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2008.08.27 (Wed)

2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その7)

前回の続きです。

◆食堂無ぇ!喫茶も無ぇ!まったぐ外国人はオラ一人!

ベラルーシ国境にて係官に「保険買ってこい」と追い返されたにゃおんちゃんはリトアニアへと戻ってきた。国境を越えて最初の駅であるキエナという駅で降りる。
時間は正午。本来ならもうそろそろミンスクへ到着しているはずなのに・・・。

通常、リトアニアへの入国手続きを済ませてから列車を降りるのだが、車掌は駅へ着くと真っ先ににゃおんちゃんを降ろした。リトアニアの入国審査官が列車に乗り込んで来るよりも前に、である。ホームに立っていた係官が「おい、どこ行くんだ?」と言わんばかりに怪訝な顔をしてこっちを見ているが、何も言ってこないので知らん顔して駅舎へ入る。

キエナの駅は広くて綺麗だが、国境警備隊と税関の事務所を除くと窓口がひとつとトイレが一箇所。それ以外は何も無い。
窓口へ行き、アメリカ人のお婆ちゃんに教わったとおり「ワタシハ ベラルーシノ ホケンガ ヒツヨウデス」とたどたどしいロシア語で伝える。幸いなことに窓口のおばさんはすぐに理解し、保険の申込書を取り出して書類の作成を始めた。
おばさんは英語の辞書を取り出して「あー、うー」と言いながら一生懸命説明するが、やり取りしなくちゃいけないことなんて入国日と出国予定日、それから保険料の額程度。名前やら国籍やらはパスポート見れば分かるし。

にゃおんちゃんは別に困っていないのだが、おばさんは何を困っているのか隣の事務所へ行き、税関の職員を呼んできた。やって来たのは若い女性職員で英語を理解する人だったが、書類の作成は殆ど終わっているので今さら通訳してもらうことなど何も無い。
内容の確認?そんなの書類見れば分かるよねぇ?


というわけで、ものの10分で書類作成完了。保険料はたったの13LTL(約500円)。あたしゃこんな貧乏保険のために追い返されたんですか・・・。
ついでにミンスク行きの次の列車の切符も購入。これにて必要な手続きは全て完了。窓口のおばさんが親切な人で助かった。
しかし、次の列車は14時45分。こんな田舎で2時間半も何をして待てと・・・。

駅の外へ出てみるが、キエナは毛ガニ村の山奥にある限界集落よりもさらに田舎で何もありゃしない。こんな田舎に不釣合いなほどデカくて新しい駅舎が目立つ以外、本当に何も無い。最初は「いい機会だからリトアニアの田舎を満喫しよう」と思っていたが、あるものといえば学校と教会と家屋とニワトリ小屋くらい・・・。30分で村を一周してしまい、時間を持て余す羽目に。
お昼ごはんを食べようと思い、通りがかりのおじさんに「カフェかレストランはありますか?」と尋ねるが「そんなもん、ここには無ぇ」と即答され、やっと見つけた商店でパンを買って泣きながら食べる。美味しいものを食べたかったのに・・・。(;´д`)

アカゲビッチ大佐に電話し、ミンスクへの到着が遅れることを告げる。国境で追い返されたことを伝えて「KGBから国境警備隊に抗議してくれ!」と涙ながら訴えるが、「保険を買えたなら必要無いじゃん」と一蹴されて凹む。
やがて雨が降りだしてきたので駅へ戻り、入国審査官の詰所を尋ねて入国時に貰い損ねたスタンプを貰ったり、メモを取ったりして時間を潰すが、誰も来ないし何も無いのですることが無い。最後には駅のベンチで居眠りして過ごす羽目になった。
はぁ・・・何やってるんだろ、俺。

キエナの村
喫茶も食堂も無いキエナの村だが、電気はある



◆コミュニスト・チャイナにパンクはいねぇ!

居眠りすること1時間半、やっと列車がやって来た。列車はカリーニングラード発モギリョフ行き。担ぎ屋の巣窟からルカシェンコの生まれ故郷へ向かう何とも香ばしい列車である。
窓口のおばさんが雨の中わざわざホームまで出てきて、「この列車よ。あなたの乗る車両はあっち」と教えてくれた。本当に親切なおばさんで嬉しかった。
列車に乗り込むと乗客すし詰めの3等席へ案内され、周囲の視線を独り占めすることに。日本人がそんなに珍しいですか、皆さん?

再びリトアニアの出国手続きを済ませ、パスポートを見る。2008年7月30日に「キエナからリトアニア出国→同日キエナから入国→同日キエナから再出国」というマヌケな記録が残ってしまった。ヴィリニュス空港では「スタンプを貰えないのは寂しいなぁ」と思った私だが・・・こんなにいらねぇよ!


続いてベラルーシの入国手続き。やって来たのは午前中に事務所に連行された際、喫煙所でお喋りした係官である。愛想良く「ハーイ、戻ってきたよ」と言ってパスポートと保険の書類を渡すが、返事もせずニコリともせず執拗にビザとパスポートをチェックする係官。しまいにゃ虫眼鏡まで持ち出してビザのホログラムを確認する始末。

俺はそんなに怪しいのか、こら!

それでも何とかスタンプを押してもらい、16時にベラルーシ入国。ついに圧政国家へやって来た。
誰にも話しかけず誰も話しかけて来ず、ボケーっと過ごすこと3時間、19時にミンスク到着。3年ぶりに見るミンスク駅だが「帰ってきた!」なんて感慨は全く無く、あるのは今日1日を無駄にしてしまった怒りと疲れのみ。珍しい経験をしたと思って自分を慰めるしかない。

「駅まで迎えに行くよ」と言っていたアカゲビッチ大佐を探して駅をウロつくが、大佐の姿は無い。電話すると大佐は家にいた。しかも、「えーと、お前どこにいるんだ?空港か?」とトンチンカンなことをのたまう。昼間に国境で追い返された話をしただろうがっ!19時にミンスク駅に着くって言っただろ!
私のイライラは最高潮に達しつつあった。


駅前でタバコを吸いながら大佐を待っていると、女の子が話しかけてきた。
「あなた、どこから来たの?」
「日本」
「ふーん。中国かと思ってた。」

o(`ω´*)oブチッ

いいか、よく見ろ。俺の格好を見ろ。俺はパンクだ。コミュニスト・チャイナにパンクはいねぇ。だから俺は中国人じゃない。分かったか?

イライラしてるところに食らった支那人認定にキレて圧政国家の駅前で吼える私。最悪である。


ミンスク駅前のビル
ミンスク駅前のビルに今も残るベラルーシSSRの国章


《つづく》

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テーマ : 東欧 - ジャンル : 海外情報

23:58  |  2008ベラルーシ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

アカゲビッチ大佐いいキャラしてますねw

そういえば、私が仕事で同僚と一緒にラオスからタイに陸路で出国した際、
同僚が「しつこく質問された上に、おい中国人って言われた!パスポート見た癖に!」とお冠でした。
私はほぼスルーだったのですが。
しかし、翻っている鎌と鎚の共産党旗を生で見ると何か感慨が湧きますね。
名無しのイワンさん |  2008年08月30日(土) 11:20 |  URL |  【コメント編集】

向こうは「東洋人は全て中国人」だと思ってる人が多いです。日本という国の存在は知っているのにねぇ。

大佐の妹にも会ったのですが、妹も強烈なキャラでございました。
にゃおんちゃん |  2008年08月31日(日) 22:17 |  URL |  【コメント編集】

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