2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その3)
前回の続きです。
◆ヴァンター空港の戦い
名古屋を経って約8時間後、スチュワーデスに叩き起こされて朝飯を食わされる。メシを食い終わればもうすぐヘルシンキに着く。グースカ寝たせいで思いの外すっきり。いつも足がむくんで酷いことになるのだが、今回はそれも無い。
ほぼ定刻どおり午後3時(現地時間)にヘルシンキ・ヴァンター空港に到着。ここでも乗り継ぎ時間は1時間ちょっとしか無いのでモタモタしてる暇は無い。
ところが検査場が大渋滞。やっとパスしたと思ったら今度はパスポート・コントロールも渋滞。中国人がいるといつも渋滞する。日本人が殆どフリーパスなのに対して、あいつらは徹底的に調べられるからだ。
お前ら、外国なんか来ないでオリンピック見てろよ。飛行機に乗り遅れるじゃねぇか。
やっとにゃおんちゃんの番が来たと思ったら、係官は菊の御門のパスポートを持つ日本人様の私に対してゴチャゴチャ質問してくる。私は貧乏人だが犯罪者ではない。
係官:どこ行くんだ?
にゃおん:ヴィリニュス。
係官:何日滞在するんだ?
にゃおん:一晩だけ滞在してベラルーシへ。ビザもあるよ。
係官:観光か?
にゃおん:はい。
係官:一人で?
にゃおん:はい、一人で。
係官:(ビザを確認すると無言のままスタンプを押す)
一人で旅行する男はそんなに怪しいですか?!
ヴァンター空港には美味しいサンドイッチ屋さんがあるのだが、そんな道草もままならずイソイソと搭乗ゲートへ移動。飛行機に乗り遅れちゃうよぉ〜。
せっかくEURで現金を用意したのに使う暇まるで無し。
さて、前回乗ったヴィリニュス行きの飛行機は、「どこの離島へ行く便ですか?」と不安になるくらい小さなプロペラ機(リトアニア航空所有)だったが、今回のエアクラフトはフィンエアー所有のジェット機。まあ、小一時間のフライトですからどんな機体でも構いませんがね。
16時15分発AY133便にて一路ヴィリニュスへ。驚くべきことに、こんな短距離のフライトなのに機内食が出た。もちろん軽食だけど。
7月29日17時30分、本日の目的地ヴィリニュスへ無事到着。
◆ヴィリニュス到着
2年ぶりにやってきたヴィリニュス国際空港。前回はとても国際空港とは思えないほどのショボさに悲しくなった記憶があるが、知らない間にターミナルが新築されていてびっくり。
荷物をピックアップした後、気がつくといつの間にか到着ロビーにいて、もう一度びっくり。パスポート・コントロールも税関もどこにもありゃしない。多分、シェンゲン協定が実施されたからだろう。
ああ、だからヴァンター空港でシェンゲンエリアに入る際にがっちり調べられたのか?
ポーランドやバルト三国において陸路で国境を超える際、EU市民についてはパスポートの写真確認しかしないのはこれまでの旅行で何度か目撃していたが、ついに空路でも・・・。しかも非シェンゲン国民であるにゃおんちゃんまでパスポート・コントロール無しである。
出入国が楽になるのはいいが、パスポートにスタンプを押してくれないのでちょっと寂しい。リトアニアに来た記録がパスポートに残らないのだ。
※リトアニアは2004年にシェンゲン協定に調印し、2007年から実施。
外に出ると18時近いというのに日が高い。この分だと日が沈むのは21時とか22時だろう。リトアニアは治安の良い国だから夜に一人歩きしても問題ないが、それでも昼間の時間が長いのは何かと助かる。
ターミナルビルは新築なのに、正面玄関から見ると外観は何故か以前のままだった。あれー?
タバコを吸いながらバスを待つが、その間にリトアニア人の友人ユリアに電話してみる。しかし、電話は通じず。まだイギリス留学から帰ってきていないのだろうか?
彼女には事前連絡は一切していない。明日にはすぐにベラルーシへ行くことを考えれば、仮に彼女がヴィリニュスにいても会えるとも限らない。せめて挨拶だけでもしたかったのだが・・・。
ヴィリニュスで1〜2日過ごしてからベラルーシへ移動するという選択肢は全く無い。そんなことしたら、ベラルーシへ行く気が絶対に失せる。愛するヴィリニュスであるが、今回は一泊だけしてお別れするのだ。
心の故郷ヴィリニュスに来たというのにさしたる感慨も無く、駅前行きのバスに乗り込む。チケットは1.4リトアニア・リタス(LTL)で2年前と変わらず。隣に座った女性にパスポートのことを質問すると、やはり「シェンゲン協定が実施されたから」とのこと。納得です、はい。
ああ、早くどこかに寝床を確保してお布団で寝たい。グーグー寝たい・・・。
《つづく》
◆ヴァンター空港の戦い
名古屋を経って約8時間後、スチュワーデスに叩き起こされて朝飯を食わされる。メシを食い終わればもうすぐヘルシンキに着く。グースカ寝たせいで思いの外すっきり。いつも足がむくんで酷いことになるのだが、今回はそれも無い。
ほぼ定刻どおり午後3時(現地時間)にヘルシンキ・ヴァンター空港に到着。ここでも乗り継ぎ時間は1時間ちょっとしか無いのでモタモタしてる暇は無い。
ところが検査場が大渋滞。やっとパスしたと思ったら今度はパスポート・コントロールも渋滞。中国人がいるといつも渋滞する。日本人が殆どフリーパスなのに対して、あいつらは徹底的に調べられるからだ。
お前ら、外国なんか来ないでオリンピック見てろよ。飛行機に乗り遅れるじゃねぇか。
やっとにゃおんちゃんの番が来たと思ったら、係官は菊の御門のパスポートを持つ日本人様の私に対してゴチャゴチャ質問してくる。私は貧乏人だが犯罪者ではない。
係官:どこ行くんだ?
にゃおん:ヴィリニュス。
係官:何日滞在するんだ?
にゃおん:一晩だけ滞在してベラルーシへ。ビザもあるよ。
係官:観光か?
にゃおん:はい。
係官:一人で?
にゃおん:はい、一人で。
係官:(ビザを確認すると無言のままスタンプを押す)
一人で旅行する男はそんなに怪しいですか?!
ヴァンター空港には美味しいサンドイッチ屋さんがあるのだが、そんな道草もままならずイソイソと搭乗ゲートへ移動。飛行機に乗り遅れちゃうよぉ〜。
せっかくEURで現金を用意したのに使う暇まるで無し。
さて、前回乗ったヴィリニュス行きの飛行機は、「どこの離島へ行く便ですか?」と不安になるくらい小さなプロペラ機(リトアニア航空所有)だったが、今回のエアクラフトはフィンエアー所有のジェット機。まあ、小一時間のフライトですからどんな機体でも構いませんがね。
16時15分発AY133便にて一路ヴィリニュスへ。驚くべきことに、こんな短距離のフライトなのに機内食が出た。もちろん軽食だけど。
7月29日17時30分、本日の目的地ヴィリニュスへ無事到着。
◆ヴィリニュス到着
2年ぶりにやってきたヴィリニュス国際空港。前回はとても国際空港とは思えないほどのショボさに悲しくなった記憶があるが、知らない間にターミナルが新築されていてびっくり。
荷物をピックアップした後、気がつくといつの間にか到着ロビーにいて、もう一度びっくり。パスポート・コントロールも税関もどこにもありゃしない。多分、シェンゲン協定が実施されたからだろう。
ああ、だからヴァンター空港でシェンゲンエリアに入る際にがっちり調べられたのか?
ポーランドやバルト三国において陸路で国境を超える際、EU市民についてはパスポートの写真確認しかしないのはこれまでの旅行で何度か目撃していたが、ついに空路でも・・・。しかも非シェンゲン国民であるにゃおんちゃんまでパスポート・コントロール無しである。
出入国が楽になるのはいいが、パスポートにスタンプを押してくれないのでちょっと寂しい。リトアニアに来た記録がパスポートに残らないのだ。
※リトアニアは2004年にシェンゲン協定に調印し、2007年から実施。
外に出ると18時近いというのに日が高い。この分だと日が沈むのは21時とか22時だろう。リトアニアは治安の良い国だから夜に一人歩きしても問題ないが、それでも昼間の時間が長いのは何かと助かる。
ターミナルビルは新築なのに、正面玄関から見ると外観は何故か以前のままだった。あれー?
タバコを吸いながらバスを待つが、その間にリトアニア人の友人ユリアに電話してみる。しかし、電話は通じず。まだイギリス留学から帰ってきていないのだろうか?
彼女には事前連絡は一切していない。明日にはすぐにベラルーシへ行くことを考えれば、仮に彼女がヴィリニュスにいても会えるとも限らない。せめて挨拶だけでもしたかったのだが・・・。
ヴィリニュスで1〜2日過ごしてからベラルーシへ移動するという選択肢は全く無い。そんなことしたら、ベラルーシへ行く気が絶対に失せる。愛するヴィリニュスであるが、今回は一泊だけしてお別れするのだ。
心の故郷ヴィリニュスに来たというのにさしたる感慨も無く、駅前行きのバスに乗り込む。チケットは1.4リトアニア・リタス(LTL)で2年前と変わらず。隣に座った女性にパスポートのことを質問すると、やはり「シェンゲン協定が実施されたから」とのこと。納得です、はい。
ああ、早くどこかに寝床を確保してお布団で寝たい。グーグー寝たい・・・。
《つづく》
2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その2)
前回の続きです。
◆圧政国家への旅立ち(2008年7月29日)
7月29日(水)午前1時30分、自宅を出る。
にゃおんちゃんが住む毛ガニ村から千歳空港まで約320km。飛行機は朝8時なので余裕を持って移動するためにはこの時間に出発せねばらん。今日は千歳から名古屋、ヘルシンキ(フィンランド)を経由してヴィリニュス(リトアニア)まで行く。
フィンランドやリトアニアという素敵な国を素通りして、私が行くのは「圧政国家ベラルーシ」。何かが間違っているような気がしてならない。
2年前にバルト三国を旅行した際にもこの便を使っているのだが、大寝坊して飛行機に乗り遅れそうになっている。あの時は「ちょっと仮眠を」と思い寝てしまったのが失敗だった。よって今回は一睡もせず真夜中に家を出る。この時間に出ればゆっくり走っても十分間に合うし、途中で仮眠しても大丈夫だろう。しかし、仮眠してまた寝坊したら嫌なので一気に千歳まで走りぬける覚悟で家を出る。
愛車を駆り真夜中の田舎道をひた走る。道路は私の貸切状態と化しており、他の車を全く見かけない。真っ暗で怖いのでperfumeを歌いながら運転したのは内緒である。
ところが、家を出て1時間もしないうちに睡魔に襲われ、フラフラの状態で午前4時に某パーキングエリアに到着。1時間ほど仮眠する。しかし、学習機能を持つ猫にゃおんちゃんは同じ失敗を繰り返さない。ちゃんと1時間後にアラームをセットして寝る。
アラームの鳴る音で目が覚めると午前5時。やはり保険を掛けておいて正解だった。あのまま寝こけていたらまた寝坊したやもしれぬ。こういう部分では恐ろしく自分を信用していない私。たった1時間の仮眠だが、これで頭はかなりすっきり。
快調なドライブで午前6時半に空港へ到着。さして腹も減っていないのでタバコを吸ったり両替して時間を潰す。両替屋の前でユーロ(EUR)にするかUSドル(USD)にするか暫し悩んだ後、ユーロを選択。この日のレートは1EUR=173JPY。
3年前には1EUR=135JPY程度だったのに・・・酷すぎる。
午前8時発JL3100便で名古屋中部国際空港(セントレア)へ。チェックインの際にヴィリニュスまで発券できてしまった。つーことは名古屋で荷物のピックアップが不要。楽チンである。素晴らしい。さすがJAL様。
◆この日の禁句「どちらまで?」
午前9時45分、予定どおりセントレアに到着。次のフライトは11時なのでモタモタしている時間は無い。まずはレンタル携帯電話の手続きをする。
にゃおんちゃんはGSM携帯とウクライナの電話会社のSIMカードを持っているのだが、今回は長期間職場を留守にするので、不在の間に何かあるやもしれぬ。というわけで、いつでも職場と連絡が取れるよう日本の携帯も持っていくことにしたわけだ。
でも、職場からの電話は一度も来ず、掛かってきたのは全然関係ない人からばかりだったという・・・。
アカゲビッチ大佐への貢ぎ物として招き猫を購入した後、喫煙室に入り浸ってこれでもかというくらいタバコを吸いまくる。次に吸えるのは10時間後。はぁ・・・欧州は遠い。
でも、欧州でヘルシンキより近い乗り継ぎ場所なんてモスクワくらいしかないので、これでもまだマシなほう。「ヒースロー(ロンドン)やシャルル・ドゴール(パリ)で乗り換えするよりマシだ」と自分に言い聞かせて渋々機内へ向かう。
この日の機体は残念ながらムーミンの飛行機じゃなかった。普通に「Finnair」って書いてあるだけ。ちっ。
2年前は季節外れだったこともあり、4席独り占めして爆睡していたらいつの間にかフィンランドに着いていたが、夏休み真っ只中の今回はさすがに無理。ほぼ満席である。前回同様ロシアビザを持った団体旅行のおばちゃん達がたくさんいる。
いいなぁ、モスクワ。いいなぁ、サンクト・ペテルブルク。にゃおんちゃんがこれから行くのはミンスクだぜ、ミンスク。ミンスクにはクレムリンもエルミタージュもありゃしない。あるのは精神病院みたいな政府のビルと巨大なレーニン像だけ。
「どちらまで?」なんて尋ねられても、「ミンスク」なんて答えられねぇよ。十中八九「それ、どこ?」と言われるのがオチだろうし、ベラルーシがどんな国か知っている人ならば、私のことを「変人」と思うに違いない。
え?変人だろ、と?余計なお世話じゃ。
隣の席にいたのはストックホルム在住の日本人女性。なんと、にゃおんちゃんと同じ札幌出身。里帰りをしてこの飛行機でスウェーデンへ戻るのだそうだ。いいなぁ・・・スウェーデン。
にゃおちゃんはガキの頃にSILVER MOUNTAINやEUROPEが大好きだったので、スウェーデンという国には一方ならぬ思い入れがある。「白夜と森と美旋律の国」である。
DISMEMBER? CARNAL FORGE?
<∩丶`∀´> アーアー聞こえない聞こえないニダ。
「そんなに好きなら行けばいいじゃんね?」と言いたい人もいるだろうが、マックでハンバーガー食っただけで800円とか1,000円取られる国に、貧乏人のオイラが行けるとお思いか?にゃおんちゃんは「ソ連の安食堂でメシ食って300円」仕様なの!全部貧乏が悪いんだ!さようならスウェーデン・・・。
彼女とスウェーデン事情について話した後、案の定「どちらまで?」と聞かれたが、ミンスクと答えられず「えーと、ヴィリニュス・・・」と答える。う、嘘は言っていないぞ!
機内食を食ってワインを飲んだら一気に眠気が襲ってきた。そういや徹夜明けだった。
《つづく》
◆圧政国家への旅立ち(2008年7月29日)
7月29日(水)午前1時30分、自宅を出る。
にゃおんちゃんが住む毛ガニ村から千歳空港まで約320km。飛行機は朝8時なので余裕を持って移動するためにはこの時間に出発せねばらん。今日は千歳から名古屋、ヘルシンキ(フィンランド)を経由してヴィリニュス(リトアニア)まで行く。
フィンランドやリトアニアという素敵な国を素通りして、私が行くのは「圧政国家ベラルーシ」。何かが間違っているような気がしてならない。
2年前にバルト三国を旅行した際にもこの便を使っているのだが、大寝坊して飛行機に乗り遅れそうになっている。あの時は「ちょっと仮眠を」と思い寝てしまったのが失敗だった。よって今回は一睡もせず真夜中に家を出る。この時間に出ればゆっくり走っても十分間に合うし、途中で仮眠しても大丈夫だろう。しかし、仮眠してまた寝坊したら嫌なので一気に千歳まで走りぬける覚悟で家を出る。
愛車を駆り真夜中の田舎道をひた走る。道路は私の貸切状態と化しており、他の車を全く見かけない。真っ暗で怖いのでperfumeを歌いながら運転したのは内緒である。
ところが、家を出て1時間もしないうちに睡魔に襲われ、フラフラの状態で午前4時に某パーキングエリアに到着。1時間ほど仮眠する。しかし、学習機能を持つ猫にゃおんちゃんは同じ失敗を繰り返さない。ちゃんと1時間後にアラームをセットして寝る。
アラームの鳴る音で目が覚めると午前5時。やはり保険を掛けておいて正解だった。あのまま寝こけていたらまた寝坊したやもしれぬ。こういう部分では恐ろしく自分を信用していない私。たった1時間の仮眠だが、これで頭はかなりすっきり。
快調なドライブで午前6時半に空港へ到着。さして腹も減っていないのでタバコを吸ったり両替して時間を潰す。両替屋の前でユーロ(EUR)にするかUSドル(USD)にするか暫し悩んだ後、ユーロを選択。この日のレートは1EUR=173JPY。
3年前には1EUR=135JPY程度だったのに・・・酷すぎる。
午前8時発JL3100便で名古屋中部国際空港(セントレア)へ。チェックインの際にヴィリニュスまで発券できてしまった。つーことは名古屋で荷物のピックアップが不要。楽チンである。素晴らしい。さすがJAL様。
◆この日の禁句「どちらまで?」
午前9時45分、予定どおりセントレアに到着。次のフライトは11時なのでモタモタしている時間は無い。まずはレンタル携帯電話の手続きをする。
にゃおんちゃんはGSM携帯とウクライナの電話会社のSIMカードを持っているのだが、今回は長期間職場を留守にするので、不在の間に何かあるやもしれぬ。というわけで、いつでも職場と連絡が取れるよう日本の携帯も持っていくことにしたわけだ。
でも、職場からの電話は一度も来ず、掛かってきたのは全然関係ない人からばかりだったという・・・。
アカゲビッチ大佐への貢ぎ物として招き猫を購入した後、喫煙室に入り浸ってこれでもかというくらいタバコを吸いまくる。次に吸えるのは10時間後。はぁ・・・欧州は遠い。
でも、欧州でヘルシンキより近い乗り継ぎ場所なんてモスクワくらいしかないので、これでもまだマシなほう。「ヒースロー(ロンドン)やシャルル・ドゴール(パリ)で乗り換えするよりマシだ」と自分に言い聞かせて渋々機内へ向かう。
この日の機体は残念ながらムーミンの飛行機じゃなかった。普通に「Finnair」って書いてあるだけ。ちっ。
2年前は季節外れだったこともあり、4席独り占めして爆睡していたらいつの間にかフィンランドに着いていたが、夏休み真っ只中の今回はさすがに無理。ほぼ満席である。前回同様ロシアビザを持った団体旅行のおばちゃん達がたくさんいる。
いいなぁ、モスクワ。いいなぁ、サンクト・ペテルブルク。にゃおんちゃんがこれから行くのはミンスクだぜ、ミンスク。ミンスクにはクレムリンもエルミタージュもありゃしない。あるのは精神病院みたいな政府のビルと巨大なレーニン像だけ。
「どちらまで?」なんて尋ねられても、「ミンスク」なんて答えられねぇよ。十中八九「それ、どこ?」と言われるのがオチだろうし、ベラルーシがどんな国か知っている人ならば、私のことを「変人」と思うに違いない。
え?変人だろ、と?余計なお世話じゃ。
隣の席にいたのはストックホルム在住の日本人女性。なんと、にゃおんちゃんと同じ札幌出身。里帰りをしてこの飛行機でスウェーデンへ戻るのだそうだ。いいなぁ・・・スウェーデン。
にゃおちゃんはガキの頃にSILVER MOUNTAINやEUROPEが大好きだったので、スウェーデンという国には一方ならぬ思い入れがある。「白夜と森と美旋律の国」である。
DISMEMBER? CARNAL FORGE?
<∩丶`∀´> アーアー聞こえない聞こえないニダ。
「そんなに好きなら行けばいいじゃんね?」と言いたい人もいるだろうが、マックでハンバーガー食っただけで800円とか1,000円取られる国に、貧乏人のオイラが行けるとお思いか?にゃおんちゃんは「ソ連の安食堂でメシ食って300円」仕様なの!全部貧乏が悪いんだ!さようならスウェーデン・・・。
彼女とスウェーデン事情について話した後、案の定「どちらまで?」と聞かれたが、ミンスクと答えられず「えーと、ヴィリニュス・・・」と答える。う、嘘は言っていないぞ!
機内食を食ってワインを飲んだら一気に眠気が襲ってきた。そういや徹夜明けだった。
《つづく》
2008ベラルーシ・ウクライナ旅行記(その1)
◆オラの国には自由が無ぇ!
今回行ってきた国は『ベラルーシ共和国』と『ウクライナ』。
リトアニアにも一晩だけいましたが、夕方に到着して翌朝の出立だったので特に何もしていません。
なんでベラルーシ?なんでウクライナ?
今年はアルメニアに行くんじゃなかったの?
はい、にゃおんちゃんをよくご存知の方はそう思うでしょう。
ベラルーシには3年前に、ウクライナには3年前&昨年も行っています。にゃおんちゃん自身も「あの辺の国はもう十分だろう。今年はカフカスか中央アジアだな」と思っていました。特にカフカスについては乗り気で、
カフカスの朝鮮人と呼ばれるアルメニア人、どんだけ香ばしいか見てきてやろうじゃないの!
と意気込んでいた訳ですよ。そして、「ついでに隣のグルジアにも行こう。ビザいらないし」と。時間があればアゼルバイジャンにも行こうと思ってましたしね。
ところが、ベラルーシKGBの友人アカゲビッチ大佐(仮名)から「ベラルーシに来るならビザ用意してやるぞ?」と悪魔のような誘いがありまして。
ベラルーシは普通に観光ビザを取るのが非常にめんどくさい国でして、ロシアのように「インビテーション・レター寄こせ、バウチャー用意しろ」という話になるんです。金も時間も手間も掛かってやってられません。にゃおんちゃんが未だにロシアへ行っていないのはそれが原因なんですから。リトアニアやウクライナで取得すれば楽なのは知っているが、高い。
それに、そんな手間暇掛けてまで見るものなど、あの国には(少なくとも首都ミンスクには)ありゃしない。
そういう訳で、「あぁ、あのバカでかいレーニン像、また見たいなぁ・・・」と思いつつ、時は過ぎていった訳ですよ。3年前に行ったときにはあまりの異様な雰囲気にビビって2日で逃げ出してる訳ですし。
どのくらい異様かというとですね・・・
・駅から一歩出た瞬間、「ここは普通の国じゃない」と雰囲気で分かる。
・イカツいスターリン様式の建物とバカみたいに広い道路がどこまでも続く街並み。
・街並みの色彩の乏しさとドンヨリした雰囲気が、子どもの頃にテレビで見たソ連の風景そのまんま。
・恐ろしいほど街に覇気が無い。歩いている人もゾンビに見える。
・まるで精神病院みたいな政府の建物と、その前にそびえ立つ巨大なレーニン像。
・どこへ行っても警官が。そのせいで治安は良いが、その警官が腐っていて一番タチ悪い。
・路上で男が二人殴り合いを始めたが、すぐに警官が飛んできて二人をどこかへ拉致。
・恐ろしいほど英語が通じない。3年前、オイラが会った英語をちゃんと話せる人はたったの一人。
・バカみたいに桁数が多い通貨。しかも紙幣しかない。計算も大変だし、がさばって仕方ない。
・一見普通の人だが物腰が普通じゃない人達(私服警官?)がホテルの前をウロウロしている。
オラの国には自由が無ぇ!
民主主義は生まれてこのかた見たこと無ぇ!
そう、ここは『圧政国家』。
「欧州最後の独裁者」アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が君臨する「欧州の網走番外地」ベラルーシ共和国である。
でもね、ソ連は腐っても先進国で工業国だったので、シベリアの辺境ならいざしらず欧州にあって都会のミンスクはそれなりにちゃんとしてるんですよ。腐ってもヨーロッパなので腰が抜けるほど酷いことは無い。
ダメさ加減で言うなら、去年行ったモルドバのほうがよっぽど酷い。
はぁ〜テレビもある!ネットもある!バーもあるし、マックもある!バスは一日何度も来る!
まあ、何かとめんどくさい国なので行けるときに行っておこうかな、と。
先日、ルカシェンコ閣下がアメリカ大使を追い出してアンクル・サムとの外交関係は断絶寸前。なので、そのうち日本人も行けなくなるかもしれないし。
そういう訳でベラルーシへ行くことになったわけですよ。
ウクライナ?
ついでです。会っておきたい人やら、やっておきたいことがあったので、「ついでだから寄ろうか?」程度です。
ベラルーシで1週間も10日も過ごす自信無いし・・・。
まあ、そんな訳でよく分からないまま、何となく行くことになった両国。
これまでの旅行と違って「行くぞー!俺は○○に行くんだ!」なんて気概もありゃしない。
家を出る時間になってもまだ「えー?めんどくさいなぁ。うちでゴロゴロしてるほうがいいなぁ」という状態で。
恐ろしく気合の入らない旅行の幕開けです。
こういうナメきった態度のせいで、今回の旅行はこれまでになくグダグダになりました。
次回は・・・こういうことが無いようにしよう。
《つづく》
今回行ってきた国は『ベラルーシ共和国』と『ウクライナ』。
リトアニアにも一晩だけいましたが、夕方に到着して翌朝の出立だったので特に何もしていません。
なんでベラルーシ?なんでウクライナ?
今年はアルメニアに行くんじゃなかったの?
はい、にゃおんちゃんをよくご存知の方はそう思うでしょう。
ベラルーシには3年前に、ウクライナには3年前&昨年も行っています。にゃおんちゃん自身も「あの辺の国はもう十分だろう。今年はカフカスか中央アジアだな」と思っていました。特にカフカスについては乗り気で、
カフカスの朝鮮人と呼ばれるアルメニア人、どんだけ香ばしいか見てきてやろうじゃないの!
と意気込んでいた訳ですよ。そして、「ついでに隣のグルジアにも行こう。ビザいらないし」と。時間があればアゼルバイジャンにも行こうと思ってましたしね。
ところが、ベラルーシKGBの友人アカゲビッチ大佐(仮名)から「ベラルーシに来るならビザ用意してやるぞ?」と悪魔のような誘いがありまして。
ベラルーシは普通に観光ビザを取るのが非常にめんどくさい国でして、ロシアのように「インビテーション・レター寄こせ、バウチャー用意しろ」という話になるんです。金も時間も手間も掛かってやってられません。にゃおんちゃんが未だにロシアへ行っていないのはそれが原因なんですから。リトアニアやウクライナで取得すれば楽なのは知っているが、高い。
それに、そんな手間暇掛けてまで見るものなど、あの国には(少なくとも首都ミンスクには)ありゃしない。
そういう訳で、「あぁ、あのバカでかいレーニン像、また見たいなぁ・・・」と思いつつ、時は過ぎていった訳ですよ。3年前に行ったときにはあまりの異様な雰囲気にビビって2日で逃げ出してる訳ですし。
どのくらい異様かというとですね・・・
・駅から一歩出た瞬間、「ここは普通の国じゃない」と雰囲気で分かる。
・イカツいスターリン様式の建物とバカみたいに広い道路がどこまでも続く街並み。
・街並みの色彩の乏しさとドンヨリした雰囲気が、子どもの頃にテレビで見たソ連の風景そのまんま。
・恐ろしいほど街に覇気が無い。歩いている人もゾンビに見える。
・まるで精神病院みたいな政府の建物と、その前にそびえ立つ巨大なレーニン像。
・どこへ行っても警官が。そのせいで治安は良いが、その警官が腐っていて一番タチ悪い。
・路上で男が二人殴り合いを始めたが、すぐに警官が飛んできて二人をどこかへ拉致。
・恐ろしいほど英語が通じない。3年前、オイラが会った英語をちゃんと話せる人はたったの一人。
・バカみたいに桁数が多い通貨。しかも紙幣しかない。計算も大変だし、がさばって仕方ない。
・一見普通の人だが物腰が普通じゃない人達(私服警官?)がホテルの前をウロウロしている。
オラの国には自由が無ぇ! 民主主義は生まれてこのかた見たこと無ぇ!
そう、ここは『圧政国家』。
「欧州最後の独裁者」アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が君臨する「欧州の網走番外地」ベラルーシ共和国である。
でもね、ソ連は腐っても先進国で工業国だったので、シベリアの辺境ならいざしらず欧州にあって都会のミンスクはそれなりにちゃんとしてるんですよ。腐ってもヨーロッパなので腰が抜けるほど酷いことは無い。
ダメさ加減で言うなら、去年行ったモルドバのほうがよっぽど酷い。
はぁ〜テレビもある!ネットもある!バーもあるし、マックもある!バスは一日何度も来る!
まあ、何かとめんどくさい国なので行けるときに行っておこうかな、と。
先日、ルカシェンコ閣下がアメリカ大使を追い出してアンクル・サムとの外交関係は断絶寸前。なので、そのうち日本人も行けなくなるかもしれないし。
そういう訳でベラルーシへ行くことになったわけですよ。
ウクライナ?
ついでです。会っておきたい人やら、やっておきたいことがあったので、「ついでだから寄ろうか?」程度です。
ベラルーシで1週間も10日も過ごす自信無いし・・・。
まあ、そんな訳でよく分からないまま、何となく行くことになった両国。
これまでの旅行と違って「行くぞー!俺は○○に行くんだ!」なんて気概もありゃしない。
家を出る時間になってもまだ「えー?めんどくさいなぁ。うちでゴロゴロしてるほうがいいなぁ」という状態で。
恐ろしく気合の入らない旅行の幕開けです。
こういうナメきった態度のせいで、今回の旅行はこれまでになくグダグダになりました。
次回は・・・こういうことが無いようにしよう。
《つづく》
ただいま
ただいま帰宅。
リトアニア/ベラルーシ国境でとっ捕まるというアクシデントがあったものの、その他は事件なし。
あ、ただし洪水でウクライナ西部行きを断念。
キエフでテレビを見ていたら、ロシアとグルジアがドンパチ始めたことを知り驚く。
何故なら、当初はアルメニアとグルジアへ行く予定だったのだ。ヒヤヒヤものでした。
詳細は後日報告。
今回はあまりネタありませんよ。グータラ旅行でしたから。
リトアニア/ベラルーシ国境でとっ捕まるというアクシデントがあったものの、その他は事件なし。
あ、ただし洪水でウクライナ西部行きを断念。
キエフでテレビを見ていたら、ロシアとグルジアがドンパチ始めたことを知り驚く。
何故なら、当初はアルメニアとグルジアへ行く予定だったのだ。ヒヤヒヤものでした。
詳細は後日報告。
今回はあまりネタありませんよ。グータラ旅行でしたから。




