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2007.09.11 (Tue)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その8)

◆教授 vs 魔性の女

市内散策を終えてホテルに戻るが、安宿の部屋にエアコンなどあるはずもなく灼熱地獄で苦しむことに。こりゃたまらん、と飲み物を買いにロビーへ下りると教授達とバッタリ再会した。教授はにゃおんちゃんの顔を見るなり、「聞いてくれ!昨日、あれから・・・」とにゃおんちゃんが帰った後の話を始めた。ロビーにあるショボいバーでジュースを飲みながら立ち話をする我々。

ホテル・キシナウのバー
これがホテル・キシナウのバーだ!ストゥールに座ってカウンターで飲む。ソファなど無い。


にゃおんちゃんが帰った後も教授と金髪の子(名前はナタリー)はバーで飲み続けたのだが、やがて教授は彼女を連れてホテルに戻った。モルドバのホテルには必ず警護の警察官がおり、宿泊客以外は絶対に入れない。そのことを心配するナタリーだが、抜け目無い教授は事前に警官にいくらか握らせており、全く問題ない。
やがて車はホテルに到着。部屋へ向かおうとすると、なんとナタリーは金を要求してきたのだという。その額、300EUR(約47,000JPY)。「パスポートが無い」とか「私は宿泊客じゃないからホテルに入れない」などとゴチャゴチャ言った挙句、最後は金を要求してきたのだ。しかも300EUR。後で聞いた話なのだが、こっちでは最高級の娼婦の値段が300EURだという。どう見てもナタリーにその価値は無い・・・。

これにはさすがの教授もブチ切れてしまい、彼女を置き去りにして帰ってきたそうだ。そして彼女の最後の台詞も素晴らしく、「タクシーで帰るから1,000MDLちょうだい」と言ったそうな。
市内を移動して50MDL程度のこの国で1,000MDLもかかるなんて、お前は一体どこの田舎に住んでるんだ?にゃおんちゃんは絶句するしか無かった。
うーん・・・明日ヘレンちゃんとご飯食べるんだよなぁ・・・。彼女は大丈夫なんだろうなぁ?昨日話した限りでは、最初からヤバげな感じがしたナタリーと違ってそんなタイプには見えなかったが・・・。
ちなみに、長官は昨夜別れ際に女の子と立ち話をしていたので「あの子、お持ち帰りしたの?」と尋ねたら、「え?あの太った子か?俺は太った女は嫌いだ」との回答。長官は一人で飲み続けて、2時頃にホテルに戻ったそうだ。

にゃおんちゃん同様に教授も懲りないタイプらしく、「同じミスは繰り返さない。これからサウナへ行って女の子をそこに呼ぶ」のだという。女の子を呼ぶって・・・プロのお姉さんを呼ぶってことですよね?
「お前も来るか?」と誘われるが、いや・・・にゃおんちゃん、そういう目的で来てる訳じゃないし、プロのお姉さんのお世話になることにも抵抗がある。一応金額を聞いてみたが結構厳しい額で、これで完全に諦めがついた。払えない額ではないが、まだ旅行は始まったばかりだというのに、こんなところで散財したくない。
しかし、彼らはサウナに行く前に食事をするというので、それには同行することにする。


教授、長官、そしてにゃおんちゃんの3名でキシナウ市内のとあるレストランへ向かう。
「おー、ここだ、ここだ」と教授が車を停めた先にはソ連製の兵器がずらーっと並んでいる。なんじゃ、このレストランは?
注文もそここそに(例によって英語が通じないので教授にお任せした)写真を撮りまくるにゃおんちゃん。おー、すげー!と狂喜乱舞していると、傍に座っていたおじさんに何やら文句を言われる。教授曰く、「その兵器は隣の博物館の展示品なんだよ。入場料を払えってさ」。
げっ!この兵器はこのレストランのものじゃなくて、隣の博物館のものだったのか。仕切りも何も無いので全く分からない。

これはMiG-21?
これはMiG-21かな?

高射砲ですね・・・形式は分かりませんが・・・
えーと、高射砲でしょうか・・・。

教授は食い物をオーダーすると博物館の中へと行ってしまったので、ビールを飲みながら長官と話をする。
教授はウクライナで開かれるテクノのフェスティバルを本当に楽しみにしているが、長官はさほど興味が無くて週末をウクライナの田舎街で過ごすのが嫌な様子。「あいつがフェスティバルで遊んでる間、俺は車を借りて他の街を見てこようかと思ってるんだよね・・・」と言う。
とりあえず、彼らは明日キシナウを発ち、ティラスポリに一泊、その後オデッサへ行き、さらにフェスティバルが開かれるイェフパトリヤへ行くのだという。

「お前はどうするんだ?」と長官。沿ドニエストル共和国を見たいからティラスポリには行こうと思っているが・・・と話すと、「それじゃ一緒に行こうぜ」と誘ってくれる。しかし、インビテーション・レターが無いのだ。アントネスクの野郎がトンヅラしやがったので、レターの入手が宙に浮いている状態なのだ。
沿ドニエストル共和国は最近法律を改正し、10時間以上滞在する場合はインビテーション・レターが必要となった。そのことを長官に話すと、「えー?そんな話、知らないぞ?」と言う。あんた達・・・そんなことでは国境で悪徳係官に吹っ掛けられますよ。
しかし、「そんなもん、30$か50$もくれてやれば解決だろ?」と強気な長官。

やがて教授が戻ってきたので博物館のことを聞いたところ、「おもしろくない」という答えが返ってきた。後で行こうかと思ったけど、止めよう。
にゃおんちゃんが食べたのはチキン・ペリメニ(ロシア風餃子)。後でフルシチョフにこの話をしたところ?「ペリメニにチキンだと?邪道だ、邪道!」と鼻で笑われたが、マジで旨かった。

これがチキン・ペリメニ
本場の人に言わせれば邪道らしいのだが、マジで旨かったチキン・ペリメニ。



◆早くもモルドバ脱出?

食事を終えた我々はホテルに戻った。
「サウナから帰ってきたら飲みに行くんでしょ?そのときにまた誘ってよ」と告げ、教授達を見送る。車に乗り込む教授達を見送ろうとすると、運転手のアンドレイと共に見覚えのあるデブが一緒に車に乗り込もうとしている。あれ?あの男、確か昨日ロビーで警備していた警官だよな・・・?
そのことを教授に問うと、「ああ、そうだよ。彼は警官だが、今日は非番でサウナと女の子を手配してくれる。それに、ヤバいことになったときには役立つからな。ちなみに彼も時給1USDだ」

腐ってる・・・この国はとことん腐ってる・・・。

呆然とするにゃおんちゃんを置き去りにして、教授達は去っていった。
強烈な西日を浴びてホテルの前に立ち尽すにゃおんちゃん。夕日が目に染みる・・・。

すっかりこの国に嫌悪感を覚えたにゃおんちゃんはマジで明日にでも出て行こうと思い、次の行き先へのバス時刻を調べに行くことにした。教授達と一緒に「偽ソ連」こと沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリへ行くか、それともウクライナのオデッサへ行くか・・・。


この街の中心街には『中央市場』というバザール(市場)があり、バスターミナルはそこに隣接している。ホテルから歩いて10~15分程度で到着。
バザールのスタイルは、ウクライナやバルト諸国で見たものとさほど違わない旧ソ連諸国では定番のもの。欧州最貧国だというのに、食料品や衣類を中心に商品があふれ返っている。特に食料品の充実は目を見張るものがあり、どう考えてもこの国では採れないであろう果物(バナナとか)までが並んでいる。しかも安い。

青空市場の入口
中央市場の入口。ゴチャゴチャしてます。

中央市場の様子
中央市場の様子。なかなか活気があります。

来る前は「欧州最貧国っていうくらいだから、失業者とか乞食が街をウロウロしてるんだろうなぁ・・・」などと思っていたが、実際はそんなことは全く無い。建物はボロいし貧相な街ではあるが、物価が安いので「生活するのにお金がかからない」という印象を受ける。農業国であるこの国は外貨を獲得できるような特産品はワインくらいしかないが、食料自給率が高いので食い物を買うのに高い金を払わずに済んでいるのだろう。贅沢すりゃ話は別だが、生活に必要なイモやらトウモロコシやらは殆ど自給できるに違いない。
そう考えると、モルドバ人の生活はGDPやら購買力平価なんて数値では測れないことになる。


そんなことを考えながら歩いているとバスターミナルにたどり着いた。沿ドニエストル共和国領であるティラスポリやベンデール(ティギナ)へ行くバスはここからひっきりなしに出発している。しかし、オデッサへ行くバスはどうやらこのターミナル発着ではない模様。窓口で尋ねると、「Gara De Nord(北ターミナル)へ行け」と言われる。どうやら、ここは「Gara Centrala(中央ターミナル)」らしい。

ここ、キシナウには北・中央・南の3つのバスターミナルがあり、行き先に応じて発着ターミナルが異なる。さてと、北ターミナルへはどうやって行ったら良いものやら・・・。


【旅の情報:キシナウ編その4】
・キシナウには3つのバスターミナルがある。
 Gara De Nord(北ターミナル)
  -モルドバ北部、トランスニストリア北部、ウクライナ行きのバスが発着
 Gara Centra(中央ターミナル)
  -モルドバ中部、トランスニストリア南部、ルーマニア行きのバスが発着
 Gara De Sud(南ターミナル)
  -モルドバ南部行きのバスが発着
・中心部から北ターミナルへ行くには、空港から来るマルシュルートカの終点であるバス停(シュテファン・チェル・マル大通りとイスマイル通りの交差点)から、「Gara De Nord」というステッカーが貼ってあるマルシュルートカに乗る。所要時間は10分程度。歩いて行くにはちと遠い。
・北ターミナルには売店がある程度で、飲み物とお菓子くらいしか買えない。周囲には何も無い。ちなみに、その売店も夜8~9時で閉まる。用事がある場合は事前に中心街で済ませておいたほうがいい。


《つづく》

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