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2007.09.05 (Wed)

2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その3)

◆共通点は「物好き」

ブルーモスクの前で日本人のお姉さんと出会った。どうやら同じ飛行機で来た人のようだ。
早朝でこれといって行く所も無いので、モスクを眺めながら立ち話をする。お姉さんはトルコに来るのは今回で4回目で、前回は数ヶ月ほど滞在してトルコ語を勉強したというトルコ通。今回はイスタンブールに5日ほど滞在した後、イエメンへ行くという。

・・・・・・えー?!イエメン?!
産油国じゃないうえに、国民が皆麻薬中毒(正確にはカートという覚醒物質を含んだ葉っぱを噛む習慣)で真面目に働かないから、中東一貧乏なあの国?未だに部族社会で政府の統治が及ばない地区がたくさんあるうえに、男どもは皆腰に短刀を差して武装していて、AK47やRPGなんかが簡単に買えちゃうあの国?100%イスラムDQNの国じゃんよ!

確かに、写真で見たイエメンの首都サヌアは綺麗な都市だった。「アラブの幸福」「中東の摩天楼都市」の異名を持つこの街は5,000年の歴史を誇り、古き良きアラブの街並みがそのまま残っている。お姉さんはそれが見たいのだという。

いやー、嫌だ。俺、そんなところ絶対一人で行きたくない。沿ドニエストル共和国だってグルジアだってウズベキスタンだって平気だけど、イエメンなんて絶対無理。そんなにところに女性のあなたが一人で行くなんて、お姉さん勇気あるわ!
いやー、絶対うざいと思うよ、イエメン。お姉さん、ここはトルコだからそんな格好(Tシャツに半ズボン)してられるけどさ、向こうに行ったら全身黒づくめの格好して歩かなくちゃいけないのよ?


しかし、話をしていて分かったが、彼女は心底イスラム文化が好きなのだ。石油成金になれなかったがゆえに古い街並みがそのまま残るサヌア。湾岸諸国やエジプトと違って観光客も多くなさそうだから、「手つかずのアラブ」を見るには最適な国なのかもしれない。
既にトルコ語をかなり話せる彼女は、現在アラビア語も勉強しているという。そうか・・・そこまで好きなら何も言うまい。

お姉さんから見たら、欧州最貧国で観光名所が何も無いモルドバなんぞに行こうとしているにゃおんちゃんだって相当な物好きなんだろうし。
「物好きイスラムマニア」のお姉さんと、「物好きソ連マニア」のにゃおんちゃん。似たもの同士ですか?

イスタンブールで見た変な車
イスタンブールで見かけた変な車。「お父さん」と書かれている・・・。



◆トルコ式教育とは?

ケマル・アタトュルクの銅像を見るという目的以外、イスタンブールでは何もすることが無いにゃおんちゃんは、お姉さんの宿探しに付き合うことにした。スルタンアフメットにある安宿街へ行くが、目的のホテルは満室。もうすぐF1のトルコGPがあるそうで、どこの宿も非常に混んでいるらしい。 それでも、宿の人が近くのホテルを紹介してくれて、お姉さんは無事宿を確保。
優しいね、トルコ人。女性に対してだけかい?

お姉さんはホテルに荷物を置くとすぐに外に出てきた。彼女も今日は何も予定が無いので、にゃおんちゃんに付き合ってくれるのだという。いやー、ありがたいっす。


ブルーモスクの前でどこに行こうか相談していると、日本語の上手なお兄さんが話しかけてきた。お兄さん、かっこいいうえに日本語すげー上手なんすけど。話を聞くと、かつて付き合っていた日本人の彼女から教わったそうだ。弟が横浜でトルコ料理のレストランを経営しており、何度か来日したこともあるとのこと。

お兄さんはレストランやら旅行代理店やら色々と手広く商売している人で、さらにトルコじゅうたんも扱っている。「私のオフィスで一緒に朝食を食べませんか?」と誘われたので、じゅうたんも見せてもらいたかったことだし、付いて行くことにした。実は睡眠薬強盗だったりしたらどうしようとちょっぴり不安だったのだが、トルコ通のお姉さんが平気な顔をしているので、大丈夫だろうと判断。
以前に、トルコに行った友達もじゅうたん屋でお茶をごちそうになったと言っていたので、こっちではこんなものなのだろう。旧ソ連では絶対に有り得ないことなのだが。


途中の屋台で油で揚げたパンのようなものを買って、お兄さんのオフィスへ向かう。オフィスはスルタンアフメットにあるビルの4階の一室だった。部屋にはバルコニーがあり、イスタンブールの旧市街地が一望できる。「いい眺めでしょう?」と得意気なお兄さんの前で、ウンウンと頷く日本人二人。
壁には片山右京とツーショットで写っている写真や、何と小泉前総理と握手している写真が飾ってある。ひぇー、お兄さん、あなた何者ですか?小泉純ちゃんはともかく、片山右京とは友達で、トルコGPで再会する約束だという。

お兄さんの甥っ子である12歳の少年が我々の朝食を準備してくれた。学校が休みの間、ここでお手伝い(無給)をしているのだという。
「ここで働くのは大変。だから、この子は学校で勉強するほうがずっと楽と思っているはず。だから、学校が始まったら一生懸命勉強しますね。これがトルコ式の教育です」と言うお兄さん。
日本もトルコ式教育を取り入れよう。

この子がとても可愛らしい少年で、お姉さんはすっかり気に入っていた。お姉さん曰く、「トルコ人男性って30代後半くらいまでは素敵なんだけど、そこから急激に劣化する」とのこと。この子も30年後には劣化して、濃いおっさんになるのか・・・。
少年が用意してくれた朝ごはんを食べる。うーむ、美味しい。パンもサラダもチーズも全部美味しいぞ。

トルコの朝ごはん
パン、チーズ、サラダ、そしてお茶。トルコではポピュラーな朝ごはんのメニューなんだって。


お兄さんもかっこいいのだが、独身だという。しかし、イランで3日だけ結婚したことがあるそうだ。どういうことかと言うと、イランに行って女遊びをしたってこと。イスラム原理主義のイランでは婚前性交など断じて認められないので、形だけ結婚したことにしたのだろう。
「イランの女の子、すっごい綺麗ですよ!」と力説する彼。

にゃおんちゃんがモルドバに行くことを知ると、ニヤニヤしながら「女の子?」と言う。えー?モルドバってそういう国だったのかぁ?「偽ソ連に潜入してくる」なんて言ったらキチガイ扱いされそうなので、余計なことは言わず。



◆イスタンブールにて食いまくる

朝ごはんを食べた後、じゅうたんを見せてもらう。かかっている手間を考えれば決して高い額ではないのだが、それでも安いものでも8万円というのは厳しい。貧乏旅行者がポンと出せる金額ではない。
お兄さんは仕事があるので、じゅうたんを買わない以上いつまでもここに長居するわけにもいかない。ご馳走になった礼をいい、街を見に行くことにした。


にゃおんちゃんがケマル・アタトュルク好きであることを知ったお姉さんは、彼が執務していたドルマバフチェ宮殿に連れて行ってくれた。本当は首都アンカラにある巨大なアタトュルク廟に行くべきなのだろうが、トランジットで立ち寄っただけのにゃおんちゃんにアンカラまで行っている時間があるわけもない。

トラムに乗って移動するが、朝はあんなに涼しかったのに、11時を過ぎたこの頃になるとイスタンブールは灼熱地獄の様相を呈してきた。年中寒い毛ガニ村で暮らすにゃおんちゃんにとって、この暑さは地獄だ。
ヒィハァ言いながら宮殿の入口にたどり着くが、入場券を販売する窓口の前には長蛇の列が・・・。宮殿の中も観光客でごった返しているのが見える。もういいよ、中は見なくていいわ。暑くて暑くて、こんな所には立っていられん。というわけで、ドルマバフチェ宮殿の外観のみ見て帰る。

ドルマバフチェ宮殿の時計塔
ドルマバフチェ宮殿の時計塔。ケマル閣下が亡くなった時刻で止まっている。

ドルマバフチェ宮殿の正門
ドルマバフチェ宮殿の正門。正面に立つ衛兵の前に観光客が群がっている。


帰りにトルコ・アイスに挑戦。「おー、延びる。ほんとに延びるよー」と子供のようにはしゃぎながらアイスを食うにゃおんちゃん。知り合いには見せられない姿だ。
お姉さんによれば、何やら植物の根が原料のものがアイスの中に入っていて、そのせいでビローンと延びるらしい。味に影響は無く、単に食感を楽しむためとのこと。

ドルマバフチェ宮殿からトラムの駅の間に、ベジクタシュのホームスタジアムである「イノニュ・スタジアム」がある。中にはベジクタシュのミュージアムがあるらしいのだが、暑くて疲れたうえに時間があまり無いのでパス。

ボスポラス海峡を望む
黒海の要所、ボスポラス海峡を望む。ロシアの黒海艦隊を阻止するのだ!


再びトラムに乗ってスルタンアフメットまで戻り、お姉さんがお気に入りのレストランに行ってケバブを食う。ケバブにも色々と種類があるのだが、にゃおんちゃんはアダナ・ケバブ(スパイシーミンチのピリ辛ケバブ)をチョイス。それからお姉さんのお勧めでアイラン(塩味の飲むヨーグルト)を飲んでみた。
いやー、美味しいね。さすが本場の味は違う。好き嫌いは分かれそうだが、にゃおんちゃんはアイランも美味しいと感じた。お姉さんはお腹が空いてないので、ライス・プディングを食べていた。一口もらったが、これも美味しかった。ご飯が美味しい国はいいね。

食事を終えて外へ出たところでお姉さんとお別れ。にゃおんちゃんはそろそろ空港へ戻らなくては。
お互いの旅の無事を祈り合い、メールアドレスを交換してお別れ。お姉さん、どうもありがとう。短い時間でしたが、あなたのおかけでイスタンブールを楽しめました。

お姉さんがトルコにハマる気持ちがよーく分かった。トルコ、ええ国や。またいつか来たいのぉ。


《つづく》

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