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2009.05.11 (Mon)

2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その32)

必死の思いで更新。この旅行記だけは何としても完結させますきに。

前回の続きです。

◆惰性

8月9日(土)
目が覚めると昼を過ぎていた。夜更かししたわけでも飲みすぎたわけでもないのに、日が経つごとに早起きするのがつらくなっている。キエフに来てからロクに観光していないのに、どうしてこんなに疲れているのだろう?
異国での慣れない生活は、ダラダラ過ごしているだけでもにゃおんちゃんの体力を奪っていくようだ。

2日後には帰国するので、お土産を買いにアンドレイ坂へ。ウクライナに来るたびにここで土産物を買っているのだが、他にはフレシャーティク通りに数件ある土産物店くらいしか知らないので選択しようがない。
小物入れとテーブルクロスを購入して終了。何度も来ている場所なので、いまさら辺りの教会やら公園やらを見に行く気にもならない。近くのコーヒーショップに入ってダラダラと時間を潰す。だめだ・・・今回の旅行は前半はともかく、後半は完全に惰性だ。次はもっと刺激的な場所に行こうと誓う。
でも、初めてウクライナに来たときはあんなに新鮮で衝撃的な毎日だったのにねぇ。慣れとは恐ろしいもんだ。


フレシャーティク通りのスタローヴァヤヘ行き夕食を食べた後、噴水の縁に腰掛けて道行く人を眺めながら、ウクライナで出会った人たちのことを考えていた。
ボーッとすること数十分、目の前を見たことのある男が歩いていく。「あれ?」と思っていると、向こうもこちらに気づいて驚いている。今借りている部屋のオーナーだった。

「お前、こんなところで何してるんだ?」
えーと・・・ご飯食べて、休憩してる。

「一人で?ガールフレンドはどうした?」
リナはガールフレンドじゃねぇっすよ、大家さん。

「そ、そうか?まあ、いいや。俺はこれからパーティーがあるんだ。じゃあな!」
・・・・・・・・・。
ヒュー・・・・寂しい、帰る。


さっさと家に帰り、いつものようにウォッカをチビチビ飲みながらTVを見る。
南オセチア情勢は特に目立った進展は無いようで、昨日見た映像を繰り返すばかり。チャンネルを変えると、ロシアリーグとウクライナリーグのダイジェストをやっていたので、見入る。
あ、そういえば明日はアルセナル・キエフの試合があるな。しかし、依然としてスタジアムの場所が分からない。明日、もう一度インターネットで調べるか・・・。
しかし、夜中にリナから電話がかかってきた。

「あなた、明日サッカーを見に行くんでしょ?私が連れて行ってあげるわ。」
かたじけのうござる、リナ殿。

夜遊びもせず、午前1時に就寝。
そういや、今回の旅行ではまったくと言っていいほど夜遊びをしていない。
一体どうしたのだろう?憑き物が落ちた?

ウズベキスタン大使館前の掲示板
帰り道に偶然見つけたウズベキスタン大使館前の掲示板。新聞らしきものが掲示されていました。
中央にカリモフ大統領の写真が見えますが、リナに見せたところ「貧乏国の悪党ね?」と一刀両断しました。リナさん、かっこええっす。w



◆幻のオボロン・スタジアム

8月10日(日)
さて、今日は今回の旅行の最終日。明日はもう飛行機に乗って帰るだけ。
だと言うのに、起きたのは13時。リナから電話が来なければ、夕方まで寝ていたかもしれない。何もしてないのに、どうしてこんなに疲れているのか。
リナは急な仕事が入ったらしく、今はオフィスにいると言う。15時に街中で合流する約束をして電話を切る。スタジアムの場所はやはり分からないという。

にゃおんちゃんも出かける準備をするとインターネットカフェへ行き、調査を開始。しかし、やはりロシア語の壁にぶち当たり挫折してしまい、電話でアンナさんに泣きつく。お願い、調べて~。
しかし、ウクライナ人のアンナさんをもってしてもスタジアムの位置は分からない。彼女はわざわざ友達に電話までして探してくれたが、「そんなスタジアムは知らん」と言われる始末。
どこにあるんだ、オボロン・スタジアム・・・。


15時、フレシャーティクでリナと合流すると、彼女はどうやって調べたのかスタジアムの最寄り駅だけは調べていた。地下鉄2号線のオボロン駅かと思っていたが、そこではなく同じ2号線のヘロイヴ・ドニプラ駅が最寄り駅らしい。
ヘロイヴ・ドニプラ・・・ドニエプル川の英雄?誰のことだろう?

地下鉄に飛び乗り、あっという間にヘロイヴ・ドニプラ駅へ到着。しかし、ここからスタジアムまでの道はリナも分からない。目の前にはバスターミナルが、遠くには高層アパート群と空き地が広がるだけで、スタジアムはどこにも見当たらない。
近くにいたおばちゃんに尋ねると、「あのバスに乗りなさい」と言われる。さすがに地元の人は知っていた。にゃおんちゃんの脳内にしか存在しないスタジアムなんじゃないか?という不安からやっと解放される。

バスに乗って数百メートル移動し、カーブを曲がると目の前にスタジアムが。そうか・・・間にある高層アパートが邪魔で駅から見えなかっただけで、こんなに近くにあったのだね。
バスを飛び降り、スタジアムへ向かって走る。もうキックオフまで時間が無い!

ヘロイヴ・ドニプラ駅周辺
ヘロイヴ・ドニプラ駅周辺。高層ビルが立ち並ぶ典型的な郊外の団地です。
リナ曰く、「治安があまり良くない地域なので、夜には来ないほうがいい」そうです。


しかし、ここでまた問題発生。散々苦労した末にスタジアムの入口には、何故か人だかりが。近くにいたおじさん達に尋ねると、「チケットが無いから、入れない」と言う。そんなもん、買えばいいだろ。
と、チケット売り場を探すが、そんなものはどこにも無い。会場に入れないおじさん達と入口を警備する警官が何やらゴチャゴチャ言い合っている。どうなってるんだぁ?
売り切れなわけではない。だって、でっかいメインスタンドはガラガラなんだもの。ホントにどうなってるんだぁ?

ここまで来て入れないなんて・・・と泣きそうになるが、アルセナルのグッズを売っているおばちゃんを見つけたので、とりあえずマフラーを買う。そのおばさんは先日のディナモの試合でも商売をしていたようで、「あら、あんた、見たことあるわよ?ディナモの試合にも来てたわね?」と言う。やっぱり東洋人は目立つんだねぇ。
レプリカも欲しかったのだが、おばさんは「そんなものは無い」と肩をすくめる。どこに行けば買えるのか尋ねたが、「どこでも買えない。売ってないから」と言われてヘコむ。
そういえば、ディナモのレプリカはどこでも買えるが、アルセナルのレプリカはキエフの街中で一度も見たことが無いことに気づく。一般には販売されていないのか、それとも生産枚数が物凄く少ないのか。残念である。


スタジアムに入れず入口の前をウロウロしていると、チケットの束を持った怪しい兄ちゃんが近寄ってきた。ダフ屋だな?
向こうはにゃおちゃんを見つけると、チケットの束を目の前に差し出して「20UAH」と言う。よし、買った!買った!どうせボッタクリ価格なんだろうが、ここまで来て試合を見ずに帰れるか。

ダフ屋の兄ちゃんはにゃおんちゃんを中へ誘導すると、親切にも席まで探してくれたのだが、周りには何やら見慣れぬチームのレプリカとマフラーをした若者の集団が。やたら威勢が良く、全員で飛び跳ねて掛け声を叫んでいる。

ちょwwwwおまwwww これ、アウェーチーム(ルガンスク)のサポーターwww

ただでさえ目立つ東洋人がアルセナルのマフラーを持ってウロウロしていい場所ではない。速やかに脱出を試みるが、警官が行く手を阻む。
おーい、俺はアルセナルのサポーター。ほら、このマフラー見ろ。な?な?

しかし、警官は頑としてにゃおんちゃんの通行を許さない。
しばらくゴチャゴチャ抗議するが、絶対に通してくれなさそうなので、気勢を上げるルガンスク・サポの目の前を恐る恐る横切り、違う通路から脱出。
さっきの警官はこっちを見ているが何も言わない。自分の持ち場以外のことは関係無いってか?融通の効かん奴め。


やっとの思いでアウェー席を脱出し、座る場所を探しているとさっきのダフ屋を発見。

てめぇ、あっちはルガンスク・サポの席じゃねぇか!よくもあんなところに案内しやがったな。袋叩きにされたらどーすんだよ!しかも、やっと脱出してきたのに座る場所が無ぇ!なんとかしろ。
あ?メインスタンドはガラガラじゃねぇか。あっちに行かせろ。


ダフ屋に絡んでみるが、彼の答えは「メインスタンドは開放されていないからダメ」というものだった。
入口には中に入れない客がひしめき合っていて、でっかいメインスタンドは開放されていない?ここ(バックスタンド)の3倍は収容できそうな大きなスタンドなのに?しかも、このスタジアムはゴール裏にスタンドが無い。一体、このスタジアムは何なんだ?

オボロン・スタジアム
奥にガラガラのバックスタンドが見えます。手前にいるのはルガンスクのサポーター達。
少人数でしたが、アルセナルのサポよりも元気がありました。


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テーマ : 東欧 - ジャンル : 海外情報

23:15  |  2008ベラルーシ・ウクライナ  |  TB(0)  |  CM(11)  |  EDIT  |  Top↑
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