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2009.11.19 (Thu)

2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第11回)

◆ゲーセンに悲鳴が轟くとき

ヨーコ嬢によって観光を打ち切られ、アパートへと連れ戻されたにゃおんちゃんは寿司を食いながら彼女と雑談していたが、やがて日が暮れて外が暗くなると、ヨーコ嬢は突如としてあるプランを切り出した。
「ねぇ、ゲーセン行かない?」

ゲ、ゲーセン?カザフスタンにもそんなものあるんですか?まさかカジノのことじゃないでしょうね?
ここカザフスタンでは見かけないが、バルト三国やウクライナでは街中でカジノを結構な確率で見かける。もっとも、カジノといってもラスベガスやリノにあるような豪華で巨大なものではなく、日本人の感覚で言うとゲーセンみたいな感じ。でも、中には一応スロットマシーンなんかが置いてあって、メダルは換金できる。
まあ、暇だし行ってみるか?

ヨーコ嬢はどこかへ電話すると、出かける準備を始めた。あの・・・どちらへ?
「トギーを呼んだのよ。彼女、近くにいるからすぐに来るって」

やがてやって来たトギー嬢の車に乗り込み、昨日行ったナイトクラブのそばにある「MEGA」というショッピングモールへ向かう。あー、そういえば昨日車からチラっと見えたな。
10分も経たないで到着したMEGAは、日本のジャスコなどよりは全然小さいものの、とてもカザフスタンにあるとは思えない(馬鹿にしすぎだって?)ガラス張りが近代的な雰囲気を醸し出す、お洒落なショッピングモールだった。
1階はスーパーマーケット、2階は専門店街、3階に映画館やゲーセン、さらにボーリング場があるというつくり。丸1日過ごすには小さ過ぎるが、映画見てゲーセンで遊べば半日くらいは余裕で潰せる。街中からもさして遠くないので、週末の夜にどこかで夕食を食べてから遊びに来るには丁度良い感じ。

MEGAショッピングモール
MEGAショッピングモール
ちなみに、ここから数百メートル南に行ったところにも大きなショッピングモールがひとつ、その向かいにも鳥かごみたいな形をしたショッピングモールがあります。作り過ぎだってば。


ゲーセンの名前は「BABYLON」。すごい名前である。空中庭園を意識して付けたのかもしれないが、バビロンは「退廃した都市の象徴」であることを知らないのだろうか?ゲーセンよりは歓楽街に付けたい名前である。
一見したところは大きなショッピングモールによくある屋内型アミューズメント・パーク。別におかしなところもなければ珍しいものも無い。アーケードゲームが置いてあるのが見えるが・・・あれ?カザフスタンって硬貨が無かったよな?コインでも買って遊ぶのか?

入口で突っ立って首を傾げていた私だが、そんな疑問はすぐに解決した。入口にあるカウンターで金を払って磁気カードを買って遊ぶ仕組みなのであった。恐るべしカザフスタン、中央アジアのど真ん中にある田舎と馬鹿にしていたが、こんなハイテクを導入していたとは。
でもこんなゲーム機が置いてあったりして、思いっきりずっこける。

頭文字D  ゲームするヨーコ嬢
左:頭文字Dのアーケードゲーム。「日本からそのまま持ってきました」って感じ。
右:運転ゲームに挑戦するヨーコ嬢。恐ろしく下手でした・・・orz


さて、それじゃここで何して遊ぼうかね?
「あたし、あれに乗りたい!」とヨーコ嬢が指差したのはフリーフォール。所詮屋内型なので高さはせいぜい15m程度。下から見上げる分にはたいしたものには見えない。これくらいならたいしたこと無いだろう。よし、乗るべ。
さして深く考えず乗り込んだにゃおんちゃんだが、てっぺんまで行ったところで激しく後悔することに。ヨーコさん、思ってたより高いんすけど、これ・・・。

と彼女に話しかけた次の瞬間、垂直落下が始まった。ゲーセン中に響き渡る私の雄叫び。
うおおおぉぉぉぉぉぉ!
恐るべきことに落下は1回では済まなかった。幾度も垂直落下の刑を食らい、私の雄叫びはいつしか悲鳴へと変わっていた。
ひぎゃゃゃぁぁぁぁぁぁ!ふぎゃゃゃぁぁぁぁ!

果たしてどのくらいの時間が経ち、何回落下しただろうか。やっと恐怖から解放されたにゃおんちゃんは呆然自失となっており、真っ直ぐ歩けないほどダメージを受けていた。
お、女の子ってどうしてこういう乗り物好きなんだ・・・。も、もう二度と乗らないから・・・な。


一発でヨレヨレになった私を見て哀れに思ったのか、続いて彼女たちが向かった先は3D映画のコーナー。メガネを掛けて見ると、映像が飛び出して見えるアニメを見ることができる小さな映画館である。
映画自体は面白かったし、確かに物体が飛び出して見えるので迫力はあったが、さっきの垂直落下でダメージを受けている私はまるで乗り物酔いをしたかのような気分になり、さらに調子が悪くなった。
次はもうちょっとマターリしたものにしようぜ・・・。

ヨレヨレを通り越してグッタリ状態に陥った私を見たカザフギャルズは、私を競馬ゲームのブースへと連れて行く。ああ、これなら大丈夫だ。3人で勝負したところトギー嬢が勝ち、係員から何やら景品を貰っていた。
店内を見渡すと、海賊の格好をしたスタッフがいて子供をあやしている。しかし、そのうちの1人の化粧が怖すぎて、子供は喜ぶどころか余計に泣き叫ぶという事態に。スタッフの彼が一瞬見せた悲しい横顔に、すげー哀愁を感じたにゃおんちゃんなのであった。

ゲーセンで遊んだ後、下のスーパーマーケットでお気に入りのポテトチップスを買って帰宅する。昨年、ベラルーシで見つけて以来すっかりお気に入りとなった一品である。あ、写真撮り忘れた・・・。

バビロンにあった子供用機関車
バビロンの城門ならぬ、バビロンの子供用機関車。にゃおんちゃんはこういうので十分なんです。



◆真夜中のカリヤン・ブルース

最初は帰宅するつもりだったが、ヨーコ嬢の提案で我々は「カリヤン・バー」へ向かうことになった。「кальян(カリヤン)」とはロシア語で水タバコのこと。カザフギャルズは二人ともタバコを吸わないのだが、水タバコはたまに吸いに行くのだという。そういや、水タバコはやったことが無いな。モノは試しだ、行ってみようではないか。
水タバコはアラブ圏で盛んだが、豚肉も食えず酒も飲めないうえにDQNだらけのアラブ圏に、にゃおんちゃんが行くことはまず無いだろう。金貰っても行きたくないような場所だもの。

そのカリヤン・バーは中心街へ車で15分ほど移動したところにあった。レスプブリカ大通りからそう遠くないはずだが、正確な場所は分からない。店の中へ入ると、バーというより食堂といった感じ。ただし、奥にイスラム風のカーテンとついたてで仕切られた座敷がある。そういや、バフチサライ(ウクライナ)で見たクリミア・ハーンの館はこんな感じの部屋がたくさんあったなぁ。
せっかくなので座敷に行ってみることにする。

ヨーコ嬢はどのカリヤンにするか私に尋ねてくるが、ロシア語で書かれたメニューを読めないうえにカリヤンをやったことが無いので皆目見当つかない。任せるよ、良きにはからえ。
とりあえず、にゃおんちゃんはウォッカを、カザフギャルズはジュースを注文して乾杯。昨夜、大虎と化したヨーコ嬢には絶対に飲ませないつもりだったが、彼女も酔っ払ってクダを巻いた自覚があるので、「今日は飲まない。昨日の私はバカだった」とシラフを貫き通した。
カザフギャルズの二人は会計士の学校でクラスメイトだったという。トギー嬢は今でも会計士の仕事をしているが、ヨーコ嬢は全然違う仕事をしている。ヨーコ嬢いわく、「選択を間違えた。私は会計士に向いてない」だそうな。

そんな話をしていると、カリヤンがやって来た。ギャルズがお手本を見せ、私も同じように吸ってみる。んー・・・いい匂いはするけど、それだけだなぁ。ヨーコ嬢は「リラックスするでしょ?」と言うが、それってカリヤンを吸うときに深呼吸するからリラックスするだけじゃないの?
「あなたは吸い方が足りないからよ!もっと深く吸って!」と叱られたにゃおんちゃんは、言われたとおり何度もスーハーするが、別に美味いとも思わないし、リラックスもしないし、何かが効いてる感じもしない。
選んだカリヤンが好みじゃなかったうえに私の反応が鈍いため、終いにはヨーコ嬢は「このカリヤンはダメね!」と怒り出した。選んだのはあなた自身でしょうに。ほんとにわがままな人だなぁ・・・。
ふと気がつくと時間は午前2時を過ぎており、ヨーコ嬢も眠いと言い出したので、帰宅することに。


アジトへ戻ったにゃおんちゃんはウォッカを飲み、MEGAで購入してきたポテトチップスを食いながら、テレビでサッカーの試合を見る。
あれ?去年の夏にキエフでも1週間毎日こんなことしてたよな?そういえばこのポテトチップス・・・去年ベラルーシで買ってすっかり気に入り、キエフに移動してからも毎日食べてたんだよな。

そういえばリナは元気にしているだろうか?数ヶ月前に話したときは、「まだ解雇されていないが、事務所の経営が厳しくていつどうなっても不思議ではない」と言っていた。失業してなきゃいいが・・・。
昨年秋のリーマン・ショック以降、ウクライナ経済は悪化の一途を辿り、通貨グリブナがガタ落ちとなって今ではデフォルト(債務不履行)寸前になっている。去年の夏に行ったときは物価の高さにヒーヒー言わされ、景気の良さを目に見えて実感させられたのに、ほんと世の中は一寸先は闇だ。

帰り道に撮った公園の写真
帰り道に撮ったどこかの公園の写真です。どこで撮ったものなのか、まるで思い出せません。



≪つづく≫

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テーマ : 海外旅行 - ジャンル : 旅行

22:57  |  2009カザフスタン・南朝鮮  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

カザフスタン楽しそうですね アスタナの緯度ってウランバートルと同じくらいなのに気温に関してはウランバートルよりも暖かいらしいですね
通りすがり一号 |  2009年12月07日(月) 00:15 |  URL |  【コメント編集】

●いいえ、全然 w

マトモな観光名所が無いんですよ。アスタナの場合はヘンテコな建物を見て楽しむという過ごし方がありますが、「私はネタのために旅行できる!」という物好きな人じゃないとお勧めできません。w
私はどこに行っても「せっかく来たんだから、何でも見てやろう」と思えるタイプだから平気ですが、普通に風光明媚なものを期待して行くと絶対に後悔します。

アスタナは冬になると最高に寒いときで-30℃を超えるらしく、そんな日は車のエンジンも掛からず、学校も職場も休みになってしまうそうです。それより寒いウランバートルって・・・。
毛ガニ村の-20℃がたいしたことないように思えます。w
にゃおんちゃん |  2009年12月07日(月) 23:35 |  URL |  【コメント編集】

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