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2007.12.24 (Mon)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その40)

◆チェルノブイリ記念館にて

8月31日(金)
今日は今回の旅行の最終日。朝8時30分に目が覚める。普段は朝に弱くて起きるのに苦労しているのに、こっちに来るとロクに寝てないのにちゃんと目が覚める。何故だ。
明日は飛行機に乗って日本に帰るだけなので、今日のうちに用事を済ませておかないと。といってもお土産を買うくらいしかすることはないのだが。2年前に散々観光しているので、キエフ市内には今さら行きたいところなど特に無い。それに、どこへ行っても前回来たときのことを思い出してネガティヴになるだけだろう。
近所の食堂に行って朝ごはんを食べるが、相変わらず体調が悪い。すぐにホテルに戻って昼まで寝る。

昼過ぎに目が覚めるが、せっかくキエフまで来てホテルでゴロゴロして終わるのも勿体無いと思い、出かけることに。どこに行こうか暫し悩んだ末に、チェルノブイリ博物館へ行くことに。
本当はチェルノブイリ原子力発電所があった街プリピャチへ行きたかったのだが、旅行前に調べたところツアーの料金が高すぎて断念していた。チェルノブイリ周辺はウクライナ政府によって封鎖されているので、ツアーに参加しないと立ち入ることすらできない。

地下鉄に乗ってポディール地区(コントラクトヴァ・プローシチャ駅下車)へ移動し、チェルノブイリ博物館へ。余談だが、キエフの地下鉄はかなり深いところを走っており、ホームへ向かうエスカレーターの長さたるや凄まじい。なのでエスカレーターの速度もかなり速く、日本なら怪我人が続出しそうな速度なのだが、現地人は平気な顔をしている。

キエフの地下鉄
キエフの地下鉄駅。ホームは地中深くにあり、ホームへ向かうエスカレーターの速度たるや凄まじい。
有事の際には核シェルターとして使うことを想定して、こんな地中深くに作ったそうな。


博物館は地下鉄駅のすぐそばだった。建物の前にはチェルノブイリで使われたものらしき救急車や軍用ジープが並んでいる。中へ入ると、真正面におどろおどろしい天使の絵が鎮座していて、その前には汚染地区の閉鎖によって消滅した都市や村の名前が書かれた標識がずらっと並んでいる。いきなり威圧感ありすぎです。

博物館の前に並ぶ車両
年代モノのジープや救急車が並ぶ。写真には写っていないが、装甲車もある。

チェルノブイリ博物館のエントランス
中へ入ると、いきなりこんな絵がお出迎えしてくれる。怖いんですけど・・・。


1階はエントランスと事務所のみで、展示物は2階にある。階段を上って最初の部屋には発電所のミニチュアや作業服、汚染除去作業で亡くなった人の写真などが並んでいる。正直言ってたいしたものは無い。放射能に汚染されたものを持ち込めるはずもないので仕方ないとはいえ、ちょっと期待外れ。
唯一インパクトのあるものといえば、犬か何かの胎児であろうか。放射能のせいで奇形になっている。あまりにグロいので写真も撮らず退散する。グロいのには耐えられん。

オブジェその1  オブジェその2
左:作業服を着たマネキンと、作業に従事して亡くなった人の写真
右:何やらおどろおどろしいオブジェがあり、やはり亡くなった人の写真が敷き詰められている

オブジェその3
博物館の中はこんな様子。


その奥には原子炉をイメージした大きな部屋があり、真ん中にはぬいぐるみが積まれた船が置かれている。亡くなった子ども達への追悼なのだろうか?部屋の壁には反原爆・原発を訴えるポスターが掲示されている。
とはいえ、もはや人類の生活から原発を排除するのは不可能なのだ。電力需要は増す一方であり、その一方で化石燃料は高騰し、二酸化炭素の排出削減が叫ばれている。この相反する条件を解決してくれるのは原発だけ。水力や風力発電はクリーンだが、コスト高だし必要な量を確保できない。

にゃおんちゃんはチェルノブイリが原子力発電の限界とか敗北だとは思わない。あれは個々の問題が同時に最悪のパターンで結びついて起こった人災だ。もちろん、一旦暴走すれば制御することもかなわず、最後には爆発して放射能を撒き散らす。汚染された土地は数百年に渡って使い物にならず、生き物には子々孫々にまで及ぶ悪影響を与える。こんな恐ろしいものはそうそうあるまい。
しかし、我々は原発を排除するために自分の生活を犠牲にできるのか?無理だろう。ならば、より安全で完璧な原発の運用を目指すしかないのだ。

オブジェその4
原子炉をイメージした部屋の真ん中に、ぬいぐるみの乗った小船、その奥には亡くなった子ども達の写真が・・・。

オブジェその5
作業員が着ていた防護服。でも、汚染が酷いところではこれを着ていても防護しきれなかった。


《つづく》
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