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2009.10.29 (Thu)

2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第6回)

◆カザフ人のセンスって・・・

アスタナへ着いたにゃおんちゃんは、お迎えに来てくれた友達の車に乗って市街へ向かう。
アスタナ国際空港は市街地から南に18kmの地点にあり、市街地へ向かう道中にはなーんにも無い。道の両側には見渡す限り木々がチョボチョボと生えたステップが広がるのみで、送電線を除けば建築物は一切見当たらない。たった18km移動しただけで、これ。
しかし、私が住む毛ガニ村から18km移動すると、携帯電話が通じないうえにヒグマがウロつく山の中へ辿り着くので、アスタナをバカにすることはできない。

しばらくすると、道端に馬に乗った人達がいるのが見えた。コーラ君が言う。
「ほら、見ろよ。警官が乗馬の訓練してるぜ」
おぉ、さすが騎馬民族の末裔。周りになにも無いので、警官達は馬をビュンビュン走らせていた。
カザフスタンの警官はパトカーではなく馬に乗って移動するのが当たり前、だったりしたらどうしよう?

アスタナ国際空港
アスタナ国際空港。設計したのは黒川紀章だそうな。

乗馬訓練をする警官
乗馬訓練をする警官。周りにはなにも無いので、やりたい放題やってました。


やがて車はアスタナに市内に入る。さっきまでなにも無かったのに、ふと気がつくと辺りには建設中の高層マンションが立ち並び、しばらくすると巨大なショッピングモールやら、バカでかいうえに黄金に輝くモスクなど巨大な建造物が次々と目に飛び込んできた。

あの巨大なモスクは一体何なのだ!(ほんとにただのモスクです)
あの巨大なスターリン様式のビルは一体何なのだ!(ただのマンションです)
あの巨大な鳥かごみたいな建物は何なのだ!(ただのショッピングモールです)
こんなに高層マンションを建てまくって誰が住むんだ?(現地人曰く「知らん」)

アスタナ市街の南側(空港寄り)は近年新たに開発された地区なので、道路も建物も新しくて綺麗。それだけならさして驚かないが、道路にしろ建物にしろそれなりに金を掛けているのが一目で分かるのが凄い。道路を見ればレクサスやベンツのような高級車だらけ。貧乏人御用達の朝鮮車なんかありゃしない。
お前ら、一体こんな金をどこから捻出したのだ?これから、どんだけ金を費やす気なのだ?
アルマトイが普通の旧ソ連風都市だったのに対し、独立後の1997年に首都となり開発が進むここアスタナは、「石油や天然ガスでボロ儲けする21世紀のカザフスタン」を象徴する都市である。
うーむ、さすが中央アジア随一の開発独裁国家。旧市街地に行けばさすがにこんな成金テイスト全開の街並みではないのだろうが・・・。


奇妙奇天烈な建築物がそこらじゅうに乱立する街並みに目を白黒させていると、車はラディソンSASホテルの向かいで左折して高層アパートが並ぶ路地へ入った。ヴィリニュスで見たラディソンSASは小さいながらも高級ホテルらしい品格が漂う建物だったが、ここのは成金風のヘンテコな建物。
世界中に展開する高級ホテルもアスタナではこのザマ。この時点で早くも「カザフ人ってセンス悪いんじゃないのか?」という疑惑を抱く。

そして、車は高層アパートに囲まれた猫の額ほどの小さな公園の前で停まった。周りに建つのは全てピカピカの新築アパート。ここがこれから数日間にゃおんちゃんのアジトとなる場所か?キエフやミンスクでも貸し部屋を借りたことはあるが、こんなにピカピカの建物に当たったのは初めてだ。家賃、高かったらどうしよう?
ヨーコ嬢がどこかに電話すると、間もなくロシア人のおばさんがやって来た。これから借りる部屋の大家さんで、ヨーコ嬢の知人だそうな。コーラ君は車で待機。私、ヨーコ嬢、大家さんの3人で部屋へ向かう。
入口に電子ロックがあるのはこちらでは当たり前なので驚かなかったが、エレベーターがICチップを仕込んであるカードを挿さないと動かない代物で腰を抜かす。ここはホテルか?でも、エレベーターが南朝鮮製なのに気づいて、驚きは恐怖へと変わる。このエレベーターはいつか絶対に落ちるぞ!デパートや橋が自然崩壊する国の奴らが作るものなんか信用するな!
これだけ金を掛けるなら、どうして日本製にしないのか。間抜けである。

部屋は高層アパートの8階にある10畳ほどのワンルームで、台所は別。4年前にキエフで借りた部屋とそっくりなレイアウトなので、こっちでは一般的なつくりのものなのだろう。家賃を尋ねると、ヨーコ嬢が「私が払う」と言い張って聞かない。いやいや、そんな訳にはいかない。金はあるんだから払わせてくれと懇願するが、「私を怒らせる気?」と凄まれてしまい、それ以上は何も言えず。気持ちはありがたいけど、恐縮しちゃうのだ。
大家さんはにゃおんちゃんに鍵とカードを渡すと、すぐに帰ってしまった。ヨーコ嬢もコーラ君を待たせてあるので帰るという。「夜に迎えに来るわ。ナイトクラブに連れて行ってあげる」と言い残すと、彼女は風のように去っていた。
ナイトクラブ・・・昨日行ったばっかりだし、それにわざわざアスタナまで来てそんなところには行きたくないなぁ・・・。それよりもバイテレクに連れて行ってくれないだろうか?

アスタナのラディソンSASホテル
アスタナのラディソンSASホテル。高級ホテルなのに成金風の悪趣味な建物に・・・。


部屋にいてもすることがないので、これから数日間ここで過ごすのに必要なものを買いに行くことに。
幸いなことに徒歩3分のところにスーパーマーケットを発見。お茶やジュース、チーズやソーセージに黒パン(これらは夜中に腹が減った際の非常食となる)、シャンプーや歯磨き粉などを購入して戻る。もうすっかり手馴れたものだ。
物価はベラルーシ以上ウクライナ未満といったところか。日本に比べりゃ安いのだが、思ったより高くて少々驚く。

部屋へ戻ると18時近くになっていたので、買ってきた食材を適当に料理して軽く食事を取る。その後はテレビを見ながらぼーっとしていたのだが、いつの間にか寝こけてしまう。ヨーコ嬢からの電話で目が覚めると時刻は既に22時を過ぎていた。これから私を迎えにこちらへ来るという。ナイトクラブはいいから、バイテレクに連れて行ってくれないだろうか・・・。


30分後、ヨーコ嬢がやって来た。が、彼女はICカードを持っていないので、私がいちいち1階まで迎えに行かなくてはならない。ここまでせにゃならんほどアスタナは治安が悪いのだろうか?とエレベーターの中で暫し考え込む。
ヨーコ嬢はトギーという女の子を連れてやって来た。大学時代の友人だという。なんと、トギー嬢は気を効かせて差し入れを持ってきてくれた。ありがたやー、ありがたやー。そして、彼女が袋から取り出したのは「БАЛТИКА(Baltica)」。ロシア産の有名なビールで旧ソ連諸国ではどこでも見かける。おぉ、これ旨いんだよ。ベラルーシやウクライナでもこれ飲んでたよ。

ところが、私の何気ない一言にヨーコ嬢が反応し、トギー嬢に向かって「あんた、どうしてカザフスタンのビールを買ってこないのよ!」と文句を言い出した。あの・・・ヨーコさん、私これで十分ですから。いただいものに文句は申しません。予期せぬ展開にオロオロするにゃおん氏。
すると、喧嘩が始まるのではないかとビクビクしていた私に対し、トギー嬢は勝ち誇ったような顔をして袋からもう一品を取り出した。ん?なにこれ?チョコ?

カザフスタン・チョコ

チョコレート、その名も『カザフスタンスキー』
ずはり、そのまんまの名前なうえに、パッケージにはカザフスタンの国土がデザインされている。もう笑うしかない。さっきまで文句を言っていたヨーコ嬢も一転して大笑い。「ナイス・チョイス!」を連発している。
最初はネタ商品かと思っていたが、食べてみるとこれが旨い。あれ?これ旨いよ?
「そうでしょ?そうでしょ?これはカザフスタンでも人気あるチョコなのよ!」と力説するヨーコ嬢。
だが、この名前とこのデザインで不味かったら、製造メーカーの社長は絶対に偉大なる終身大統領ナザルバエフ閣下に粛清される・・・と思ったのは言わないでおいた。

ちなみに、このチョコレートにはいくつか種類(パッケージのデザインは同じだが色が違う)があります。にゃおんちゃんのお勧めは青いパッケージのビターテイスト。


≪つづく≫


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