2017年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2007.12.05 (Wed)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その35)

◆にゃおんちゃんは「お姉ちゃん」ではありません

公園をお散歩してすっかりほのぼのしちゃった我々は、明日のバスチケットを買うためバスターミナルへ向かう。本当はもう少し街にいたいのだが、キエフに行ってやりたいこともある。残された日数を考えると、明日には移動しなくてはならない。最初は列車の移動を希望していたのだが、アンドレイに「列車なんか不便で使えないぞ」と言われてバスで行くことになってしまった。
バスターミナルへ到着すると時刻は既に20時を過ぎていた。朝8時の便は既に満席。次の便のチケットを買おうとしたところ、窓口のおばちゃんに「夜中にならないと販売できない」と言われて追い払われる。これには地元民のアンドレイも「何て馬鹿げた発券システムなんだ!」とおかんむり。いいよ、にゃおんちゃんは列車で行くことにするよ。

マルシュルートカに乗って駅へ向かう。
律儀な日本人はマルシュルートカに乗るとすぐにお金を払おうとするが、別に急いで払う必要は無い。地元民は席に座ってからお金を準備する。座った席が運転手から遠い場合、お金は乗客の手渡しリレーによって運転手の元へ届けられる。これはウクライナでもモルドバでもバルトでも、どこでも一緒。にゃおんちゃんは運転手のすぐ後ろの席に座っていたので、後方部の座席からリレーされてきたお金がやって来た。お金を見ると二人分の運賃だったので、「ドゥヴァー(ロシア語で"2"の意味)」と言って運転手に渡す。何度も経験しているので、今となっては別にどってこと無い。何も言わずに目の前にお金を差し出してくるから、初めてのときは驚いたけどね。


ところが、この光景を見ていたアンドレイが笑い出した。

「まるでウクライナ人みたいだ!」

どこから見ても一目で外国人と分かるにゃおんちゃんが、お金手渡しリレーに平然と参加している姿が妙に可笑しく見えたらしい。 マルシュルートカでお金を手渡す姿が板についてきたってか?少なくとも、昨日この国にやって来たばかりのおのぼりさんには見えないってことだ。徐々にウクライナに馴染みつつあるようで・・・。

アンドレイの笑いは止まらない。隣の席に座っていた小さな男の子が、我々のやり取りを見ながらポツリと衝撃的な一言を放ったからだ。その男の子は、にゃおんちゃんを見てこう言った。

「お姉ちゃん?」

アンドレイはゲラゲラと笑い出し、周りの乗客からは「プププ」という押し殺した笑い声が漏れてくる。にゃおんちゃん、中途半端に髪の毛長いからな。でも、ヒゲ生えてるんだけど・・・。
ウクライナでは、ヒゲが生えていても髪の毛が長ければ女の子と思われるのだろうか?

キエフへの道を示す標識
キエフへの道を示す標識。明日はこの旅の最終目的地キエフへ向かう。


マルシュルートカを降りると、そこは鉄道駅だった。ポルタヴァ市内には二つの駅があり、我々がやって来たのは「ポルタヴァ・キエフスカ駅」。ポルタヴァなのにキエフという名前がついているのはホテルだけではなかった。
モスクワにはモスクワ駅は無い。「ウクライナ方面の列車はキエフスカヤ駅」、「サンクト・ペテルブルク方面の列車はサンクト・ペテルブルク駅」が発着、といった具合に方面によって発着駅が分かれているからだ。でも、ポルタヴァの二つの駅は同一路線上にあり、隣同士。何故?

そんなくだらないことを考えながら切符を買いに行くと、窓口のおばちゃんから「寝台列車とハードクラス、どちらにする?」と言われる。キエフまでの所要時間は約6時間。風邪をひいて体調が悪いことを考えれば寝台のほうがいいに決まっている。明日の朝7時発で、キエフには13時過ぎに到着。運賃はクペー(二等寝台)で98UAH。無事にチケットを買えてホッとする。これにて本日の用務は完了。

ポルタヴァ・キエフスカ駅
ポルタヴァ・キエフスカ駅。何の変哲も無い普通の駅だが、新しくて清潔。

ハリコフ-キエフを結ぶ列車
切符を買いに行った際にちょうどホームに停車していた列車。キエフとハリコフを結ぶ寝台列車だ。


無事用務を完了した我々は10月公園(「ファシストの軍隊」に強奪されそうになった黄金の鷲がいる公園)まで戻り、近くのレストランで食事をする。既に22時を過ぎていて二人ともグッタリ・・・などと言いつつ、しっかりステーキを食ったにゃおんちゃん。しかし、二人とも本当に疲れており会話が盛り上がることも無く、ぐんにゃりしながら妙なポーズで椅子に座ってビールを飲む。

一時間ほど休憩してからネットカフェへ行くが、例によって日本語を使えないので取り止め。バスが無くなるというので、0時近くなったところでアンドレイは帰宅することに。別れ際、彼は明日の朝6時半にホテルまで迎えに来ると言う。えー?駅へ行く道はもう分かったから大丈夫、一人で行けるよ。ゆっくり寝てなよ。
しかし、彼は「お前はゲストだ。俺はお前をきちんと接待しなくてはならないのだ!」と言い、頑として譲らない。うぅ・・・ほんとにええ人や。ありがとう、ありがとう・・・。

彼を見送った後、にゃおんちゃんもホテルに戻る。疲れていたうえに少し酔っていたので、道を間違えてしまい少々焦る。
キエフには行きたいが、本当はもう少しこの街にいたい。明日の朝にポルタヴァを去ることを決断したが、これでいいのか?と悩みながら眠りに落ちる。

《つづく》

関連記事
22:42  |  2007モルドバ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

残念すなー 笑
代吉 |  2007年12月06日(木) 19:33 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://powerpopisland.blog68.fc2.com/tb.php/250-21bcebc5

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。