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2009.01.18 (Sun)

2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その29)

前回の続きです。

◆にゃおんちゃん、またナンパされる?

大祖国戦争博物館には、本館の他に屋外展示場と別館がある。屋外展示場にはソ連製の兵器がずらりと並んでおり、T-34やIS-3といったお馴染みの戦車はもちろん、Mi-24ハインドや「スターリンのオルガン」と呼ばれたBM-13カチューシャなどソ連を代表する名機を見ることができる。別館は国外での戦争に関する博物館で、正規軍が参戦したアフガニスタンはもちろん、軍事顧問団が派遣された朝鮮、キューバ、ベトナム、さらにはアンゴラ、エチオピア、シリアなどに関する資料が展示されている。
しかし、デジカメのバッテリーが尽きたので出直してくることにする。くぅ・・・。

博物館からマルシュルートカに乗って独立広場まで行き、適当に歩いて見つけたスタローヴァヤでお昼ご飯を食べる。また大衆食堂でメシ食ってるのかって?いいんだよ、俺は大衆食堂が好きなんだよ!食べ物に関してはとことん庶民派な私。「セレブの旅を目指す」などと言っていた去年の誓いはどこへ行ったのか。
キエフの目抜き通りであるフレシャーティク通りをブラブラ歩くと、いつの間にかベッサラブスキー市場まで辿り着いていた。独立広場からベッサラブスキー市場までがキエフのメインストリート。週末には道路が封鎖されて歩行者天国になる。
ベッサラブスキー市場は名前のとおりベッサラビア(モルドバの旧名)から来た行商人によって作られた市場で、ドーム型の建物の中に色んな店がひしめいている。売っているものはもっぱら生鮮食料品と日用品なので、にゃおんちゃんのような観光客が来ても買うものは無い。キャビアも売っていたりするが高い。キャビアを買うならロシアでどうぞ。

ベッサラブスキー市場の近くに行きつけのネットカフェがあるので立ち寄って時間を潰す。土曜日のアルセナル・キエフの試合について調べてみたが、試合会場がどこなのかよく分からない。ディナモスタジアムではないことは分かっている。となると、国立競技場か?以前に一度近くまで行ったことがあるので場所は知っている。ここからそう遠くない。しかし、あのスタジアムは2012年の欧州選手権に向けて改修中だったはず・・・。

ベッサラブスキー市場
ベッサラブスキー市場の入口。後日、通りがかった際に改めて撮影したもの。


結局、よく分からないままネットカフェを出て、外にあるベンチに座ってこれからどうするか考える。昨日会った日本語達者なウクライナ人アンナさんに電話してみる。彼女は丁度家にいたのでインターネットで調べてもらうが、やはり彼女も分からないという。土曜日にキエフで試合があることは間違いないのだ。うーむ、どこで試合するの?
彼女は本当に日本語が上手なのだが、まるでボビー・オロゴンのように時々強烈なボケをかます。笑いながら電話を切ると、若い女性がツカツカとこちらにやって来て一言。

「アナタ、ニホンジン?」

何ですか、このデジャヴな展開は!ここに座っていると日本語を話すウクライナ人に話しかけられる法則でもありますか?いや、去年の夏にここに座っていた際には自称イラン人の怪しい男やウクライナ人の子供に話しかけられている。いずれにせよ、にゃおんちゃんがここに座ると誰かが話しかけてくることになっているらしい。謎だ・・・。

彼女の名前はナターシャ。やっぱり日本に出稼ぎに行った経験があり、にゃおんちゃんがデカい声で日本語を話しているのを聞いて日本人だと分かったのだという。
残念ながら彼女はアンナさんのように日本語が上手ではなく・・・日本に行ったのはもう何年も前なのでかなり忘れてしまっており、片言程度しか話せない。にゃおんちゃんのロシア語と同レベル。あれ?ということは相当酷いじゃないか。おまけに彼女は英語もあまり上手ではないので、英語・ロシア語・日本語が混ざったとんでもない会話を強いられることになった。

「アナタ、ビジネスデ来タ?」
「いや、観光」
「ココデ、ナニシテル?」
「えーとですね・・・(アルセナル・キエフの試合について説明)」
「ワタシ、ワカラナイ」
「大丈夫、自分で探してみるよ」
「コレカラ、ドウスル?」
「博物館にでも行こうと思う」
「ソレジャ、ワタシアンナイスル」
「え?いいの?」
「ダイジョブ、スコシダケジカンアル」

というわけで、突如としてウクライナ人のガイドさんを得たにゃおん氏。今さらガイドなど不要なのだが・・・後でお金を請求されたりしないだろうな?



◆こ、これがデートなんですか?

ナターシャは5~6年前に東京のロシアパブで働いていたそうな。仕事は大変だったものの、生活自体は楽しかったらしい。しかし、ウクライナではロクな仕事が見つからないので、また近いうちにどこかへ出稼ぎに行くらしい。残念ながら日本ではないとのこと。
ちなみに、彼女はアンナさんとは違ってすごい美人である。アンナさんごめんなさい。

博物館に行きたいというにゃおんちゃんのリクエストに対し、彼女はウクライナ歴史博物館へ連れて行ってくれるという。実は一度行ったことがあるのだが、彼女の親切に報いるためにあえて何も言わない。まあ、もう一度見に行ってもいいだろう。
博物館へ行く途中、ソフィア大聖堂の前にあるボフダン・フメリニツキー像の前を通ると、ウクライナに来る日本人はよほど珍しいのか、彼女は私がウクライナについて何も知らないと思い込んでおり、つたない英語と日本語で親切に案内してくれる。キエフに来たのは今回で3回目なのだが・・・上手く伝わってないようだ。余計なことは言わず、ウンウンと頷く私。

ボフダン・フメリニツキー像
ウクライナ・コサックの英雄、ボフダン・フメリニツキーの銅像。

アンドレイ教会
ロシア皇帝エカテリーナ2世のキエフ来訪を記念して建てられたというアンドレイ教会。
中にはバカでかいイコンがあります。

歴史博物館へ行くが時間が遅すぎたようで、「もうすぐ閉館です」と追い返されてしまう。時間はもう16時半過ぎ。仕方がないのでその向かいにあるアンドレイ教会へ行き、丁度やっていたミサを見学する。が、ナターシャは興味無いようで、にゃおんちゃんが見学してる間、彼女はずっと外にいた。やる気があるのか、無いのか・・・。
続いて土産物屋が立ち並ぶアンドレイ坂へ向かうが、ピンヒールを履いている彼女にとってこの坂のボコボコの石畳はあまりに過酷で、もはや話をするどころではなくなっていた。少しでも歩きやすい場所を求めて道路を右往左往する彼女・・・。キエフへ行く女性の皆様、ハイヒールを履いて石畳のある場所へ行くのは止めましょう。


坂を下りるとそこはポディール地区。ドニエプル川沿いにある趣のある場所なのだが、ナターシャはくたびれてしまったようなので、喫茶店に入って一休みする。コーヒーを飲みながら色々と話をする。

「日本での生活は楽しかった?」
「うん、楽しかったわよ。東京は大都市で刺激的だったわ。」
「また来ないの?」
「今度は観光で行きたいわね。でも、難しい。」
「そうだね・・・。」
「あなた、結婚してないの?」
「してないよ。」
「どうして?」
「(うぅ・・・)まだ運命の人に巡り会ってないのだろう。」
「そう、頑張ってね。」
「ナターシャはデートしてくれないのか?」
「あら、これはデートよ?」
「えぇ?う、うん。そうだね・・・。(こんな唐突でやる気の無ぇデートがあるかよ・・・)」
「あ、私そろそろ行かないと。友達と約束があるの。」
「OK、それじゃ今度はいつデートしてくれるんだい?」
「そうね、考えておくわ。はい、これ私の電話番号。」

ナターシャ、彼女は一体何をしたくて私に声を掛けてきたのだろうか・・・。
帰国後、彼女から「今、パリで働いています」というメールが届いた。彼女に会いにパリへ行く気は・・・これっぽちも無い。


歩いて帰宅する途中、地下鉄テアトラリナ駅の近くで感じのいいバーを見つけたので立ち寄り、ウォッカやらビールやらを数杯ひっかけて上機嫌で帰宅。時間は21時、家の前まで来たところでリナ嬢から電話があり、「料理を作ったのでこれから持っていく」と連絡が入った。
辺りをウロつく怪しい若者に怯えながらアパートの前で待つこと15分、リナがやって来た。作りすぎたので、お裾分けしようと思って持ってきたのだという。にゃおんちゃんがロクなもの食ってないと思って気を利かせてくれたのだな。ほんとにすまんねぇ・・・うぅぅ。

彼女が持ってきた料理は・・・名前は忘れたが、ウクライナではポピュラーな料理だという。見た目はクレープのような感じなのだが甘いものではなく、中に挽き肉が入っている。美味しいことは美味しいのだが、とにかく脂っこい。
「すっごい脂っこいでしょ?ウクライナ料理ってどれも脂っこいのよ。だから、皆あんなにデブるのよ」

リナ、デブになる料理を俺に食わせてどうするつもりだ?

リナの手料理
リナの手料理。美味しいんだけど、とにかく脂っこくて2枚も食べれば、もうたくさんに・・・。


《つづく》

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22:03  |  2008ベラルーシ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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