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2010.07.15 (Thu)

2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第14回)

長らくお待たせしました。カザフスタン旅行の続きです。

◆カザフ人のお宅ご訪問

MEGAモールでお買い物を終えると、ヨーコ嬢は私の腕を引っ張りズイズイと外へ進む。
あの、どちらへ?
「私のお爺ちゃんの家」
えぇぇ?聞いてないんですけど?
「あんた、カザフスタンの伝統料理食べたいって言ってたでしょ?だから、頼んで用意してもらってるの。ほら、さっさと行くわよ」
嬉しいんだが、心の準備が・・・。そういうことは早く言ってくれ。

外へ出ると駐車場に見覚えのある車が停まっており、そこにはトギー嬢が。もうすっかり我々のお抱え運転手である。ヨーコ嬢の人使いの荒さは相当なものだが、トギー嬢から文句を言われないのだろうか?
一度アジトへ戻り、日本から持参した鮭トバを持ってお爺ちゃん宅へ。お爺ちゃんは敬虔なムスリムだから酒は飲まない。酒の肴にはならないが、おやつ代わりにはなるだろう。


車で20分ほど走ると、いかにも旧ソ連式の高層アパートが立ち並ぶ団地にたどり着いた。途中でイシム川を渡ったので、ここは川の東側にある古くからの住宅街のようである。ヨーコ嬢に確認すると、やはりこの辺りはアスタナが首都となり大規模開発が始まる前からある古い団地だそうだ。彼女はこの地域で生まれ育ったという。
団地の敷地内にある小さな公園で遊ぶ子どもの姿が見えたり、仕事を終えて帰宅するお父さんが歩いていたり、一見した感じでは日本の団地と印象は変わらず、生活の匂いがするのでとても落ち着く。さっきまでいたMEGAモール周辺の奇妙な建物が立ち並ぶ地区とは大違いである。
トギー嬢は我々を送り届けると、すぐに帰ってしまった。いやー、コキ使って本当にすまん・・・。

さて、緊張しながらおうちに入ると、40代の女性が出迎えてくれた。ヨーコ嬢のおばさんだそうだ。
奥へ進むと、お爺ちゃんとお婆ちゃんに、さらにおばさんもうひとり。しばらくすると、ヨーコ嬢のお母さんと妹、さらに従兄弟までやって来た。き、緊張する・・・。
ヨーコ嬢の友達が日本から来たというので、皆興味津々で集まってきたのだという。彼女さん曰く、「爺ちゃん・婆ちゃんとお母さんにしか話してないのに、お母さんが皆に言いふらしてこんなに集まった」とのこと。
お爺ちゃんへお土産を渡し、鮭の乾物であることを説明すると、「ワシは魚が好きなんだ」と気に入った様子。

ちなみに、ヨーコ嬢の妹は19歳の女子大生で、姉妹だというのにまるで似てない。お母さんと妹がそっくりなので、ヨーコ嬢はお父さんに似たのだろう。顔だけじゃなく性格もまるで違うようで、自由奔放で感情の起伏が激しいヨーコさんとは対照的に、妹はおとなしい感じ。

アスタナ郊外の古い団地
アスタナ郊外の古い団地。庶民の営みが感じられて落ち着く場所です。


挨拶を終えて皆で料理を食べる。テーブルいっぱいに料理が並んでいるが、メインは「ベシュパルマク」。平打ちパスタ状の麺の上に、タマネギやキャベツと一緒に油炒めされた羊肉、そして馬肉のハムが乗ったもので、カザフスタンの伝統料理で最もポヒュラーなものだという。
ベシュバルマクの「ベシュ」は指のことで、素手でそのまま掴んで食べるのがカザフスタイル。お爺ちゃんも、「ほら、こうやって食うんだ」と言いながら手でつまんでモグモグ食べている。ヨーコさんからフォークも用意していると言われたが、郷に入りては郷に従えだ。ここはにゃおんちゃんもカザフスタイルに挑戦。

使っている食材から見てマズいはずはないだろうと判断し、躊躇せずに口に放り込む。
お?これは美味い!「日本人が毎日こんなものを食ったら腹壊すのは確実」というくらい脂っこいが、塩気が効いていて美味い。
ヨーコ嬢は「日本料理と違うから・・・」と心配していたが、そんな彼女の心配とは裏腹にロシア語で「おいしい、おいしい」と連呼しながらバクバク食いまくるにゃおん氏。ヨーコ嬢一家も満足したようで、徐々に打ち解けていい雰囲気になっていた。

爺ちゃんは口数が少ない人なのだが、にゃおんちゃんが食べるのを止めるたびに「ほら、もっと食え」と促す。スパシーバと返事をしていたにゃおんちゃんだったが、そのたびに妹がオロオロしながら何かを言ってくる。
ヨーコ嬢に尋ねたところ、「カザフ語でありがとうって言ってあげて」とのこと。爺ちゃんは自分がカザフ人であることに大変な誇りを持っていて、頑としてロシア語を喋らないのだという。その場でヨーコさんと妹からいくつかカザフ語を教えてもらっていると、今度はお婆ちゃんが「ヤギのお乳のお茶は飲むか?」と尋ねてくる。もちろん頂戴いたします!

お茶を貰った際にカザフ語で礼を言うと、お婆ちゃんはなんと英語で「Thank you」と返してきた。これには一同びっくり。「婆ちゃん、一体いつそんな言葉覚えたの?」と大騒ぎになる。
お婆ちゃん曰く、私とヨーコさんの会話を見て覚えたのだという。なんとまあ耳と記憶力の良い婆様である。にゃおんちゃんなんか単語を教えてもらっても5分で忘れてしまうというのに・・・。

ベシュパルマク
これがベシュパルマク。美味しかったです。


やがて、たらふく食ってお腹いっぱいになるが、お爺ちゃんは相変わらず「食え、食え」と言い続ける。うちの爺さんや婆さんも同じことを言う。老人が若者にモノを食わせたがるのは万国共通なのだろうか?
女性陣がデザートを勧めてくれたのだが、これが激甘な代物で殆ど食えず。どの料理も美味しかったが、これだけはダメだった。甘いものは苦手という訳では無いのだが・・・。

しばらくすると、お爺ちゃんは今度はアルバムを持ってきて写真を見せ始めた。いくつかの写真を指差し、「この人は日本人だ」という。お爺ちゃんは昔JICAと仕事をしたことがあるそうで、「日本人は真面目で優秀だ」と褒めていた。
にゃおんちゃんもリタイヤしたらJICAのシニアボランティアになってどこかに行こうかな。先日、仕事の研修で一緒になった上司とそんな話をしていたのだが、にゃおんちゃんは選り好みが激しいのでダメかもしれない。
カザフスタンならどうかって?はい、OKですよ。でも、その頃のカザフスタンはJICAの助けは不要な国になっていると思うが。


2時間半ばかりお邪魔した後、失礼することに。帰り際にヨーコ嬢の従兄弟のブゲンバイ君(仮名)から、「今度はうちに遊びに来て」と誘われる。
ブゲンバイ君は高校生の男の子なのだが、イギリスに短期留学した経験があり、結構英語が上手い。サッカーや外国の話で仲良くなったので、また会って話をしたいのだという。こらちは特に予定は無いので、「都合のいいときにヨーコさんに連絡して」と伝えて別れた。

いやー、楽しかった。基本的には一人で旅するにゃおんちゃんは、レストランでの会食くらいならたくさんあれど、こんな風に現地の人に自宅に招待される機会はそうそうあるわけではない。
いい時間を過ごさせてもらいました。ありがとう。

帰りはヨーコ嬢のもう一人のお抱え運転手コーラ君に送ってもらい帰宅。
寒いので出歩く気にもならず、ウォッカを飲みながらテレビを見て過ごす。

こっちの料理は名前が分かりません
こっちの料理は名前が分かりません。



≪つづく≫

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21:33  |  2009カザフスタン・南朝鮮  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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