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2006.11.17 (Fri)

2006バルト三国旅行記(その28) - 港町クライペダへ行く(9月10日)

前回の続きです。
シャウレイを発ち、バルト海に面した港町クライペダへ向かいます。当初から行くことを予定していた都市で、楽しみにしてました。


◆謎の若者達

17時04分発の列車でクライペダへ移動するので切符を買う。運賃は15.6LTL(約670円)で。こっちの鉄道の切符はコンサートのチケットくらいの大きさなのだが、ここで買った切符は普通のレシート。しかも裏面には何故か新幹線のイラストが描かれている。何故、新幹線?
暫しホームで空を眺めて待った後、やって来た列車に乗り込む。ヴィリニュスから来るときに乗った列車とは異なり、本当に普通の鈍行列車だった。シートもシンプルなもので硬く、尻が痛くなる。
シャウレイを出たときはガラガラだったこの列車だが、途中の田舎駅から大学生か高校生くらいの若者が大量に乗り込んできて突如満員となる。一体何なんでしょうか?後にこの手の若者をパルヌゥ(エストニア)でも見かけるのだが、サマーキャンプの時期はもう終わっているだろうしホントに貴方達は何者なんですか?
現地人である彼らに言わせれば、「お前こそ何者なんだ?」という感じなのだろうが。

静かだった車内は一転して賑やか・・・っていうか騒がしくなる。通路を挟んだ反対側のボックスのガキどもはラジカセ代わりに携帯電話の着信音を流すので、うるさくて非常に癪に障る。こっちはチープな電子音を聴いて楽しめるような感性の持ち主ではないのだ。
一方、にゃおんちゃんの隣と向かいに座る女の子どもは、脇目も振らず一心不乱に携帯電話でメールを打ち続けている。他人様に迷惑を掛けているわけじゃないが、何時間もずっとカチャカチャと携帯をいじくっている姿を見ているとイライラしてくる。
お前らな、100リタスやるから、今すぐその携帯を窓から捨てろ。


ヴィリニュスで調べたときにはシャウレイ-クライペダの所要時間は2時間程度だったが、この列車は鈍行なので3時間かかる。やがて日が沈み始め、夕焼けによって黄金に輝いて見える牧草地を眺めながら気を紛らわす。
カウナスへ行く際にも思ったが、リトアニアの田舎は何に使われているのか分からないような荒れ地が目につく。耕作放棄地ではないようだが?また、牧草地はたくさんあるが、放牧されている牛や馬は殆どいない。麦畑と牛馬のいない牧草地と荒れ地がひたすら続く。

薄暗くなり始めた20時過ぎ、やっとクライペダに到着。早朝にヴィリニュスを出てからずっと動きっぱなしだったので、かなり疲れているうえに足が痛くてたまらなかった。
駅の中にはこれといったものは無く、外へ出てみるがガラーンとしていて何も無い。列車が来た際には乗客で賑わうのだろうが、それ以外の時間は人がいなさそうな感じ。シャウレイといい地方都市の駅はこんなものなのだろうか。

クライペダの駅


◆港町クライペダ

ホテルを探して歩き回る元気も無いので、駅から200~300m程度のところにある「プロメナダ」というホテルに行く。リトアニア第三の都市だけあってこの街にはラディソンSASやエウロパ・ロイヤルなどの高級ホテルもあるが、そんなものはトイレを借りる以外にゃおんちゃんとは一生縁の無さそうな存在だ。
プロメナダには空室があり、難なく今夜の寝床を確保できた。すぐに部屋へ向かい、荷物を床に放り投げてベッドに倒れこむ。新しいホテルで、部屋も三つ星ホテルとは思えないほど広くて綺麗だった。ただし、まだ新建材の臭いがするので、シックハウス症候群の人には危ないかもしれない。
せっかくの綺麗な部屋だが、今のにゃおんちゃんにはそのことを喜ぶ余裕も無い。もうヘトヘトだ、どこにも行きたくない!

疲れてくると肉体的な疲労や苦痛に耐えることに気を取られてしまい、頭の働きが鈍るのが何より嫌だ。こういうときに軽率な判断ミスをしてヤバいことになったり、後々後悔するようなことをやらかすことが多い。
あまりにも足が痛いので靴下を脱いで確認したところ、靴擦れを起こして水ぶくれとなっていた。この靴で台湾を散々歩き回ったのに何故だ!今回の旅行は街中の移動には確かにタクシーどころかバスも使わないことが多いのだが、そんなにすごい距離を歩いているのだろうか。去年の夏に熱を出しながら重たい荷物を背負ってミンスクを彷徨った苦い記憶があるので、今回は極力荷物を担いで歩かなくて済むようにしているのに。


しばらく横になって一休みした後シャワーを浴びると、少し元気が出てきた。お腹が空いていたので食事に行くことにする。ホテルにレストランが併設されているが、せっかくだから酒場でビールの一杯も飲んでこようと思い、市街地へ向かう。
寝坊はしても準備の良いにゃおんちゃんは絆創膏を持参していたので、靴擦れの痛みは気にならないレベルに緩和された。

駅のすぐ側だというのにホテルの周りは閑静な住宅街で、港町特有のうらぶれた雰囲気は全然無い。が、この街がメーメルと呼ばれていた頃のドイツ風のものも全然無いし、スターリン様式の無骨な建物もあまり無い。
表通りに出たところで向こうからやってきた若者の集団が、にゃおんちゃんを見て大声で「ハロー!」と声を掛けてきた。手を振って応えるが、それ以上は何も起こらず。彼らは駅のほうへ、にゃおんちゃんは市街地のほうへそのまま去っていった。

新市街を抜けるとダニェ川のほとりにたどり着いた。この辺りから旧市街地となり、途端に雰囲気が良くなる。神戸や函館といった洋風の港町を彷彿させるが、それらの都市と違って山や坂道が全然無い平坦な地形なので、全体的な印象はかなり異なる。
それでも、川に係留されている帆船(レストランとして使われているらしい)や、改装されて飲食店や土産物屋として使われている倉庫群がライトアップされていて、とても美しい。

ダニェ川に係留されていた船

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テーマ : バルト三国 - ジャンル : 旅行

19:04  |  2006バルト三国  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●はじめまして

はじめまして、こんにちは。
ズナフのHPからこちらへ来ました。
実は以前から来させていただいていたんですが、ご挨拶なく拝見するのもさすがに気が引けてきたので、一言コメントを残しておこうと思い書き込ませていただきました^^
香ばしいシリーズも旅行記もとても興味深くて、楽しく読ませてもらっています。
それにしても、女の子が一心不乱にメールだなんて。日本だけの現象かと思っておりました・・・。
ちで |  2006年11月19日(日) 10:36 |  URL |  【コメント編集】

●はじめまして

お世話になっております。初めて書き込みます。

旅行記読むの大好きですのでこのままずっと続いてもいいんですが香ばしき国も楽しいですね。
電車での携帯話は驚きました。
代吉 |  2006年11月19日(日) 14:07 |  URL |  【コメント編集】

●2時間携帯でメールを打ち続けた女の子達

ちでさん、代吉さん、コメントありがとうございます。
にゃおんちゃんも、ああいうことをするのは日本の女の子だけだと思っていたので、びっくりしました。

ちなみに、日本の携帯電話は向こうのものとはデザインや機能が大きく異なるので結構珍しがられますよ。向こうで日本絡みのものってソニー・エリクソンくらいしかありませんしね。
リトアニアで、サムソンの携帯電話を私に見せて「ほら、日本製だぜ」と言った男性がいました。「それ、韓国製だよ」と教えてたところ、「えー?日本製じゃないのか?日本製だと思っていたのに・・・(´・ω・`)」としょんぼりしてました。
にゃおんちゃん |  2006年11月20日(月) 18:32 |  URL |  【コメント編集】

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