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2013.02.07 (Thu)

2010フィリピン旅行記(その2)

 
◆よく見ておくのだな、エルミタというのは、ガイドブックのように綺麗なところではない

真夜中にホテルにチェックインしたが、意外に元気なのでエルミタへ行ってみることにしたにゃおん氏。エルミタはホテルやバーがたくさんあって外国人観光客で賑わっているところらしい。
とりあえずタクシーに乗り、エルミタの中心部にあると思われるロビンソン・デパートを目指す。

タクシーの中から街を眺めてみるが、低階層の色褪せたコンクリート建築物が密集する様子は、何やら『トロピコ』に登場する街並みを彷彿させる。「貧乏人だらけの南国」という点では確かに共通するか・・・。
マニラに到着した時から感じていたのだが、この国は全然アジアっぽくない。むしろ、ラテンアメリカとか中南米を彷彿させる。誰かが「フィリピンは東京から4時間で行けるラテン・アメリカだ」と言っていたが、そのとおりであることを後に確信することになる。
やはり、スペインの植民地だったからなのだろうかね?


そんなことを考えているとエルミタに到着。立派なロビンソン・デパートを取り囲むように薄汚い建物が密集している。道端にはホームレスとゴミが転がっていて、交差点には何やら怪しい奴らが立っている。うわぁ・・・ここ、絶対にヤバいわ。何やらとんでもないところに来ちゃったな。

「ホテルやバーがたくさんあって外国人観光客で賑わっているところ」っていうから、例えばバンコクならスクンビット(ナナやアソーク)やカオサンのような場所をイメージする人も多いと思うが、エルミタは安宿がたくさんある場所ではないし歓楽街なので、カオサンとは全く異なる。では、スクンビットような雰囲気かというと・・・歓楽街という点では通じるものがあるが、ここはあんなに賑やかではないし、とにかく荒み具合や不穏な空気が半端ではない。
案の定、タクシーから降りて歩き出した途端に数人のポン引きが声を掛けてくる。「女はいらないか?」とか「バイアグラ買わないか?」とか言ってくるが、あのなぁ・・・バイアグラなんか必要な年に見えるか?まだそんなものに頼らなくても大丈夫だぞ!

あまりウロウロしないほうがいいことは一目で分かる場所なので、速やかに移動することに。しかし、手持ち資金数千円では遊びに行けないので、まずは両替屋へ。この近くにレートの良い両替屋があることは既にチェック済み。
両替屋へ行くと、店の前にショットガンを持ったガードマンが立っている。おいおい、やっぱりここはヤバいんだな。にゃおんちゃんも武装したほうがいいのだろうか?なんて考えながら両替を済ませ、近くにあるカラオケバーへ向かう。
最初はこの辺りを散策しようと思っていたが、あまりに荒んだ雰囲気にそんな気は完全に失せた。


やって来たのは某カラオケバー。やはり入口にはガードマンが立っている。ショットガンは持っていなかったが。しかし、愛想の良い人でにっこり微笑みながらにゃおんちゃんのためにドアを開けてくれた。
中に入ると、音楽が大音量で鳴り響き、それに合わせて女の子が踊っている。店員に導かれるままに2階へ。2階は普通のカラオケバーのような感じで、ソファーのボックス席が並んでいる。といっても、カラオケを歌いたくてここに来たわけではない。実はこのお店の経営者は日本人で、にゃおんちゃんはその人に会いたくて来たのであった。
席に座るとウェイトレスが注文を取りに来るが、注文もそこそこにオーナーに会いたいことを告げる。しかし、彼は今ちょっと留守にしているようで、「後で連れて来るから、それまでこの子達と飲んでて」と女の子数人を置いていった。

それじゃ・・・ということで皆で飲み始めるのだが、どうして日本でフィリピン・パブが流行ったのかよく分かった。彼女達はとにかく陽気で面白い。音楽が流れだせばノリノリで踊り始めるし、歌も上手い。若くて可愛い女の子達とゲラゲラ笑いながら酒を飲めるのだから、世のおじさん達もそりゃハマるわな。やっぱりフィリピン人はラテン系だと思う。
やがてしばらくしてオーナーの「酔いどれ親父」氏がやって来た。実はにゃおんちゃんは親父氏とも何回かメールをやり取りしたことがあり、マニラに行った際には遊びに行くからという約束をしていた。


この酔いどれ親父氏、外見は飄々とした感じでさほど口数も多くない普通のおじさんなのだが、フィリピンに来て商売をすることになった経緯が凄い。

親父氏は日本にいた頃は普通のサラリーマンだったのだが、50代のときに離婚。独りになって自由な時間も増えたのでフィリピンの田舎にあるビーチに遊びに行ったのだが、そこで仲良くなったタクシーの運ちゃんに自宅に招待された。すると、そこに来ていた運ちゃんの親戚の娘に気に入られて猛アタックを受けた。最初は「あんたみたいな若い娘とこんなおじさんじゃ釣り合いが取れないからダメだよ」と断っていたのだが、年の差なんて関係ないと猛攻を繰り返す娘に負けて、親父氏陥落。
それから休みを取ってはフィリピンへ、ということを数回繰り返していたのだが、やがて彼女が妊娠した。親父氏は彼女を日本に呼び寄せて一緒に暮らすつもりだったのだが、フィリピン人にはそんな簡単にビザが下りないので、とりあえずお金を渡してマニラへ移住させた。出産やビザの申請を考えるとマニラにいたほうが色々と便利だからなのだろう。

やがて彼女は無事男の子を出産し、親父氏は喜び勇んで赤ちゃんに会いに行くのだが、家に行くとそこにいたのはベビーシッターのおばさんと赤ちゃんのみ。彼女は遊び歩いてばかりで家に寄りつかず、ベビーシッターはロクに給料も貰えていないらしい。親父氏はベビーシッターに未払い分の給料を払い、やがて帰宅した彼女にお説教するが、彼女はまるで反省せず。この時点で親父氏はヤバいと思っていたようなのだが、休暇を取って来ている身分なので長期間滞在することはできず、数か月分の生活費を彼女に預けて帰国した。
ところが、それから間もなく彼女から送金の催促が。彼女はともかく、赤ちゃんに何かあっては大変なので、言われたとおりお金を送る親父氏。数か月後、再びフィリピンへ行くが、彼女は相変わらず遊び回っていて育児は全てベビーシッター任せ。こんなことを数回繰り返した後、ついにキレた親父氏は自分で子供を育てることを決意し、彼女を追いだした。

しかし、そうはいっても乳飲み子をこのまま日本へ連れて帰るわけにもいかないし、そもそも連れて帰っても仕事を抱えた自分が一人で赤ん坊の面倒を見るのは不可能。前妻との間には子供がいなかったので、この子は親父氏にとってたった一人の実子。到底見捨てることはできず、親父氏は自分がフィリピンへ移住することを決意。ベビーシッターに事情を話して子供を託し、一旦日本に戻った親父氏は職場を退職して財産も全て処分し、再びフィリピンへ戻った。それから苦労の末にこの店を始め、今では親子二人が食っていけるくらいの稼ぎは出せるようになったらしい。
ちなみに、5~6歳になった息子さんの写真を見せてもらったが、親父氏にそっくり。

いやー、凄いね。女の子を妊娠させて日本に逃げ帰っちゃう鬼畜も多いのに、親父氏は子供のために全てを捨ててフィリピンに来たんだからね。酔いどれ親父は偉大なり。


そんなこんなで親父氏と話し込み、結局は閉店の時間まで長居してしまった。
帰り際、一緒に飲んでいた女の子に泊まっているホテルを聞かれたので、「パサイのヘリテージ・ホテル」と答えると、「エドゥサ・コンプレックス(通称エドコン)の向かいね」と言われた。そりゃ何ですか?ショッピング・モールですか?
すると、彼女は笑いながら一言。

「ゴーゴーバーがたくさんある場所よ!」


親父氏に別れを告げて店を出たにゃおんちゃんはタクシーでホテルに戻った。ホテルに入る前に斜め向かいを見ると、確かにネオンサインがギラギラの大きな建物がある。あれがエドコンか・・・。
時間は午前3時。明日というか、今日の昼にはメルトモのおじさんが迎えに来る。本当はそろそろ寝たほうがいいのだが・・・。
ホテルの前でタバコを吸いながら悩むこと2分。誘惑に負けたにゃおんちゃんは吸い寄せられるかのようにエドコンへ向かった。

エドゥサ・コンプレックス
これがエドゥサ・コンプレックス(翌日の昼間に撮影)
体育館みたいなでっかい建物の中にゴーゴーバーがたくさん入ってます。



≪つづく≫


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テーマ : 海外旅行 - ジャンル : 旅行

21:36  |  2010フィリピン  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

親父さんの話に衝撃を受けました。

> そこで仲良くなったタクシーの運ちゃんに自宅に招待された。

もしかして、ここから...?と言う気がしないでもないですが。

でも、カッコよくも思えるし、いずれ楽しかったってなりそうでもあるし、面白いです。そのうち黒猫さんの種付け話もあるんでしょうね。
kato × koba |  2013年02月09日(土) 01:10 |  URL |  【コメント編集】

●コメントありがとうございます

いや、誘惑には負けませんでしたよ。


一回を除いて。
にゃおんちゃん |  2013年02月11日(月) 22:13 |  URL |  【コメント編集】

●管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2013年02月13日(水) 18:37 |   |  【コメント編集】

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