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2007.09.29 (Sat)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その19)

◆にゃおんちゃん、オデッサにてファビョる

無事ウクライナへの入国を果たした偽カザフ人(ボラット)の偽物(にゃおんちゃん)は、午前7時過ぎにオデッサ到着。バスターミナルの前に市場があり、早朝にも関わらずいくつかの店は既に開店しており、早朝だというのに人がごった返している。
ロクにまともな地図も持たずにこの街へやって来たにゃおんちゃんは現在位置すら把握できず、自分がどこにいるのかまるで分からない。「急いでホテルを探したところで、この時間ではチェックインもできまい。なーに、時間はまだたっぷりあるさ」と余裕ぶっこいて市場やその周辺をウロウロしていたら、あっという間に2時近くを無駄にする。

ウロウロしていたら駅を見つけたので、列車の切符を買いに行くことにする。ここには1泊だけして、明日の夜行でクリミア半島の都市シンフェローポリへ移動しようと思う。

オデッサのバスターミナル
オデッサのバスターミナル。変なデザインですが、小さな建物なので可愛いと言えないこともない・・・。

オデッサ駅
オデッサ駅。「バクザール(ロシア語で"駅"の意味)」としか書いておらず、実に男らしい。


さて、駅へやって来たがどこが窓口なのか分からない。さすがに国際線と国内線の違いくらいは分かるが、国内線だけでも窓口が7~8ヶ所ほどある。1番の窓口だけが異常に混雑しているが、他はそうでもない。適当に5番辺りに並んでみる。
待つこと約15分、にゃおちんゃんの番が回ってくるが「クペー(二等寝台)」と言ったら、「隣の窓口で買え」と言われて追い払われる。言われたおり隣の窓口に並び、さらに待つこと15分、「明日のシンフェローポリ行き、二等寝台の切符ちょうだい」と言うと、「1番へ行け」と言われて追い払われる。えー?さっきの窓口ではここだと言われたぞ?文句言うと「ここはリュクス(一等寝台)専用だ」と言われる。あのな、だったら誰が見てもそう分かるよう、どこかに書いておけよ。

結局、異常に混雑している1番窓口の列に並ぶ。他の窓口はせいぜい5~10人程度が並んでいるに過ぎないが、この列だけは50人以上並んでいる。諦めて帰ろうかと思ったが、これから予定があるわけではないし、後で売り切れて買えなくなったら大変なので、我慢して待つことに。
しかし、待てども待てども列は一向に進まない。ウクライナでは、田舎の鈍行列車ならいざ知らず、都市間を結ぶ夜行列車の発券は全てオンラインで行われている。そして、その端末は全ての窓口に置いてある。だったら、どの窓口でとのチケットを発券しても同じことじゃないのか?どうして、「ここは一等専用」とか分ける必要があるんだ?


待つこと1時間・・・。
にゃおんちゃんの近くに、小さな男の子を連れたシンディ・クロフォードそっくりの美しいお姉さんがいた。二人の会話を聞いていると、どうやら叔母と甥のようだ。男の子が何やらジョークを言うと、そのお姉さんは少し怒ったふりをして「こらー、そんなこと言うとお仕置きしちゃうぞ」と言いながら(推測)、男の子のほっぺにかじりつき、そしてぶちゅーっとキスをする。ああ、にゃおんちゃんはこの男の子になりたい・・・。

そんな妄想をしながら待つことさらに1時間・・・。
あともう少しでにゃおんちゃんの番だというところで、窓口が閉まった。昼食の時間なのだという。これでさらに20分待ちだ。切符を買いにここにやって来てから、もう3時間が経過している。お前ら、交代でメシを食うということを知らんのか、こら。
これには忍耐強い日本人のにゃおんちゃんもブチ切れ、「3時間もここで待っているのに切符1枚買えないなんて馬鹿げてる!」とファビョる。3時間だぞ!3時間!ふざけんな!と怒鳴り散らすが、周りの人はそんな俺をじーっと見ているだけ。にゃおんちゃんの前に立っていたおじさんが肩をすくめて「ここはウクライナだから仕方ない」と言う。

「ここはロシア(ウクライナ)だから仕方ない」

そう、ロシア人やウクライナ人と話すと、いつもこの台詞が飛び出す。そして、どんな馬鹿げたことや理不尽なことがあっても、彼らはこう言ってひたすら耐え、黙って待つ。お前ら、どうしてそんなに覇気がねーんだ?もっと住みよく便利な世の中にしようと思わんのか?ウォッカ飲んだら、キチガイみたいに暴れるくせに。文句を言う俺がわがままなのか?それとも黙って待ってるお前らがアホなのか?
言っておくが、待つのが嫌な人は旧ソ連諸国を旅するのは無理。どこへ行っても、何をするにも人が並んでいるし、待たされる。ましてや各地から旅行者が押し寄せ、街中が人でごった返しているハイシーズンのオデッサだ。待たなくちゃいけないのは理解している。しかし、3時間待っても切符一枚買えないってどういうこと?

窓口のおばちゃんの手際が悪いわけではない。そもそも、ひとつの窓口で捌ききるには人数が多すぎるのだ。なんで隣の窓口も開放せんのだ。
3時間も待ったのに、切符はものの5分もせずに買えた。



◆暑くて観光する気にならず

7時にオデッサに到着したのに、早くもお昼になってしまった。トローリーバスに乗って街の中心部へ移動し、ホテルを探す。
狙っていたホテルが満室だったので、近くの「パサージュ」というホテルに泊まることにする。187UAH(ウクライナ・グリブナ)で、風呂トイレは隣室と共用。しかもお湯が使えない。旧ソ連の大都市は街ひとつ丸ごとセントラルヒーティングになっているところが多く、夏になると発電所がお湯の供給をストップしてしまうので、自前の給湯設備を持たない施設はお湯を使えなくなってしまう。
街の真ん中で1泊4,300円のホテルなのだからこんなものだろう。どうせ1泊だけだし、めんどくさいのでここに泊まることにする。このホテルはアール・ヌーヴォー風のクラシックな外観を持つのだが、中までクラシックなままなのが難点。

お腹が空いたので食事に行くが、猛烈に暑い。オデッサの街は観光地だけあって綺麗に整備されており、緑が豊かでとても美しい。何だか南欧に来たような錯覚に陥る。えーと、ここウクライナだよね?
近くのレストランに行き、貧乏人のくせに70UAH(約1,600円)もするリブステーキを食う。ウェイトレスがウクライナの民族衣装を着ていて、とても可愛かった。


食事を終えるとSIMカードを買いに行く。買いに行くっていうか、ウクライナの大都市では街角で女の子が椅子に座ってカードを売っている。ウクライナの携帯キャリアは4~5社あるのだが、「life:)」というキャリアのカードが安かったので買う。25UAH(約600円)。
その場でカードを入れ替えていると、カード売りの女の子がモルドバのSIMカードに興味を示した。「それはモルドバのSIMカードだよ」と説明すると、「あなたはモルドバから来たの?」と驚かれる。モルドバに行く日本人・・・変か?

早速電話してみるが、何をやってもフルシチョフ君の携帯電話につながらない。カード売りの子に泣きつくが、彼女もどうすることもできず、結局「Kyivestar」のカードを買いなおす羽目になる。スターターパックの値段は確か38UAH(約900円)程度。ちなみに、このキエフスターはクチマ前大統領の娘の保有する会社。

フルシチョフに電話した後、CDショップを見つけたので入ってみる。品揃えはまあまあといったところだが、mp3ファイルを詰め込んだブート盤が堂々と売られていて驚く。
近所を少し散歩するが、とにかく暑いし寝不足でヘロヘロなので、帰って寝ることにする。

ホテル・パサージュ
外観は素敵なんですよ、このホテル。中はボロいし、お湯は出ませんけど。

オペラ・バレエ劇場
オペラ・バレエ劇場。19世紀に作られた建物で、チャイコフスキーも指揮したことがあるそうな。

郷土博物館
ゴールサト公園にある郷土博物館。


【旅の情報:オデッサ編】
・バスターミナルは駅の東側。すぐ近くに大きな市場がある。
・ゴーサルト公園近くのホテル街へ行くには1番のトローリーバスに乗る。運賃は0.5UAH。
・変な会社のSIMカードを買っても使い物にならないので、「Kyivestar」か「UMC」のカードをお勧めする。スターターパックは、高いものでも40UAH(約1,000円)しない。追加のカードはどこでも買える。


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