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2007.09.20 (Thu)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その13)

◆ソ連時代へタイムスリップ?

バスの時間を調べておこうと思い、ベンデールの街でバスターミナルを探すにゃおんちゃん。地図が無いのでどうやって行けばいいのかまるで分からない。暑いので、クヴァース(クワス)を飲んで一休み。
クヴァースってのはライ麦とか黒パンを発酵させて作った飲み物で、旧ソ連諸国ではとてもポピュラーなジュース。味はコーラに似ているが、コーラよりも飲んだ後の味が爽やかで健康にも良く、コーラよりも安い。つーわけで、にゃおんちゃんはこっちに来たときは絶対にコーラを飲まない。

クヴァースを飲みながら道行く人を観察していると、携帯電話を片手に英語を話しているおじさんが隣にやってきた。ラッキー、この人に道を聞いちゃおう。おじさんが電話を終えると、早速バスターミナルの場所を尋ねてみた。すると、おじさんは「近くまで案内してあげるから、ついておいで」と言う。おぉ、感謝、感謝。

おじさんはとても綺麗な英語を話す。不思議に思って職業を尋ねてみたところ、英語の教師だという。英語の分かる人が少なくて苦労していることを話すと、「ああ、この地域(district)では英語を話せる人は少ないね」と言われる。
district??? stateとかcountryじゃなくて?おじさん、もしかしてモルドバ人?いや、でもさっき「Pridnestrovie」って言ったな。にゃおんちゃんの知る限りでは、モルドバ人は「Transnistria」と言っていた。もし、沿ドニエストル政府が盛んにプロパガンダを流しているとしたら、あるいは反対に国民に「この国は独立国」という意識が低いとしたら、こんな言い回しにはならない。どうにも違和感を感じる言い回しだったのだが・・・にゃおんちゃんが気にし過ぎ?

クヴァース屋さん
これはウクライナのクヴァース屋さん。黄色いタンク車が目印。
ビール用のサーバーを使ったクヴァース屋さんも多い。



5分ほど歩いた所でおじさんは通りの突き当りを指差し、「ほら、あれがバスターミナルだ」と言う。おじさんが指差した先には廃墟のようなボロボロの建物が建っている。あの・・・あれですか?
おじさんと別れてターミナルへ向かうが、バスもタクシーも一台も停まっていないし、そもそも人の気配が全くしない。ほんとにここですか?さっきの場所から1ブロックちょっとしか離れていないのに、ゴーストタウンと化してしまった。

ベンデールのバスターミナル
ベンデールのバスターミナル。ソ連時代にタイムスリップできます。

ターミナルの中へ入ろうとするが、正面のドアにはゴツいチェーンが巻きつけられていて無理。ビクビクしながら裏手に回ると、そこにはプラットホームがありバスが停車していた。ホッとしたのも束の間、バスの時間が分からない。裏手からターミナルの中へ入れたので、時刻表を探しに行ってみるが、中に入ってビックリ。再び、腰が抜けそうになる。
「えーと、私・・・ソ連にタイムスリップしましたか?」と錯覚するくらい、昔から何も変わっていないような雰囲気。旧ソ連時代の公衆電話やコインロッカーがそのまま残っているうえに、何もかもがボロボロ。窓口は全て閉まっているし、カウンターやベンチが埃をかぶっていてかなり長い間使われていないことが分かる。
どう見ても廃墟だろ、これは。夜になったら心霊スポットに早変わりだ。

ソ連時代の公衆電話を見て、おー!すげー!と写真を撮っていると、地元民の爺ちゃんがやって来て「その電話は使えんぞ」とぽつりと言う。あの・・・それくらいは、いくらにゃおんちゃんでも分かります。いくらモルドバやトランスニストリアといえども、街頭にはさすがにこんな旧式の電話は残っていない。あまりにも珍しいので観察していると、今度は子どもを連れた夫婦がやって来て再び同じことを言う。
親切心で言っているのは分かるが、「もしかして、電話も無い未開国から来たと思われているのでは?」という被害妄想が頭をよぎる。


これがバスターミナル内部。窓口は全て閉まっていて、長い間使われていない模様。

ソ連時代のコインロッカー
ミンスク以来の再会となったソ連時代のコインロッカー。多分、まだ使えると思う。

ソ連時代の公衆電話  クヴァースの自動販売機
左:ソ連時代の公衆電話。もちろん使えない。
右:クヴァースの自動販売機。こちらも多分動かない。


キシナウ行きのマルシュルートカを待っていると、さっきのおじさんが戻ってきた。何事かと思ったら、「個人の車には乗るなよ。後で大金を要求されてトラブルになったりするからね。バスを使いなさい」と忠告された。さらに、周りの人に尋ねてキシナウ行きのバスの時間と乗り場を教えてくれた。ここまで来れば後はにゃおんちゃん一人でも何とかできるのだが、それにしても本当に親切な人だ。
丁重にお礼を言うと、おじさんは「それじゃ」と言ってすぐに行ってしまった。ちょっとオカマっぽいのが難点だったが、マジでいい人だった。

19時発のマルシュルートカでキシナウへ戻る。再び国境を通過するのだが、多くの人の証言によると出国時のほうがモメることが多い。果たして、にゃおんちゃんは無事キシナウへ帰れるのだろうか。
ま、たとえカツアゲに遭ったって手持ちのアメリカ・ドルは10$程度だから、痛くも痒くもないんだけど。


《つづく》

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