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2010.08.26 (Thu)

2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第18回)

◆復讐のバイテレク

ついにやって来たぞ、バイテレク!下手に寄り道するとまた厄介事に巻き込まれかねないので、今度は一目散にバイテレクを目指す。
一階のエントランスホールには土産物屋と展望台へ向かうエレベーター、そしてカッサ(窓口)が。当然のことながら入場料が必要で、確か1,500KZT(約900円)だったはず。意外に高い・・・。
土産物屋に寄るのは後にして、まずは地上97mに位置する展望台を目指す。さすがに新しい建物なので、高速エレベーターであっという間に到着。

展望台は結構広くてカフェが併設されている他、中二階になっている部分が見える。しかし、残念なことにガラスに変な色がついていて、外の景色がセピア色に見えてしまうのが難点。しかし、眺めは最高で眼下に広がる新都心はもちろんのこと、アスタナ市街もほぼ全て一望できる。ちなみに、街の外側はどこまでもだだっ広いステップが広がるだけでなんにもありゃしない。
砂漠のど真ん中のオアシス都市ならぬ、ステップのど真ん中にある成金都市・・・。

バイテレクから撮影した新都心
写真の色が変なのはガラスのせいです。


しばらく外の景色を撮影しまくっていたが、ヨーコ嬢に促されて中二階へ上がる。すると、そこには不思議なオブジェがふたつ。

ひとつは、地球儀の周りにプレートが取り付けられていて、そのプレートには世界の主要宗教団体のトップのサインが書かれている。神道のものもあって「Association of Shinto Shrines」(神社本庁のことです)と書いてあり、「薗田稔」と書いてある。凄いねぇ、本物ですよ。
キンマンコのサインがあったりしたらナザルバエフを張り倒してやるところだが、幸いなことにそんなものは無くて安堵した。
さらに、オブジェには次のような文章が書かれていて、にゃおんちゃんを笑わせる。

May Kazakhstan - the land of peace and accord be blessed!

何を言ってやがりますか?どこにpeaceが?どこにaccordが?
選挙前になると野党の候補者が変死体になっちゃうんですよね?
昨日、この真下で警官にイチャモンつけられて金をむしられそうになったんですけど?
「the land of tyranny and corruption be possessed!」の間違いじゃないの?

世界中の宗教家のサインがあるオブジェ
嘘はいけません、ナザルバエフ閣下。


その横にはこれまた不思議なオブジェが。
真ん中に手形があり、その台座の縁には何やら不思議な紋章が描かれている。
台座の前で首を傾げていると、流暢な英語を話す女性が話しかけてきた。彼女はここの職員でガイド役らしい。

「正面をご覧なさい。大統領宮殿が見えるでしょう?この手形はナザルバエフ大統領のもので、観光客がこの手形に手を合わせることによって大統領と握手した気分になれるよう、大統領自らが発案されたものなんですよ」

ほー、そりゃいいアイディアだね。ところで、この紋章は何?

「あなたは黄金人間を見ましたか?これは黄金人間がしているベルトに描かれている紋章です」

ああ、あれね。そういえば、こんなベルトしていたね。

ナザルバエフ閣下と握手したような気分になれるオブジェ
ナザルバエフ閣下と握手したような気分になれるオブジェ

ひとしきり台座を観察した後、自分の手を手形に合わせてみる。
偉大なる終身大統領ナザルバエフ閣下と握手してる気分に・・・。
いや、何だかムカついてきたぞ?


ここで突如として復讐を閃いたにゃおんちゃん。
次の瞬間、展望台中に響き渡る大声で叫ぶ。

親愛なるナザルバエフ大統領閣下!
私はあなたに申し上げたいことがあります。
私は一介の旅行者であってテロリストではありません!


唐突に大声でアジテーションを始めたにゃおん氏を見て、ガイドの女性は目を白黒させながらヨーコ嬢に何かを話しかけている。多分、「彼は一体どうしたの?」とかそんなことを尋ねているのだろう。
展望台にいた他の観光客も怪訝な顔をして私を見ている。展望台中の人間の視線を独り占めすることに成功した私は構わず続ける。

それから、私から金をむしろうとしたクソ警官についてもお願いがあります。
カザフスタンの名誉のため、あのクソったれのバカ警官どもをひとり残らず粛清してラーゲリ送りにしてください!


間髪置かず後ろから「無理です!そんなの無理です!」とツッコミを入れるガイド嬢。
事情を知っているヨーコ嬢は体を折り曲げてクククと笑っている。
まあ、ここまでやれば十分だろう。今日はこのへんで勘弁してやる。
台座から降りてヨーコ嬢の元へ戻ると、彼女は開口一番刺激的な台詞を言い放つ。

「あなたがボラットよ!」

いいねぇ、素晴らしいね!
私の突飛な行動はかなりウケたらしく、クールな彼女にしては珍しく笑いが止まらない様子。
一方、ガイド嬢は私がどんな目に遭ったのに気になるようで、色々と質問してくる。ヨーコ嬢がひとしきり説明した後、真面目な彼女はこう言ってにゃおんちゃんを慰めた。

「警官はね・・・警官だけはどうしようもないのよ。でもカザフスタンには美しい自然があり、親切な人々が大勢いるわ。あなたはここに来て何か素敵なものを見つけましたか?私はあなたがこれからこの国で素敵な体験をできるよう祈っているわ」

何だか彼女が可哀想になってしまい、今度はにゃおんちゃんがカザフスタンで体験した楽しいことをたくさん話して彼女を慰める番になってしまった。
あれ?こんなはずじゃなかったのだが・・・。



≪つづく≫

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23:55  |  2009カザフスタン・南朝鮮  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

にゃおんちゃん、あなたこそ「ボラット!」です!
Romanov |  2010年08月28日(土) 15:33 |  URL |  【コメント編集】

ヤグシェマーシュ!
にゃおんちゃん |  2010年09月07日(火) 00:09 |  URL |  【コメント編集】

ヤグシェマーシュ

相変わらずにゃおんちゃんらしくて今回も面白いです。
ボラットはマジでガチで笑えましたね。
『ヤグシェマーシュ』って本当のカザフ語ですか?
この単語自体はほとんど記憶にないのですが。
では、つづきを期待しています。
Romanov |  2010年09月08日(水) 11:00 |  URL |  【コメント編集】

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