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2009.07.15 (Wed)

2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(最終回)

2ヶ月ぶりの更新とは・・・ごめんなさい。
2008年の旅行記は今回で終了です。1年もかかってしもた・・・。

前回の続きです。

◆オボロン・スタジアムにて

サッカー・ウクライナ・プレミアリーグ、アルセナル・キエフ vs ゾリヤ・ルガンスクの試合を見に行ったにゃおんちゃん。幾多の苦難の末にやっと試合を見ることができた。
さてさて、どうなったことやら・・・。

アルセナル・キエフにゾリヤ・ルガンスク、どちらも万年中位のチームでタイトルを取ったことすら無い(ルガンスクは1972年にソ連リーグでの優勝経験あり)し、代表クラスの選手もいない。こんなマイナーチームを見る機会はもう二度と無いかもしれないので、しんどい思いをして見に来たが・・・試合が始まると予想通りレベルが低くてガックリする。

アウェイのルガンスクはガチガチに引いて守ってひたすらカウンター狙い、一方のアルセナルもサイドのスペースに味方を走らせてはそこにロングボールを入れるだけ。いくら欧州といえどもウクライナ・リーグ、しかも下位チームともなればこの程度ってことか。J2の甲府や湘南のほうがよほど面白いサッカーをしている。
しかし、そんなレベルのチームでも選手の「止める・蹴る」という能力は比較的しっかりしていると感じた。場所によっては芝がかなり荒れているのだが、トラップを思いっきりミスったりボールの処理にモタつく場面はあまり見かけない。J2でも下位ともなれば「こんなのでもプロになれるのか?」と思うほど下手な選手がいたりするが、この両チームにはそういう選手は見当たらない。やっぱり、「腐っても欧州」ってこと?

中盤省略の縦パスサッカーを見せられて最初はガックリしたにゃおんちゃんだったが、選手のレベルは意外に低くないことと、スタジアムの長閑な雰囲気に気を良くして機嫌が良くなる。野郎どもが熱い応援を送ってたディナモ・キエフの試合とは異なり、ここのスタジアムには老若男女が詰め掛けていてプロらしからぬ長閑な雰囲気が漂っている。何だか、近所のグラウンドに高校サッカーの試合を見に来たような気分に・・・。
それにしても、いやーやっぱり生で見る試合はいいね。レベルの高い・低いは関係ないよ。お日様の下、緑のピッチの上で繰り広げられるサッカーを見てるだけで楽しくなる。「Jリーグなんかレベル低くて見てられるか!」とお考えの皆さん、そんなこと言わずに一度地元のチームの試合を見に行ってくださいな。のんびりと眺めてるだけで、きっと幸せになれると思いますよ。


そんなにゃおんちゃんのささやかな幸せは、馬鹿野郎の心無いヤジによって一瞬で吹き飛んだ。

「モンキー!」

何事かと思って客席を見ると、にゃおんちゃんのいる場所からそう遠くない場所にいるウクライナ人のおっさんがヤジを飛ばしていた。

「モンキー!」

誰に向かって言っているのかと思いピッチを見ると、そこには黒人の選手がいた。そう、このおっさんはルガンスクのナイジェリア人DFハリソン・オモコがボールを持つたびに「モンキー!」とヤジを飛ばしていたのだ。アルセナルにだってブラジル人選手がいるだろうに、この馬鹿野郎・・・。
にゃおんちゃんの前に座っていたイギリス人らしき二人組はおっさんのほうを見ては眉を潜めて何かを話している。リナも「あんなこと言うなんて、どこの馬鹿?これだからウクライナ人は!」とおかんむり。

ここには鳴り物も大声援も無い。選手の叫び声や転倒したときの悲鳴が聞こえてくるくらい静かなのだ。当然、おっさんのヤジはオモコに聞こえているはずだ。
しかし、オモコはそんなヤジにも負けず、圧倒的な空中戦の強さでゴール前に放り込まれるボールをことごとく弾き返す活躍を見せた。リナも「彼は凄いわね!」と喜んでいる。


白/赤がアルセナル・キエフ、赤/黒がルガンスク


試合は結局1-1のドローで終わった。
誰がゴールしたか、誰が活躍したか、まるで覚えちゃいないが意外に楽しめた。
やっぱりサッカーはいい。

試合終了後、チケットの真ん中にデカデカと書かれている文字についてリナに尋ねてみた。これ、何て書いてあるの?
「招待券って書いてあるわよ」
あのダフ屋・・・招待券を20UAHで俺に売りつけやがったのか・・・。

アルセナルのユース所属と思われる男の子がアルセナルのバスの前で記念撮影している光景なんかを見て、ほのぼのしながら地下鉄駅へ向かったにゃおんちゃんだが、駅へ着いたところで肝を冷やす場面に遭遇した。
なんと、にゃおんちゃんの真後ろで乱闘が始まったのだ。すぐにリナを連れて走って逃げたので無事だったが、振り向きざまに見た限りではルガンスクのサポーターはいなかった。どうやら、アルセナル・サポーター同士の乱闘だった模様。ヤジを飛ばしていたおっさんといい、このチームのサポはDQNばっかりなのか?

帰りの地下鉄の中でリナが一言。
「ほらね、やっぱりこの辺りは治安が悪いのよ」
うむ・・・もう二度と来ることは無いな。


帰りにフレシャーティク通りのレストランで夕食を食べてリナと別れる。
明日はもう帰るだけだな。今回の旅行はこれでおしまい。
律儀なリナは明日空港まで見送りに来てくれるという。

  
左:ディナモ・キエフのレプリカ。背番号25 アルテム・ミレフスキー・モデルです。
右:アルセナルとディナモのマフラー。



◆またしてもお前らのせいで!

8月11日(月)
10時にキエフ駅へ向かい、南口からボリスピリ空港行きのバスに乗る。渋滞を恐れて早めのバスに乗ったが、道程は至って順調で1時間もしないで空港へ着いてしまった。これが日本の空港であれば、さっさとチェックインして荷物を預けた後でメシでも食いに行くのだが、この空港は「税関→チェックイン→出国」という順序なので、一度チェックインしてしまうとロビーに戻れない。
せっかく見送りに着てくれたリナをとっとと追い返すのも心苦しいので、出発90分前までカフェで話をする。最後は税関の手前で握手してハグしてお別れ。日本に来ることがあればビザの取得も手伝うし、色々サポートするから。本当に色々と世話になった。ありがとう。

しんみりしながらチェックインしたにゃおんちゃんだが、ボリスピリ空港の悪魔はにゃおんちゃんに余韻に浸る時間を与えなかった。出国審査場が大渋滞でとんでもないことになっていたのだ。いよいよヤバくなったら事情を話して先へ行かせてもらうことになるかも・・・。
出国審査を待つ人々の列は徐々に進んでいくが、どういう訳かにゃおんちゃんの並んでいる列だけはその速度が恐ろしく遅い。どうして・・・?

背伸びして前を見ると、また奴らがいた。そう、中国人だ。
どうしてお前ら、こんなところにいるんだよ!しかもゴチャゴチャと・・・何人いやがるんだ?お前らがいると渋滞するんだよ!お前らは家でおとなしくオリンピックでも見てろ。な?そうしてくれ、お願いだから!

またしても中国人のせいでイライラするにゃおん氏。そんな私の心境を知ってか知らずか、アロハシャツを着たウクライナ人のおっさんが話しかけてくる。
「俺はバカンスでこれからバンコクに行くんだよ。いやー、楽しみだなぁ」
何だか分からないが、何かを叫びたい衝動に駆られるにゃおんちゃん。


待つこと数十分、中国人どもは出国したようだが、にも関わらず列は一向に進まない。ついには前に並んでいたオランダ人達も騒ぎ出した。
「飛行機に乗り遅れちまう!」
「どうしてこの列だけがこんなに遅いんだ?」

そして、時間はついに出発15前を切った。あー、ほんとに乗り遅れる~!
彼らも同じ便に乗るのだろうか?オランダ人達も大騒ぎしている。
しかし、ファイナル・コールのアナウンスも無ければ、我々を呼び出すアナウンスも無い。もしかして出発が遅れているのか?頼む、そうであってくれ。

我々が出国審査をパスしたのは、にゃおんちゃんが乗るヘルシンキ行きの出発時刻と同じ13時50分。我々は半狂乱となり、オランダ人達は審査官に向かって悪態をつき始めた。
「お前は今日初めてこの仕事をしてるんだろう?だからそんなにトロくさいんだろ?」

ついでなので、にゃおんちゃんも一言文句を言ってから搭乗口へ向かう。
「もし飛行機に乗り遅れたら、お前のせいだからな。ヘルシンキ行きのチャーター機を用意しろよ!」


オランダ人達と共に全力疾走で搭乗口へ向かうと、そこには「搭乗口が○番に変更となりました」という表示が。だーっ!どーなってんだー!
再び全速力で空港を駆け抜け、目的のゲートへ到着すると、「14時10分出発」という表示が。どういう訳か知らないが、出発が20分ほど遅れているようだ。良かった、これならギリギリ間に合う・・・。

飛行機へ向かうバスに乗り込むと、そこには先ほど渋滞の元凶となった中国人どもが。全力で奴らにガンを飛ばして威嚇する。
中国人というのはどこまでも空気を読めない人種なのだろうか?全身から殺気を放つにゃおんちゃんに対し、中国人のおっさんが自分のチケットを見せながら話しかけてきた。多分、「ヘルシンキ行きの飛行機に乗るにはこのバスでいいのか?」とか、そんなことを言っているのだろう。どう見ても中国人、という風体の連中が他にウジャウジャいるのにどうして私に話しかけてくるのか。しかも中国語で。
ついにブチ切れた私は叫んだ。

I don't speak Chinese!!!

この中国人どもは一体何をしにウクライナへ来ていたのだろう?観光客には見えないが・・・?


これ以降のことは殆ど記憶に無い。
ヘルシンキ行きの便がウクライナ国際航空の運行便だったことと、またしてもヴァンター空港で美味しいサンドウィッチを食い損ねたことくらいしか覚えていない。
何はともあれ、8月12日(火)午前9時に中部国際空港へ無事到着。毛ガニ村の自宅へ着いたのはその日の夕方だった。

≪2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記 完≫


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テーマ : 東欧 - ジャンル : 海外情報

22:44  |  2008ベラルーシ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

おつかれさんでした!
公私ともにご多忙かもしれませんが
またいつか更新されるのを楽しみにしていますよ!
通りすがり |  2009年07月18日(土) 07:51 |  URL |  【コメント編集】

●ありがとうございます

ありがとうございます。
とりあえず、香ばしき国々を書き上げたのですが、怖くてまだアップロードできません。過疎ブログだった頃はやりたい放題だったのですが、いつの間にかアクセス数が増えておりまして、慎重になっております。
にゃおんちゃん |  2009年07月22日(水) 21:02 |  URL |  【コメント編集】

お疲れ様です。完走おめでとうございます。
いつも楽しみにしていました。

というか、また旅行の季節じゃないのですか?
楽しみにしていますww
たけし |  2009年07月25日(土) 16:58 |  URL |  【コメント編集】

●更新されてる!

時々見に来ては、「更新されてないなー。忙しいんだろうなー。」と思っていました。旅行記も香ばしき国々も楽しく読んでいます。余裕が出来たら、是非新しい記事をアップしてください。
keta |  2009年07月29日(水) 18:06 |  URL |  【コメント編集】

●更新しましたよー

>>たけしさん
ありがとうございます。
そのとおり、また旅行の季節です。ロクでもない国々で私の招致活動が始まっています。全部拒否して、ディズニーランドへ逃亡したい気持ちです。

>>ketaさん
はい、忙しいです。まさに「貧乏暇なし」です。
せっかく買ったのに聞いてないCDが山積みになっています。悲しいです。
でも頑張って更新します。
にゃおんちゃん |  2009年08月01日(土) 21:10 |  URL |  【コメント編集】

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