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2007.10.14 (Sun)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その26)

◆リヴァーディアで歯噛みする敗戦国民の子孫

さて、リヴーディアにやって来たにゃおんちゃんは入場券を買って入ろうとするが、係員が入れてくれない。なんでやねん、はよ入れんかい、こら。
憤慨しつつも様子を見ていると、人数がある程度まとまったところでグループを作って入場させていることが分かった。そして、各グループにはガイドがついている。

待つこと10分程度、やっと中に入れた。ガイドがつくといっても、ロシア語のガイドではにゃおんちゃんには何の意味も無い。まぁ、いいや。
最初の部屋は食堂。手前のテーブルで三国の首脳が会談をしたそうで、誰がどこに座ったかを示すプレートがテーブルの上に置いてある。奥にあるデカい広間は、各国のオブザーバーの待機部屋。でも、皇帝が食事をするときはこっちの部屋を使っていたのだろう。
その隣の部屋がルーズベルトの待機部屋だそうで、さらにその隣が合意文書にサインした部屋。「ちくしょー、こいつら・・・」と歯噛みしながら見て回る。同じグループのロシア人らしきお姉ちゃんがこっちを見て微笑んでいるが、「やーい、敗戦国民」とでも思われているのだろうか・・・。

三悪人の会談部屋
ここが三悪人が会談した部屋。左からスターリン、ルーズベルト、チャーチルの順で座ったらしい。

スターリンとルーズベルト
スターリンとルーズベルト。これに毛沢東が加わると、「20世紀最凶の悪人トリオ」が完成します。

調印の間
この部屋で合意文書に調印したそうな。アメリカ人がこの場にいたら、お説教すること確実。


1階はこれで終了。続いて2階へ進むが、2階にはヤルタ会談関連の展示は無くて、もっぱらニコライ2世一家に関する展示ばかり。
ニコライ2世といえば、皇太子時代に来日して警官に斬りつけられちゃったとか、空気を読めないドイツ皇帝ヴィルヘルム2世に戦争をふっかけられたあげくロシア革命が起きて退位する羽目になったとか、「可哀想」または「無能」みたいな印象しかない。
とんでもない奴も多かった歴代ロシア皇帝の中では、ニコライ2世は教養豊かな常識人なのだが、生まれた時代が悪かったとしか言いようが無い。ロシア帝国がいずれぶっ潰れるのは、時代の必然だったのだから。

ここが皇帝の別荘だったことから、この地でバカンスを楽しんだ皇帝一家の写真がたくさん飾られているが、写真を見ただけでニコライ2世が家族思いの優しいパパだったことが分かる。特に皇太子アレクセイと一緒に写っている写真なんて満面の笑みを浮かべていて、ただの子煩悩なパパにしか見えない。いやー、ニコライ2世のこと好きになっちゃったよ、俺。
皇帝家なんかに生まれていなければ家族と共に幸せな一生を送れただろうに・・・。合掌。

ニコライ2世が執務した机
ニコライ2世が執務に使用した机。

ニコライ2世の娘たち
ニコライ2世の娘たち。ボリシェヴィキの連中は、こんな子ども達まで皆殺しにした。


大きな建物ではないうえにガイドに従って移動しなければならないので、1時間程度で見終わってしまった。ついでなので、ここからそう遠くないところにある断崖絶壁の上に建つ古城『ツバメの巣』を見に行くことにした。
地図を持っていないのだが、たいした距離ではあるまいとタカをくくり、散歩がてら歩いて行くことにした。




◆遥かなるツバメの巣

クソ暑い中、「ツバメの巣」を目指して歩く・・・が、歩けど歩けど一向にそれらしきものが見えてこない。それでも、途中に土産物屋がたくさん並んでいたので安心していたのだが、そこを過ぎると途端に人通りが減り、やがて誰もいなくなった。だめだ、これは道を間違えたに違いない。
とはいうものの、海に沿って一本道を歩いてきたのだから、道を間違えようが無いのだ。考えられることはただひとつ、「そもそも方向が反対」。
仕方なくリヴァーディアまで戻るが、これで2時間をロス。ムキーッ!

来るときにマルシュルートカを降りた場所まで戻り、バスを待つ。同じ場所でバスを待っていた海水浴帰りの一家に尋ねたところ、にゃおんちゃんはやはり逆方法へ行っていたことが分かった。ここからツバメの巣まではそう遠くないものの、歩いて行ける距離ではないとのこと。
ちなみに、リヴァーディアから階段で崖を下りたところに海水浴場があるそうで、一家はそこに行った帰りらしい。

やがてバスがやって来たので乗り込む。
バスはすごい山道を進む。走り屋さんが喜びそうなヘアピンカーブがたくさんあるが、運転の荒いウクライナ人といえどもバスでドリフトするような無茶はしない。でも、朝鮮人ならやりかねない。
韓国へ行ったら分かるよ。あいつらの運転の荒さは尋常じゃないから。


さて、バスで15分ほど走ると「ツバメの巣」に到着。バスを降りるが、周りにあるのはデカいサナトリウムと土産物屋やレストランばかり・・・。
えーと、お城はどこ?・・・・・・ん?あれかーっ!

あんなに遠くにあるなんて・・・
バス停から見た「ツバメの巣」。あんなに遠くにあるなんて・・・。あそこまで歩いて行くのか・・・。

何の根拠もありゃしないのだが、バス停からすぐのところにあると思っていたので、一瞬マジで凹んだ。俺、あんなところまで歩いていくの・・・?クソ暑いうえに道を間違えて2時間も無駄に歩いた直後なのに・・・。
眼下には「ツバメの巣」へ向かう人々が歩いているのが見える。ここから階段を下りて数百mほど歩き、さらに階段を登らなくてはならない。

ここまで来ておいて「面倒だから帰る」と放り出すのもシャクなので、頑張って行くことにする。
転げ落ちたら絶対にケガしそうな急な階段を、ヒザをカクカクいわせながら下りる。歩き過ぎちゃって、もうダメなのよ、俺。
階段を下りたところには展望台のようなスペースがあり、その下には海水浴場があるのが見えた。岩場に囲まれた小さな入り江で、結構な人が詰め掛けている。

一休みしてから、今度は階段を登る。ヒィヒィ言いながら階段を登り、あともう少しで到着・・・というところで男が立ちふさがり、「チケットを買え」と言う。何だと?お城の中ならまだしも、お城のそばに行くだけで金を取るのか?
ここまで来て帰る訳にもいかないので、渋々払う。確か5UAH程度だったと思う。たいした額ではない。ちゃんと切符をくれるので、ヤクザのカツアゲという訳ではなさそう。


《つづく》

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