2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.08 (Sat)

2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その19)

前回の続きです。

◆要塞の街、ブレストへ行く

8月2日(土)、日本を経って4日目。旅行はまだ1/3程度だが、ベラルーシについては既にお腹いっぱいになりつつある。次の行き先は未定だが、とにかくミンスクを去ることだけは決めている。
午前8時半に起床し、10時にオーナーに部屋を引き渡して退去。地下鉄に乗ってクパラウスカヤへ。ここには鉄道局の切符売り場がある。ミンスク駅へ行かないのは、多分駅の切符売り場は混んでいると予想したため。

クパラウスカヤの切符売り場へ行くと、ガラガラで誰もおらずほくそえむ。壁に掲示している時刻表を見ながら次の行き先を考える。次の行き先は南のブレストか東のゴメリやモギリョフあたりだろうか?ゴメリやモギリョフに何があるのかまるで知らないけど。しかし、北のヴィテプスクへ行ったところで、その先はスモレンスク(ロシア)かダウガフピルス(ラトヴィア)。ラトヴィアには興味ないし、ロシアはビザが無いので入国すらできない。西へ行けばヴィリニュスに戻ってしまうので論外。

時刻表を眺めていると13時半にブレストへ行く電車を発見。今からならご飯を食べてお買い物でもすれば丁度良い時間になる。ブレスト到着は18時だが、今の季節なら21時近くまで明るいのでホテルを探す時間もある。よし、決まり。ブレストへ行くことにする。
さて切符を買おうとするが、今回は昼間の列車なのでお約束のクペー(2等寝台)は無い。何も言わず係員任せにして発券してもらったところ、運賃は21,000BYR(約1,000円)と言われる。あまりに安いので「ああ、こりゃ3等座席かな・・・」と思っていたらチケットを見てビックリ。1等座席だった。
350km先の都市まで1等席で行って1,000円?本当に激安である。日本じゃグリーン席の切符代にもならん。

クパラウスカヤの切符売り場
クパラウスカヤの切符売り場


クパラウスカヤから駅へ向かう途中、本屋に寄って再びルカシェンコのブロマイドを探すがやはり見つからない。ルカシェンコは欧米諸国からの批判を気にして個人崇拝は慎むよう指示を出したらしいので、多分もう生産されていないのだろう。ベラルーシとウクライナの地図を見つけたので買っておくことにする。この先どこに行くか分からないのだから、地図くらい買っておいても損はあるまい。
グムデパートにも寄ってみるが、興味を惹かれたものは到底持って帰れないようなものばかり。結局何も買わず、駅近くのピザ屋で昼食を食べた後、列車に乗り込む。

クヴァスを飲んでは惰眠を貪ること4時間半、18時にベラルーシ南部の都市ブレストに到着。街の南側にある川を渡ればそこはもうポーランド。ポーランド行きの列車に乗ればここで台車交換の作業を見ることができるのだが、にゃおんちゃんはここで降りるのでそれは叶わず。というか、そもそもこの列車は終点がブレストだし。

※ヨーロッパの鉄道が標準軌(1435mm)なのに対してソ連の鉄道は広軌(1520mm)なので、接続駅で台車交換が行われる。列車の上部を持ち上げて固定し、台車を入れ替える作業を行う。日本じゃ絶対に見られないし、世界でもこんな作業をする場所はそんなに多くない。


列車を降りて駅舎へ向かう途中、若い女性に話しかけられる。しかし、ロシア語なので何を言っているのか殆ど分からない。唯一分かったのは「ブレストへようこそ」のみ。たどたどしいロシア語で「ワタシ、ロシアゴ ワカリマセーン」と言うと、その娘はどこかへ電話を掛けるとにゃおんちゃんに電話機を渡す。「相手は英語の分かる人だから話せ」ということらしい。
「俺は話すことなんか無いんだよ!あなたが何か話したいことがあるのでは?」と思いつつも電話を受け取り、状況を説明する。ところが相手はまるで英語が分からず、「お前、誰?」などとぬかしやがる。首を振りながら女の子に電話を突き返すが、女の子は「いいから、話して話して」というゼスチャーをする。だから、俺は何も話すことなんか無いんだってば・・・。

歩きながらそんなやり取りとをしていると駅舎に到着し、駅前に停まっている車の隅で子猫がグンニャリしているのを発見。きゃー!チビニャンコー!もはや意味不明なことを言う女に構っている場合ではない。女の子を置き去りにして一目散にニャンコの元へ。
ニャンコはにゃおんちゃんを見ても逃げることは無く・・・いや、それどころか抱っこしてやるとゴロゴロと喉を鳴らす。ブレスト駅前でニャンコと突然のラブラブタイム。通りがかりのおっさんが「お前の猫か?」と話しかけてきたので、二人して猫を撫でながらしばし世間話。おっさんはブレスト要塞への行き方を教えてくれたが、まずはその前にホテルを探さないと・・・。

ブレストで仲良しになったニャンコ様
ブレストで仲良しになったニャンコ様

と思ったが、せっかく駅に来たついでなので明日の電車を調べておこう。ここから先へ行くとすれば、南のワルシャワ(ポーランド)、西のグロドノ(ベラルーシ)、東のコヴェリ(ウクライナ)。しかし、グロドノ
は遠いうえに直通列車は無く、バスを利用することになる。バスでグロドノへ行ったところで、そこから先はやはりヴィリニュス(リトアニア)くらいしか行くところが無いので却下。
ワルシャワ行きは列車がたくさんあるので問題無さそうだ。一方、ウクライナ行きはちょっと厄介な様子。ロシア語に苦しめられながら窓口のお姉さんと話したところ、「直行便は無いので国境で乗り換え。あんたのような外国人旅行者向きではないのでバスで行きなさい」と言われる。一応、列車の時刻も教えてもらったが、乗り換え先での接続は悪そうだ。
うーむ・・・次はどこへ行けばいいのだろうか。明日の昼までに決めよう。


次の行き先をひとまず保留し、ホテルを探しに市街地へと向かう。旧ソ連の地方都市は街外れに駅がある場合が多く、駅前にはホテルどころかメシを食うところすらロクに無いのは当たり前。ブレストもそういう街で駅前には何も無い。跨線橋を渡って南へ移動したところに市街地がある。跨線橋の上からブレスト要塞が見えるかと思ったが、残念ながら緑の森が見えるのみ。
1939年のモロトフ=リッベントロップ協定によるポーランド分割後、ブレストはソ連領に組み込まれてドイツとの国境の街となった。1941年に独ソ戦が始まるとブレストは真っ先にドイツ軍の攻撃を受け、あっという間に破壊された。しかし、ソ連軍はここに築かれていた要塞に立てこもり、全滅するまで約1ヶ月半に渡って激しい抵抗を続けた。そのため、ブレストもミンスクやキエフなどと同様に「英雄都市」の称号を持つ。戦後、ソ連政府はわざわざ市街地を移動させてまでこの要塞の保存にこだわり、現在も博物館兼公園としてこの街を代表する観光名所となっている。

街角でバス待ちをしていたおばちゃん達にホテルを尋ねると、「インツーリスト・ホテルに行きなさい」と言われる。まあ、インツーリスト(かつてのソ連の国営旅行会社)系のホテルなら当たりは無いだろうが、外国人の利用も多いだろうからハズレもあるまい。
ブレストの街は碁盤の目状に整備された区画に中層ビルやアパートが立ち並び、街路樹がたくさん植えられていて緑豊か。でも戦後に再建された都市なので歴史的建築物は皆無、また地方都市なので雰囲気は寂しい。「リトアニアのシャウレイに似てるなぁ」と思いながら歩いていると、雨が降ってきた。そういえばシャウレイに行った時も雨が降ってずぶ濡れになったことを思い出した。しかし、今回はちゃんと傘を持っているので大丈夫。

ホテルへ到着し、フロントで空室を確認すると「1泊101,000BYR(約5,000円)」とのこと。安いとは言えないが・・・雨の中ホテルを探すのは嫌だし、どうせ1泊しかしないのでここに泊まることにする。
今夜の寝床を無事確保。しかし、雨は激しくなる一方でもう観光できそうにも無い。今夜はご飯食べてお酒飲んでおしまいかな?

ブレストのインツーリスト・ホテル
ブレストのインツーリスト・ホテル

ブレスト駅  指差しレーニン
左:ブレスト駅正面
右:ブレストにあったのは指差しレーニンの像


《つづく》

関連記事

テーマ : 東欧 - ジャンル : 海外情報

00:06  |  2008ベラルーシ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●なるほどです

いつも見ています。継続してアップ凄いです。僕も努力しないと・・・。最近寒いので風邪などに気をつけて下さい。また覗きに来ます。
アキオ |  2008年11月12日(水) 17:44 |  URL |  【コメント編集】

●いやいや、怠けてます w

ありがとうございます。
更新ペースがノロくて申し訳ありません。
にゃおんちゃん |  2008年11月14日(金) 21:59 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://powerpopisland.blog68.fc2.com/tb.php/323-3ec4d982

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。