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2007.11.09 (Fri)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その33)

◆ファシストの軍隊?

ポルタヴァ在住のアンドレイ氏と合流したにゃおんちゃんはマルシュルートカで市街地へ。まずはホテルを探さないとね。最初に行ったホテルは綺麗でこじんまりとしていて良い感じだったが、シングルルームは満室だったうえに予算オーバーなので却下。
続いて我々が向かった先は「ホテル・キエフ」。ポルタヴァにあるけどキエフという名前のこのホテル、外観や共用スペースはモルドバで泊まったホテルのように古ぼけているが、部屋はきちんと改装されて快適そう。風呂・トイレ・エアコン付きで一泊240UAH(約5,000円)。地方都市であることを考えると少し高め?とは思ったが、ここに泊まることにした。

チェックインを済ませると、早速街へと繰り出す。アンドレイが案内してくれるという。
ポルタヴァの街は緑が多く、建物も小奇麗。都会の喧騒とは無縁で、実にのんびりとしている。住むなら、これくらいの小都市のほうがいいのかなぁ?物価も高くないし環境も良さそうだし。
オデッサも綺麗な街だったが、あそこは観光地だからある程度綺麗なのは当たり前。ポルタヴァはああいう観光地の匂いはまったくしないにも関わらず、あまりに街が美しいので驚く。我が心の故郷リトアニアのヴィリニュスも大変美しい街だが、路地を一本裏に入ると今でもオンボロアパートが残っていたりする。リトアニア人の友人曰く、「独立前は街全体が古ぼけていたけど、独立後に急ピッチで改修・修復が進んで小奇麗になった」とのこと。
もしかしてポルタヴァも同じではないかと思い、アンドレイに尋ねたところ、「いや、俺が子どもの頃からこの街はこんな感じだったよ?」と言うではないか。えー?ソ連時代からこんなに小奇麗だったの?信じられないなぁ・・・。

小首を傾げているにゃおんちゃんを見ながらアンドレイは続けた。
「ここ、学園都市で大学とか多いんだよ。そんなこともあって優先的にお金を回してもらっていたのかもね。まぁ、その辺は州政府や市役所が良い仕事してきたんだと思うよ」
へー。人口30万人程度の地方都市にも関わらず、ここには大学が3つもあるのだ。しかも、そのうちのひとつはウクライナ陸軍の大学だという。
ウクライナ出身の将校でにゃおんちゃんが知っている人といえば・・・「スターリングラードの戦い」でスターリングラード方面軍を率いて戦ったアンドレイ・エレメンコ元帥くらいしか知らないが・・・。

ホテルの前で撮影
ホテルの前にあった時計塔。何の建物なのか、結局最後まで分からずじまい。


ポルタヴァの街の真ん中には公園があるのだが、ここが実に美しい。多くの市民がベンチに座ってのんびりと過ごしている。我々はその公園のすぐそばにあるカフェに入ってひと休み。二人ともロックが好きなので、「最近、どんなの聞いてる?」なんて話をする。すると、アンドレイは今年の「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」で2位となったVerka Serduchka(ヴェールカ・セルジューチカ)について語り始めた。彼はここポルタヴァの出身なのだという。バスターミナルからそう遠くないところにあるスーパーマーケットは彼の両親が経営しているのだそうだ。
どんな人か全然知らなかったので、帰国後に調べてみたところ、こんなのだった・・・。ぶはは、何だこれ。面白いじゃねーか。

公園のど真ん中にスタチューがあり、そのてっぺんには黄金の鷲の像が乗っている。アンドレイが鷲について説明してくれたのだが、その際に彼の何気ない一言にショックを受ける俺。

「あの鷲は黄金でできていて、独ソ戦の際にこの地にやって来たファシストの軍隊が持ち帰ろうとしたほどなんだぜ」

ファ、ファシストの軍隊?それってドイツ国防軍のこと?
「そうそう、ドイツ軍だよ」と答えるアンドレイ。

こっちではドイツ軍のことを「ファシストの軍隊」って言うのかぁ? ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
いや、確かにソ連は当時のドイツを「ファシスト」と罵る教育してたけどさぁ・・・。20代のあなたでもそういう言い方するのかい・・・。
ファシストの軍隊・・・なんか、すげー衝撃的な表現だよな・・・。

街の真ん中にある公園
ポルタヴァの街の真ん中にある公園。とても綺麗で居心地が良いです。

ポルタヴァのオペラハウス
ポルタヴァのオペラハウス。
この街のロックファンはこの建物の前でテープ・トレーディングや情報交換をしているらしい。

ファシストの軍隊に奪われそうになった黄金の鷲 撮影すると逮捕されるビル
左:これが「ファシストの軍隊」に強奪されそうになった黄金の鷲のスタチュー。
右:撮影すると逮捕されちゃうらしいビル


街を歩いていると、アール・ヌーヴォー様式の建物があったので写真を撮っていたにゃおんちゃん。すると、通りがかりのおねぇちゃん達がにゃおんちゃんに向かって「ここで写真撮ってる逮捕されるよ」と言うと、ゲタゲタ笑いながら行ってしまった。アンドレイも爆笑している。
状況を飲み込めず、ひとりポカーン( ゚Д゚)とするにゃおんちゃん。え?何で?

再び小首を傾げるにゃおんちゃんに向かって理由を説明。
「ここな、警備会社の事務所なんだよ」

ぶっ( ̄w ̄) 。そういうことか。
「KGBの事務所じゃなくて良かった」と言うと、アンドレイは再び爆笑しだした。


薄暗くなるまで市内を歩き回った後、ウクライナ料理の美味しいレストランへ連れていってもらって食事をした。料理は美味しく、値段もお手頃。ウェイトレスは民族衣装を着ていて可愛いらしく、文句なしに良いお店だった。街の中心部から少し遠いのが難点かな?

食事を終えると公園に戻り、ビールを飲みながら二人で話をしていたのだが、夜になると冷え込みが厳しく、最後にはクシャミを連発して鼻水を垂らしながらホテルへ戻る羽目となった。


《つづく》

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22:45  |  2007モルドバ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●うほ。

平和な滞在になりそですなー
後半まで波瀾万丈だったら嫌ですもんなw
DAIKICHI |  2007年11月10日(土) 00:56 |  URL |  【コメント編集】

KGBの事務所があんなに可愛かったら、そっちの方が怖い。
haru |  2007年11月10日(土) 21:18 |  URL |  【コメント編集】

>>代吉さん
ポルタヴァ滞在中は幸せでしたねぇ。この旅行中、一番穏やかな日々だったと言っても過言ではありません。モルドバで色々ありすぎたからねぇ・・・。
ウクライナに来て思ったのは、「何事もちゃんとしていて快適」という点。ウクライナのレベルでそんな風に思ってしまうのだから、モルドバがいかに酷かったか・・・。

>>haruさん
ベラルーシやリトアニアでKGBの建物を見ましたが、怖かったです。特にミンスクの政府機関の建物はKGBに限らず、どれも精神病院や刑務所みたいでねぇ・・・。
にゃおんちゃん |  2007年11月15日(木) 03:19 |  URL |  【コメント編集】

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