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2007.12.17 (Mon)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その38)

◆キエフにて自己嫌悪に陥る

キエフへやって来たにゃおんちゃんはボリスピリ空港へ行くバスの時刻を調べると、続いてホテル探しに取り掛かる。勝手知ったるキエフの街なので、地図など見なくてもスイスイ移動できちゃう。2年経っても覚えてるもんだね。

独立広場(マイダン・ネザレージュノスチ)まで移動し、周辺の安ホテルをいくつか当たるが全て満室で断られる。「フレシャーティク」とか「ドニプロ」といったホテルは高いことを知っているので、最初から行かない。この周辺に今夜泊まれるホテルは無いことがはっきりしたので、次にどうするか決めなくてはならない。2年前に来た際にはベッサラブスキー市場近くの貸し部屋に滞在していたので、キエフ市内のホテルはよく分からない。どうしようか・・・?
ベッサラブスキー市場の近くにも安ホテルがあったことを思い出したので、キエフの目抜き通りフレシャーティク通りを歩いて向かう。たった2年なので街並みは変わっていないが、やはりあの時よりも活気があるような気がする。ウクライナの景気が良いのは知っていたが、たった2年でこうも雰囲気が変わるものだろうか?いや、それともにゃおんちゃんが旧ソ連仕様に慣れただけなのか?

ツム・デパート
キエフのメインストリート「フレシャーティク通り」に面する元ソ連の国営デパート「ツム・デパート」。
2年前はここでお土産を購入したが、今回は中にすら入らず。


フレシャーティク通り
フレシャーティク通りの様子。車道は8車線あり、歩道だけでこんな広い。
緑が豊かでいい感じですが、両脇に並ぶ建物はスターリン様式なのでゴツくて怖いです。


フレシャーティク通りを歩くこと15分、ベッサラブスキー市場までやって来た。にゃおんちゃんが2年前に棲息していたアパートはここのすぐ裏手。後で見に行ってみよう。
フレシャーティク通りからタラス・シェフチェンコ通りに入ってすぐのところにあるのが、「サンクト・ペテルブルク・ホテル」。キエフにあるけどサンクト・ペテルブルク。フロントに部屋があるか尋ねると、ツインしか空いていないという。部屋を見せてもらったが・・・広いけどボロい。2つ星のボロホテルのくせして、1泊400UAHもしやがる。こんなボロで1泊1万円かよ・・・。駅で会ったレバノン人の兄ちゃんが言っていたとおり、キエフの物価は上昇しているようで。これだけ急激な経済成長してりゃ当然だが。
駅周辺まで戻ってドミトリーでも探そうかと思ったが、ここに来て再び熱っぽくなっていた。ホテルを探して歩いている間にどんどん具合が悪くなっていくのが自覚できたほどだった。もういいわ、金に余裕あるし、ここに泊まることにする。どうせ他のホテルだって値上げしてるんだろう。

チェックインするとベッドに倒れこみ、1時間ほど横になる。だめだ、これは絶対に熱がある・・・。食事してから風邪薬を買ってこよう。そしてさっさと寝てしまおう。飛行機に乗るまでに治しておかないと、帰りのフライトで地獄を見ることになる。
幸いなことに、にゃおんちゃんはこの周辺に何があるのか知っている。どこにどんな食堂があるかも知っているし、薬屋がどこにあるかも知っている。何せ1週間毎日この辺りをウロウロしていたことがあるのだから。

最初はベッサラブスキー市場で食い物を買って部屋で食おうと思っていたが、少し休むと思いのほか気分が良くなったので、地下鉄フレシャーティク通りの近くにある美味しいスタローヴァヤ(カフェテリア形式の安食堂)に行った。目の前に並んでいる料理から自分の食いたいものを選べるので言葉の問題に悩まなくて済むし、この店は前にも来たことがあるので味も知っている。消化の良さそうなものを適当に選び、軽く食べて済ます。さぁ、薬を買いに行こう。
ご飯を食べるとさらに元気が出てきたので、薬屋を探しがてら少し散歩して帰ることにした。スタローヴァヤを出るとすぐに薬屋を見つけた。毎年風邪を引いているので、こっちに来て薬を買うのも慣れたものである。いや、こんなことに慣れたくないのだが・・・。

薬屋の前にいた犬
薬屋の前にいた犬。買い物をしていたご主人様を待っていた。

ウクライナ大統領官邸
寿司の食いすぎで顔面が崩壊したと噂されているユーシェンコ君の家。
そう、これがウクライナの大統領官邸なのです。

キエフの夕暮れ
フレシャーティク通りから一本奥に入ると坂道があり、そこを上るとこんな高台に出ます。
右に見える高い建物は独立広場の前に建っているウクライナ・ホテル。

かつての棲家
正面に見える建築中のビルの隣、白い建物がにゃおんちゃんが2年前に棲息していたアパート。


夕日に染まるキエフの街を見ながら2年前のことを思い出していた。かつて滞在していたアパートはまだ健在だったが、近くでは高層ビルが建築中、そしてにゃおんちゃんが毎日利用していたコンビニもどきの商店はぶっ潰れて空き店舗と化していた。
たった2年しか経っていないが、街には建築中の高層ビルが目立ち、キエフは着々と変わりつつあるようだ。

去年、2度目にヴィリニュスに行った際にはこんなに思い出に浸ることは無かったのに、どうしてここではこんなに後ろ向きになってしまうのだろうか?色々と忘れがたい思い出がある街ではあるが、失ったものは取り戻せないし、時間の流れを戻すこともできない。刺激的な毎日に興奮して有頂天になっていた2年前の俺。あの後、ズタズタになるなんて思いもしなかった。
別にあのときの自分にケリをつけるために戻ってきたわけではない。ただ単にここから帰りの飛行機に乗るから立ち寄ったに過ぎない。でも、誰かが待っていることを期待している自分がいる。もう誰も待っていやしないのに。

ウジウジしてる自分に気づいて激しく自己嫌悪に陥り、うなだれてホテルに帰ると布団をかぶって寝た。こんな気持ちになるためにウクライナに来たわけじゃない。キエフになんか来なきゃよかった・・・。


《つづく》

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 |  2008年01月08日(火) 18:36 |   |  【コメント編集】

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