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2007.09.24 (Mon)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その15)

◆ひよこバスに揺られて

8月22(水)
夜中の2時過ぎにホテルに戻ったというのに、6時半に起床。今日はモルドバ北部の街ソロカへ行き、夜にキシナウへ戻り、そこからウクライナ南部の都市オデッサへ移動する。今日でモルドバへ来て4日。キシナウも見たし、沿ドニエストルも見たし、あとは田舎を見ればとりあえず十分だろう。
ウクライナ西部の都市リヴィウへ行くことも考えたが、そこから先は首都キエフくらいしか行くところが無いので却下。帰りの飛行機はキエフからなので、嫌でもいずれ行く羽目になるのだ。こんなに早くに行きたくない。リヴィウはポーランドやスロヴァキアからそう遠くもないので、いつかまた行く機会があるだろう。

7時半に北ターミナルへ行き、8時のバスでソロカへ向かう。これが日本なら廃車確実のとんでもないポンコツバスで仰天する。シートの座り心地はそれほど悪くないが、車内は何やら変な臭いがする・・・。
バスはキシナウ市街を抜け、田園風景の中をゆっくりと走る。ポンコツだけあって音だけはうるさいが、その割にはスピードが全然出ない。やがてバスは何も無いところで突然停車し、運転手が車を降りる。何事かと思っていたら、道端の店で飲み物や食い物を買っていやがる・・・。真面目に仕事しろ!
バスは1時間ほどでオルヘイへ到着し、10分ほどのトイレタイムを取る。運転手がここから先は休憩しないというので、トイレに行っておく。ここから約20km離れたところにある旧オルヘイは古い建物がたくさん残っていて素敵なところらしいが、オルヘイの街はこれといって見るべきところも無さそうな、のどかな田舎町。

廃車同然のポンコツ
にゃおんちゃんはこんなバスでソロカへ行きました・・・。


オルヘイを出発したバスは相変わらずチンタラ走る。坂道になると失速するし・・・。木炭バスじゃねーのか?
することもなくボーっと外を眺めるが、道端に牛が放し飼いにされていて驚く。牛が路肩に生えてる雑草を食ってるんですよ。その脇を車がビュンビュン走っているのに。さらに、牛追いのおじさんが10頭ほどの牛を引き連れて道路を歩いてるし。えー?車とぶつかったらお互いタダじゃ済まんだろうに・・・。他にも馬車は走ってるし、それはそれは凄い光景でございました。
一応旧ソ連の国だから農業は機械化されていると思っていたが・・・未だに農耕馬なんて使ってるんだな。欧州で農耕馬なんて使っている国はアルバニアだけだと思ってたが、モルドバにも健在でした。

モルドバの田舎はほとんど木が生えておらず、なだらかな丘陵に牧草畑やトウモロコシ畑が広がっている。日本でいえば富良野や美瑛のような感じだが、今年は凄まじく暑いのでトウモロコシが枯れてしまっているのが目に付く。こっちに来てから、ずっと35℃とか38℃だもんなぁ。今日も42℃という予報が出ていた。
42℃だとー?ここは中東か?


ひよこ・・・途中のバス停で地元民が乗り降りするのだが、とあるバス停でひよこが入った箱を大量に持ったおばさんが乗り込んできた。えー?ひよこー!?
ダンボール箱の中にはひよこが何羽も入っていて、ピヨピヨと鳴き声がする。まさかひよこと一緒にバスに乗るとは思ってなかったぞ。
びっくり仰天の荷物だが、周りの人は驚いた様子も無い。モルドバの田舎では家畜を飼っているのはあたりまえらしいので、ひよこの入った箱を抱えたおばさんなど珍しくもないのかもしれない。恐るべし、モルドバ・・・。

モルドバの田舎では本当にたくさんニワトリを見た。農家ならどこでも飼っているという感じ。田舎に行って鶏肉料理とか玉子を食ったら旨いかもね。
「モルドバ地鶏」って売り出せばいいのに。


再びバスが停車し、運転手と車掌が降りていく。何事かと思っていると、彼らは井戸から水を汲みバスのエンジンにぶっかけている。もしかして、オーバーヒート気味だった?それにしてもエンジンに水をぶっかけて冷却するなんて聞いたことが無い。
ちなみに、バスが走っている最中に運転席を覗き込んだところ、スピードメーターはずっと0を指していた。げーっ!今まで色んなボロバスに乗ったが、スピードメーターが壊れているバスは初めてだ。ロクにスピード出ないポンコツだからって、これでいいのか?モルドバよ。



◆めざせ展望台

11時半にソロカへ到着。ヘレンは2時間半で行けると言っていたのに、3時間半もかかった・・・。オンボロバスのせいだ、ちくしょー。
バスを降りると、そこにはドニエストル川が見える。ソロカはドニエストル川のほとりにある街で、数百m先の対岸はもうウクライナ。本当はここから直接オデッサへ行けたら良いのだが、ソロカからオデッサへ行くバスは正午発の1便のみ。今、来たばっかりだっつーの。

バスターミナルで手荷物預かり所を探すが見当たらない・・・というか、そもそもそんなものは無い。窓口のおばさんに尋ねたら、事務所で預かってもらえることになった。感謝。
荷物を預けて手ぶらになったので、ヘレンに教えてもらった展望台を目指す。バスターミナル近くの山の上に展望台があり、そこからソロカの街やドニエストル川を一望できるのだという。

ドニエストル川
ドニエストル川です。川の向こうはもうウクライナ。手漕ぎボートがあれば密入国し放題。

石灰岩の崖
石灰岩の崖。ほら穴には入らず。


バスターミナルから南へ数百mほど歩いたところに展望台へ行く階段がある。ところが、にゃおんちゃんは道を間違えてこんなところ(上の写真)へ行ってしまった。
そこには崖があり、洞穴があるのが見える。そして誰が作ったのか、そこへ行くための足場が作られている。石灰岩でできているから、簡単に掘れるんだろうな。登ろうかどうしようか迷っていると子どもがやって来た。彼らの話によると中にはヘビがいるらしいので止めておく。たかがヘビを見るのにクソ暑い中こんなところを登るのも馬鹿らしいし、落っこちて怪我したら旅行どころじゃなくなる。
石灰で靴が真っ白になってしまい、機嫌が悪くなる。

道路まで戻り、展望台への入口を探す。するとコンクリート製の立派な門を発見。ルーマニア語で何やら書いてあるが、にゃおんちゃんには読めず。っていうか、こんな立派な門があるのに、どうしてこれを見落として変な石灰山に行くんだろう。
時間と体力を無駄にしてさらに機嫌が悪くなる。

展望台入口
展望台への入口。ここから延々と階段が続きます。


山頂の教会門をくぐり階段を登り始めるが、凄まじい暑さなのですぐにバテてしまい、途中で何度も休憩を取りながら進む。多分、ゆでだこみたいな顔になっているに違いない。パスターミナルに荷物を預けてきて良かった。10kg以上あるバッグパックを担いでこんなところを登ったら、虚弱体質のにゃおんちゃんは間違いなく倒れる。
途中でアホらしくなって帰ろうかと思ったが、ヘレンお勧めの場所なので我慢してヒィハァ言いながら登る。

汗をダラダラ流しながら登ること数十分、やっと山頂に到着。山頂には石を積んで作った小さな教会と展望台がある。教会でイコンやロウソクを売っているが、そんなものいらないから水をくれ、水を!


山頂からの景色は「素晴らしい」の一言。天気が良いのではるか彼方まで見える。苦労して登った甲斐があった。といっても、ソロカの街とドニエストル川と森と畑以外は何も無いんですけどね。

ソロカの街とドニエストル川
展望台から見たソロカの街とドニエストル川。


《つづく》

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