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2006.03.21 (Tue)

閣下、当選おめでとう・・・では済まないのがこの国の選挙 - 2006ベラルーシ大統領選④

今日もベラルーシ大統領選ネタです。選挙は現職のルカシェンコ大統領の圧勝で終わりましたが、何やら香ばしいことになりそうな状況です。


まずは敗れたミリンケビッチのコメント。

ベラルーシ大統領選:野党のミリンケビッチ氏が本紙と会見

【ミンスク町田幸彦】ベラルーシ大統領選挙で野党勢力の最有力候補とされたアレクサンドル・ミリンケビッチ氏(58)は19日、ミンスク市内で毎日新聞と会見した。ミリンケビッチ氏は大統領選挙のやり直しを求め、「抗議運動を断固続ける」と強調した。一問一答は次の通り。

--野党勢力は投開票後、どうするのか。

◆人々は抗議運動に賛同する気持ちでいっぱいだ。ルカシェンコ政権が単に票だけでなく権力を盗み取ったと思っている。我々の仲間が選挙中に10人も逮捕された。だから、抗議運動を徹底する。


--これまで従順な国民に見えたが。

◆我々の社会がこんなに早く燃え上がるとは私も予想していなかった。国民は急速に政治に目を向け始めている。

--抗議運動に対してルカシェンコ大統領は「テロ活動とみなす」と言っている。

◆それは現政権の弱さを表している。彼らは国民と語り合うことができない。国民と真正面から向き合えないのだ。圧力を加えることだけを考えている。しかし、もはや恐怖政治ではルカシェンコ体制は勝ち続けられない。

--国際社会に訴えたいことは。

中央選管の発表する開票結果を信用しないでほしい。そして、ベラルーシの市民社会の声を支持してもらいたい。今、我が国には素晴らしい市民運動が生まれつつあるのだから。

2006年3月20日 毎日新聞



つづいて、見事当選したルカシェンコ閣下の勝利宣言。

ルカシェンコ氏が勝利宣言、野党の再選挙要求を拒否

【ミンスク=古本朗】ベラルーシ大統領選挙で3選を決めたルカシェンコ大統領は20日、ミンスクで会見し、「(野党候補による政権奪取の)革命は失敗した」と勝利宣言した。

一方、「政権側の選挙不正」を主張し、敗北を認めない野党候補陣営は20日以降も首都ミンスクで抗議集会を開き、再選挙の要求など政権に圧力をかける構えだ。

ルカシェンコ大統領は会見で、選挙前に米政府や欧州連合(EU)から、不公正選挙を懸念する警告を受けたことなどを念頭に、「選挙は前代未聞の圧力にさらされた」と不満を示した上で、逆に「ベラルーシ国民を結束させた」と自信を誇示した。

野党陣営の再選挙要求に対しては「対応する気もない」と一蹴(いっしゅう)した。

一方、今回の選挙で敗れた親欧米派のアレクサンドル・ミリンケビッチ候補(58)ら野党陣営が19日、ミンスク中心部で開いた1万人規模の抗議集会では、横殴りの吹雪の中、民主変革要求の青年団体「ズブル」の野牛をあしらった旗や、政権が旧ソ連共和国時代とそっくりの国旗を制定する以前の赤、白2色のベラルーシ旗が多数翻った。

「弾圧の恐怖も顧みず、これだけの数の市民が集まったのは初めて。きっと何かが起こる」と男性会社員(28)が顔を紅潮させて叫んだ。「何か」とは、ウクライナやグルジアで、政権の不正選挙に怒った市民の大規模街頭行動がもたらした政権交代劇を指す。

広場の大型スクリーンに、ルカシェンコ氏が投票する場面の録画が映し出されると、「恥を知れ」の怒号が巻き起こった。

だが、容赦ない野党・言論弾圧で国際社会から「欧州最後の独裁者」と非難されるルカシェンコ氏が君臨するベラルーシの情勢は、政権が街頭行動鎮圧を躊躇(ちゅうちょ)した政変当時のウクライナ、グルジアとは異なる。

「ルカシェンコ(氏)は、必要なら大流血覚悟で武力を民衆にぶつける。今夜の集会は少し彼を驚かせただけだ」と中年の夫婦が口をそろえた。大統領は選挙直前、「騒動を起こせば首をねじって始末する」と野党を恫喝(どうかつ)していたが、実際、19日の抗議集会が開かれた広場近くには、100台近いトラックやバスが特殊部隊などを乗せて待機したと報じられていた。

2006年3月20日 読売新聞



これを受けて、欧米諸国はさっそく動き出しました。

ベラルーシ大統領選挙は公正でなかった=米当局者が批判

【ワシントン20日】米国務省当局者は20日、ルカシェンコ氏が地滑り勝利で3選を決めたベラルーシの19日の大統領選挙が自由、公正だったしるしは全くなかったと批判し、米国はこれに対処してどんな制裁措置を取るか同盟諸国と協議することになるだろうと述べた。(写真は3選されミンスクで記者会見するルカシェンコ大統領)

同選挙については北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)、欧州安全保障協力機構(OSCE)も非難の声を上げていた。米政府はまだ公式には態度を表明していないが、国務省当局者は匿名を条件に、ベラルーシ政府が選挙前に取った行動は自由で公正な選挙にするとの約束とは違っていたと指摘した。


ルカシェンコ政権を欧州最後の独裁体制と呼んでいる米国は終始、同選挙が野党と独立系メディアに対する弾圧に彩られた不正選挙だったと非難していた。EU当局者たちは同選挙が恫喝の中で行われたと述べ、ベラルーシへの制裁を強化する方針を明らかにした。同国政治家を対象にしたビザ発給禁止の拡大などが検討されている。

2006年3月21日 時事通信


上の写真ですが、「当選したというのに、誰もわしを祝福してくれん・・・。わし、ちょっと寂しいぞ」と言っているように見えますね。w
さて、EUで検討しているベラルーシへの制裁ですが、既にルカシェンコ閣下と主要閣僚はビザの発給が停止されているので、その対象を拡大する方向のようです。相変わらず、閣下はEUにもアメリカにも行けないままです。主要国はロシアと中国しか行けないんですから、可哀想です。w
一方、ロシアはいち早くこの選挙結果を承認しています。

野党勢力は20日以降も500人程度が市内の「10月広場」にテントを張って抗議を続ける模様です。しかし、この集会が行われている「10月広場」、何だか見たことがある風景だと思っていたら、にゃおんちゃん行ったことがある場所でした。大祖国戦争史博物館の前にある大きな広場で、道路を挟んだ向かい側には綺麗な公園があるんですよ。何だかまた行きたくなってきたな、ミンスク・・・。

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