欲に目が眩んでカネ目当てで働いてる子はいなくて、やはり貧しい家族を助けるためにこの仕事をしている。私生活も質素で、彼女達はアパートを4人でシェアして暮らしているのだという。(1人だけはマニラ出身で実家暮らしとのこと)
「本当は嫌だよ、こんな仕事。だけど、お金が必要だから仕方ないよね」と言われ、リアル貧乏人を見てくるぜ!と意気込んでいた旅行前の威勢の良さはどこへやら、すげーしんみりして凹むにゃおんちゃん。

しかし、彼女達はそんな日々の生活のつらさは殆ど見せず、どこまでも明るく振る舞う。
「私達は仲間!今日は私達は誰もお客さんを取れなかったから、皆で一緒に帰る。抜け駆けはしないの!」などと仲間同士の団結心を見せる一方で、「でもあなたも一緒に帰って皆で6PするならOKよ」とオチをつけて笑わせる。
バロット(アヒルの有精卵を茹でたもので、中にヒヨコが・・・)売りが通りかかると、外国人はそんなものを食えないと分かってるくせに食べさせようとし、ドン引きするにゃおんちゃんの姿を見て大笑いする。
こんな過酷な環境で生きてるのに、彼女達はどうしてこんなに明るく元気なのだろう?
もう、このあたりまで来るとにゃおんちゃんは顔で笑いながらも、心の中では号泣しっぱなしだった。
彼女達と食べたクリスピーパタ(豚足の唐揚げ)の味は一生忘れないだろうな。


帰り際、皆とお別れの挨拶をしてタクシーを探して歩いていると、彼女達のひとりが走り寄って来た。一緒にご飯を食べた5人のうちのひとり、マリアが電話番号を交換したがっているという。
マリアは彼女達の中で一番口数が少なく、にゃおんちゃんの隣に座っていたのにあまり話をした記憶が無い。皆のために黙々と料理を取り分けていた印象がある。
とはいえ、無下に断る理由もないので、彼女の希望通り電話番号を交換して別れた。

ホテルに戻ると、午前6時近かった。初日からはっちゃけ過ぎた。
お昼にはおじさんが迎えに来るというのに、起きられるのだろうか・・・。



≪つづく≫

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テーマ : 海外旅行 - ジャンル : 旅行

22:10  |  2010フィリピン  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

いかがわしいとこでそんな遊び方があるとは考えなかったぜ!
さすがはにゃおん先生。

そこにシビれる憧れるぅ!

でも、正直あまり見たかない悲惨さっすね
南方人の脳天気さがなかったらもっと見ててきついかもなー。
ふんどし泥棒 |  2013年02月12日(火) 22:17 |  URL |  【コメント編集】

う〜む・・・いろいろと考えさせられる話やなぁ、今回は。これから先はにゃおんちゃんの笑える旅レポを期待してます。

ところで、ワシは今アルバニアに滞在してます。【腐ってもヨーロッパ】というか【トルコの劣化版】というか・・・。とにかくアジアの香りしか感じない不思議なトコですわ。

昨年はミャンマー、今回はアルバニア。何だか「香ばしき国々」の後追いをしてるような気が・・・。
るかかっか |  2013年02月14日(木) 00:38 |  URL |  【コメント編集】

●実は・・・

>>ふんどし泥棒さん

病気、泥棒、セットアップ(美人局)が怖くてそんなに気にならなかったのですわ。
でも、彼女達とメシを食いに行って、素の姿を見れたのは大きな収穫でしたね。あれでフィリピン人に対する印象がかなり変わりましたから。
しかし、悲惨ですね。日本人なら生きるのが嫌になるレベルだと思います。


>>るかかっか

こりゃまた香ばしいところに・・・。
【トルコの劣化版】って言われると、何となくイメージがつきますね。
くれぐれもお気をつけて。
にゃおんちゃん |  2013年02月14日(木) 22:53 |  URL |  【コメント編集】

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