2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その2)
前回の続きです。
◆圧政国家への旅立ち(2008年7月29日)
7月29日(水)午前1時30分、自宅を出る。
にゃおんちゃんが住む毛ガニ村から千歳空港まで約320km。飛行機は朝8時なので余裕を持って移動するためにはこの時間に出発せねばらん。今日は千歳から名古屋、ヘルシンキ(フィンランド)を経由してヴィリニュス(リトアニア)まで行く。
フィンランドやリトアニアという素敵な国を素通りして、私が行くのは「圧政国家ベラルーシ」。何かが間違っているような気がしてならない。
2年前にバルト三国を旅行した際にもこの便を使っているのだが、大寝坊して飛行機に乗り遅れそうになっている。あの時は「ちょっと仮眠を」と思い寝てしまったのが失敗だった。よって今回は一睡もせず真夜中に家を出る。この時間に出ればゆっくり走っても十分間に合うし、途中で仮眠しても大丈夫だろう。しかし、仮眠してまた寝坊したら嫌なので一気に千歳まで走りぬける覚悟で家を出る。
愛車を駆り真夜中の田舎道をひた走る。道路は私の貸切状態と化しており、他の車を全く見かけない。真っ暗で怖いのでperfumeを歌いながら運転したのは内緒である。
ところが、家を出て1時間もしないうちに睡魔に襲われ、フラフラの状態で午前4時に某パーキングエリアに到着。1時間ほど仮眠する。しかし、学習機能を持つ猫にゃおんちゃんは同じ失敗を繰り返さない。ちゃんと1時間後にアラームをセットして寝る。
アラームの鳴る音で目が覚めると午前5時。やはり保険を掛けておいて正解だった。あのまま寝こけていたらまた寝坊したやもしれぬ。こういう部分では恐ろしく自分を信用していない私。たった1時間の仮眠だが、これで頭はかなりすっきり。
快調なドライブで午前6時半に空港へ到着。さして腹も減っていないのでタバコを吸ったり両替して時間を潰す。両替屋の前でユーロ(EUR)にするかUSドル(USD)にするか暫し悩んだ後、ユーロを選択。この日のレートは1EUR=173JPY。
3年前には1EUR=135JPY程度だったのに・・・酷すぎる。
午前8時発JL3100便で名古屋中部国際空港(セントレア)へ。チェックインの際にヴィリニュスまで発券できてしまった。つーことは名古屋で荷物のピックアップが不要。楽チンである。素晴らしい。さすがJAL様。
◆この日の禁句「どちらまで?」
午前9時45分、予定どおりセントレアに到着。次のフライトは11時なのでモタモタしている時間は無い。まずはレンタル携帯電話の手続きをする。
にゃおんちゃんはGSM携帯とウクライナの電話会社のSIMカードを持っているのだが、今回は長期間職場を留守にするので、不在の間に何かあるやもしれぬ。というわけで、いつでも職場と連絡が取れるよう日本の携帯も持っていくことにしたわけだ。
でも、職場からの電話は一度も来ず、掛かってきたのは全然関係ない人からばかりだったという・・・。
アカゲビッチ大佐への貢ぎ物として招き猫を購入した後、喫煙室に入り浸ってこれでもかというくらいタバコを吸いまくる。次に吸えるのは10時間後。はぁ・・・欧州は遠い。
でも、欧州でヘルシンキより近い乗り継ぎ場所なんてモスクワくらいしかないので、これでもまだマシなほう。「ヒースロー(ロンドン)やシャルル・ドゴール(パリ)で乗り換えするよりマシだ」と自分に言い聞かせて渋々機内へ向かう。
この日の機体は残念ながらムーミンの飛行機じゃなかった。普通に「Finnair」って書いてあるだけ。ちっ。
2年前は季節外れだったこともあり、4席独り占めして爆睡していたらいつの間にかフィンランドに着いていたが、夏休み真っ只中の今回はさすがに無理。ほぼ満席である。前回同様ロシアビザを持った団体旅行のおばちゃん達がたくさんいる。
いいなぁ、モスクワ。いいなぁ、サンクト・ペテルブルク。にゃおんちゃんがこれから行くのはミンスクだぜ、ミンスク。ミンスクにはクレムリンもエルミタージュもありゃしない。あるのは精神病院みたいな政府のビルと巨大なレーニン像だけ。
「どちらまで?」なんて尋ねられても、「ミンスク」なんて答えられねぇよ。十中八九「それ、どこ?」と言われるのがオチだろうし、ベラルーシがどんな国か知っている人ならば、私のことを「変人」と思うに違いない。
え?変人だろ、と?余計なお世話じゃ。
隣の席にいたのはストックホルム在住の日本人女性。なんと、にゃおんちゃんと同じ札幌出身。里帰りをしてこの飛行機でスウェーデンへ戻るのだそうだ。いいなぁ・・・スウェーデン。
にゃおちゃんはガキの頃にSILVER MOUNTAINやEUROPEが大好きだったので、スウェーデンという国には一方ならぬ思い入れがある。「白夜と森と美旋律の国」である。
DISMEMBER? CARNAL FORGE?
<∩丶`∀´> アーアー聞こえない聞こえないニダ。
「そんなに好きなら行けばいいじゃんね?」と言いたい人もいるだろうが、マックでハンバーガー食っただけで800円とか1,000円取られる国に、貧乏人のオイラが行けるとお思いか?にゃおんちゃんは「ソ連の安食堂でメシ食って300円」仕様なの!全部貧乏が悪いんだ!さようならスウェーデン・・・。
彼女とスウェーデン事情について話した後、案の定「どちらまで?」と聞かれたが、ミンスクと答えられず「えーと、ヴィリニュス・・・」と答える。う、嘘は言っていないぞ!
機内食を食ってワインを飲んだら一気に眠気が襲ってきた。そういや徹夜明けだった。
《つづく》
◆圧政国家への旅立ち(2008年7月29日)
7月29日(水)午前1時30分、自宅を出る。
にゃおんちゃんが住む毛ガニ村から千歳空港まで約320km。飛行機は朝8時なので余裕を持って移動するためにはこの時間に出発せねばらん。今日は千歳から名古屋、ヘルシンキ(フィンランド)を経由してヴィリニュス(リトアニア)まで行く。
フィンランドやリトアニアという素敵な国を素通りして、私が行くのは「圧政国家ベラルーシ」。何かが間違っているような気がしてならない。
2年前にバルト三国を旅行した際にもこの便を使っているのだが、大寝坊して飛行機に乗り遅れそうになっている。あの時は「ちょっと仮眠を」と思い寝てしまったのが失敗だった。よって今回は一睡もせず真夜中に家を出る。この時間に出ればゆっくり走っても十分間に合うし、途中で仮眠しても大丈夫だろう。しかし、仮眠してまた寝坊したら嫌なので一気に千歳まで走りぬける覚悟で家を出る。
愛車を駆り真夜中の田舎道をひた走る。道路は私の貸切状態と化しており、他の車を全く見かけない。真っ暗で怖いのでperfumeを歌いながら運転したのは内緒である。
ところが、家を出て1時間もしないうちに睡魔に襲われ、フラフラの状態で午前4時に某パーキングエリアに到着。1時間ほど仮眠する。しかし、学習機能を持つ猫にゃおんちゃんは同じ失敗を繰り返さない。ちゃんと1時間後にアラームをセットして寝る。
アラームの鳴る音で目が覚めると午前5時。やはり保険を掛けておいて正解だった。あのまま寝こけていたらまた寝坊したやもしれぬ。こういう部分では恐ろしく自分を信用していない私。たった1時間の仮眠だが、これで頭はかなりすっきり。
快調なドライブで午前6時半に空港へ到着。さして腹も減っていないのでタバコを吸ったり両替して時間を潰す。両替屋の前でユーロ(EUR)にするかUSドル(USD)にするか暫し悩んだ後、ユーロを選択。この日のレートは1EUR=173JPY。
3年前には1EUR=135JPY程度だったのに・・・酷すぎる。
午前8時発JL3100便で名古屋中部国際空港(セントレア)へ。チェックインの際にヴィリニュスまで発券できてしまった。つーことは名古屋で荷物のピックアップが不要。楽チンである。素晴らしい。さすがJAL様。
◆この日の禁句「どちらまで?」
午前9時45分、予定どおりセントレアに到着。次のフライトは11時なのでモタモタしている時間は無い。まずはレンタル携帯電話の手続きをする。
にゃおんちゃんはGSM携帯とウクライナの電話会社のSIMカードを持っているのだが、今回は長期間職場を留守にするので、不在の間に何かあるやもしれぬ。というわけで、いつでも職場と連絡が取れるよう日本の携帯も持っていくことにしたわけだ。
でも、職場からの電話は一度も来ず、掛かってきたのは全然関係ない人からばかりだったという・・・。
アカゲビッチ大佐への貢ぎ物として招き猫を購入した後、喫煙室に入り浸ってこれでもかというくらいタバコを吸いまくる。次に吸えるのは10時間後。はぁ・・・欧州は遠い。
でも、欧州でヘルシンキより近い乗り継ぎ場所なんてモスクワくらいしかないので、これでもまだマシなほう。「ヒースロー(ロンドン)やシャルル・ドゴール(パリ)で乗り換えするよりマシだ」と自分に言い聞かせて渋々機内へ向かう。
この日の機体は残念ながらムーミンの飛行機じゃなかった。普通に「Finnair」って書いてあるだけ。ちっ。
2年前は季節外れだったこともあり、4席独り占めして爆睡していたらいつの間にかフィンランドに着いていたが、夏休み真っ只中の今回はさすがに無理。ほぼ満席である。前回同様ロシアビザを持った団体旅行のおばちゃん達がたくさんいる。
いいなぁ、モスクワ。いいなぁ、サンクト・ペテルブルク。にゃおんちゃんがこれから行くのはミンスクだぜ、ミンスク。ミンスクにはクレムリンもエルミタージュもありゃしない。あるのは精神病院みたいな政府のビルと巨大なレーニン像だけ。
「どちらまで?」なんて尋ねられても、「ミンスク」なんて答えられねぇよ。十中八九「それ、どこ?」と言われるのがオチだろうし、ベラルーシがどんな国か知っている人ならば、私のことを「変人」と思うに違いない。
え?変人だろ、と?余計なお世話じゃ。
隣の席にいたのはストックホルム在住の日本人女性。なんと、にゃおんちゃんと同じ札幌出身。里帰りをしてこの飛行機でスウェーデンへ戻るのだそうだ。いいなぁ・・・スウェーデン。
にゃおちゃんはガキの頃にSILVER MOUNTAINやEUROPEが大好きだったので、スウェーデンという国には一方ならぬ思い入れがある。「白夜と森と美旋律の国」である。
DISMEMBER? CARNAL FORGE?
<∩丶`∀´> アーアー聞こえない聞こえないニダ。
「そんなに好きなら行けばいいじゃんね?」と言いたい人もいるだろうが、マックでハンバーガー食っただけで800円とか1,000円取られる国に、貧乏人のオイラが行けるとお思いか?にゃおんちゃんは「ソ連の安食堂でメシ食って300円」仕様なの!全部貧乏が悪いんだ!さようならスウェーデン・・・。
彼女とスウェーデン事情について話した後、案の定「どちらまで?」と聞かれたが、ミンスクと答えられず「えーと、ヴィリニュス・・・」と答える。う、嘘は言っていないぞ!
機内食を食ってワインを飲んだら一気に眠気が襲ってきた。そういや徹夜明けだった。
《つづく》
この記事のトラックバックURL
http://powerpopisland.blog68.fc2.com/tb.php/303-9af0f308



