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2008.09.17 (Wed)

2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その12)

前回の続きです。

◆トホホなベラルーシ

スヴィスラチ川を渡り、ミンスク市街の北側へやって来た。
この辺りはデパートやブティックなど小奇麗で雰囲気のある建物が並んでおり、まるでパリを彷彿させる・・・わけがない。しかし、圧政国家にいることを忘れさせるほど小洒落た雰囲気が漂う。
そんなお洒落なミンスクの街角でベンチに座ってコーラを飲む。

コカ・コーラ?いや、ベラ・コーラ

デザインもそのまんまだが、「ベラ・コーラ」と書いてあるので間違いない。こんなことして、よく訴えられませんね?朝鮮人じゃあるまいし、パクリは止めなさいよ、パクリは。
味のほうは、コカ・コーラよりあっさり・・・というかコカ・コーラを薄めた感じ。これで本家よりも美味しかったら褒めようもあるが、妙な薄味ぶりが安っぽくて涙を誘う。パクリ製品だけあって値段は安い。

ベラコーラ   レーニンの生首オブジェ
左:ベラ・コーラとベラルーシのラッキー・ストライク。
右:地下鉄駅のホームにあったレーニンの生首オブジェ。


ひと休みしてから地下鉄に乗って中心街へ。
ミンスクの地下鉄はモスクワやキエフと違ってそれほど深いところは走っていない。ソ連チックなものは全て撤去されたキエフでも地下鉄駅にはレーニンのオブジェが残っていたりするが、ここミンスクではどの駅にもソ連チックなオブジェが堂々と鎮座している。
ホームにある路線図の表示を見ていたら、「プローシチャ・ネザヴィーシモスチ(独立広場)駅」が「プローシチャ・レニーナ(レーニン広場)駅」になっていて驚く。ということは、独立広場も「レーニン広場」に改名されているのだろうか?
うーむ、さすがソビエト・テーマパーク。時代に逆行しております。

ちなみに、ロシアのKGBは「FSB( ロシア連邦保安庁)」と改名しましたが、ベラルーシは「KGB(国家保安委員会)」のままです。
次は「スターリン大橋」とか「トロツキー公園」を作ってください、ルカシェンコ閣下。



◆オイコラ警官との戦い

地下鉄を降りて独立広場へ行くと、大きな噴水や花壇があって豪華になっているうえに、地下にはショッピングモールができていて驚く。そうか、3年前にここをフェンスで囲って重機でほじくり返していたのは、そういうことだったのか。
噴水の周りには飲物やアイスクリームを売る屋台が並び、花壇には花が咲き乱れている。ベンチに座ってアイスクリームを食べながら談笑する家族や恋人達。えぇ風景や・・・。

しかし、そんな素敵な風景をぶち壊す巨大なレーニン像、そして刑務所や精神病院にしか見えないゴツい政府のビル。
どんなに素敵なものを見ても、これを見ると一気に気分が憂鬱になる。国家権力のシンボルタワーというか、ベラルーシの圧政の象徴というか・・・。同じ旧ソ連でもバルト三国はおろか、ウクライナにすらこんな威圧的な建物は無い。モスクワのルビヤンカ(旧KGB本部)に匹敵する。

独立広場の噴水と聖シモン・聖エレーナ教会
地下鉄駅は改名したのに、広場の名前は「独立広場」のままだった。

レーニン像と精神病院みたいなビル
レーニン像と精神病院みたいなイカツいビル。


レーニン像の写真を撮る際、後ろに回り込もうとしたところ、近くにいた警官に叱られる。しかも、さすが圧政国家のクソ警官と納得するくらい高圧的な態度。像の手前に階段があるのだが、「その階段から奥には行くな」と。要はレーニン像の後ろにある政府のビルに近寄られたくないのだろうが、階段からビルの入口まで30mくらいあるんですけど?ここからビルに向かって爆弾でも投げつけると思ってるのか?
そんなに近寄られて嫌なら大使館みたいにフェンスでも立てておけ、馬鹿野郎。

頭に来たので、「奥に行かなければいいんだろ?」と言わんばかりに左右にウロウロして写真をバシャバシャ撮影して挑発する。警官の顔つきが変わってくると、ニッコリ笑ってレーニン像を指差し「レーニン?レーニン?」。マヌケな(ふりをしてる)旅行者相手に怒るに怒れず、うんざりした表情でうなづくクソ警官。
「ルカシェンコ大統領はここでお仕事してるのかな?」とか「いやー、ここはほんとに綺麗な広場だねぇ」とか、警官に聞こえるようにデカい声で独り言を言っていると、にゃおんちゃんのウザさに耐え切れなくなったのか、しばらくすると警官は立ち去った。
バーカ、バーカ!俺はお前みたいに木っ端警官の分際で権力を盾にして威張り散らす野郎は大嫌いなんだよ!

ミンスクの中心街ではどこへ行っても必ず警官がいる。グルッと辺りを見渡して警官やパトカーの姿が見えないことは、まず無い。必ずどこかにいる。だから治安は良いのだが、実はその警官が一番タチが悪い。
以前、大佐に「ベラルーシは警官だらけだ」と言ったところ、「俺達を守ってるんだよ」という答が返ってきたことがあった。「本当にそう思ってるのか?」と問うと、彼は黙り込んだ。彼の沈黙が全てを物語っている。ベラルーシの警官は市民の安全を守るためにいるのではない。

広場を囲む刑務所みたいなビル
綺麗な広場の周りに立ち並ぶのは、こんな刑務所みたいなビル。台無しです。

聖シモン・聖エレーナ教会
ハゲの圧政によって血塗られた教会。
ウソです。「聖シモン・聖エレーナ教会」というカソリックの教会です。


《つづく》

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19:55  |  2008ベラルーシ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●独裁国家で何が悪いスペシャル

某局の「たけしの独裁国家で何が悪いスペシャル」にルカシェンコ閣下が登場したというのですが、私は見逃してしまいました。トホホ。にゃおん様のブログを読まさせてもらっておりますが、ルカシェンコ閣下やベラルーシの話を読んでいるとエキサイティングな気分になって興奮してワクワクしまいます。悪の独裁者で圧政国家だというのに。もっとも他の独裁国家だと深刻な気分になんなきゃいけないのでしょうが。
かわうそ |  2008年09月17日(水) 22:47 |  URL |  【コメント編集】

>>かわうそさん
ベラルーシが登場したのは第二回だったそうですね。見逃しましたよ・・・orz

ベラルーシは独裁国家ですが、治安もいいし暴政が行われているわけではないので、意外とマターリしてますよ。やたら警官が多かったり、何となく空気がドンヨリしていて威圧感はありますが、ジンバブエやリビアみたいに国と一緒にしたらルカシェンコが可哀想じゃないかと w

ベラルーシの政治体制は、資本主義に飲み込まれてグダグダになったロシアやウクライナを反面教師にしているような部分があるんじゃないかと思います。ソ連が遺したものの大半はロクでもないものですが、中には良いものもありますし、何と言っても彼らは長年その中で暮らしてきたわけですから。
金の亡者と化したロシアや中国に対し、ベラルーシは「俺達はいままでの暮らしができればそれでいいんだ。そっとしておいてくれ」と。そんな感じじゃないかと。
にゃおんちゃん |  2008年09月21日(日) 00:47 |  URL |  【コメント編集】

 今年のミンスクはかつてないほどの猛暑で、連日35度でした。
 この地下のショッピングモールは排熱がうまくいってないらしく、間違いなく40度は超えていました。サウナ?
 このショッピングモールはミンスクにはほぼ唯一と言っていいほど西側社会を感じさせる施設ですが、肝心なところがミンスク級。
べラファン |  2010年08月20日(金) 22:10 |  URL |  【コメント編集】

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