【サカつくEU その3】2部昇格への道
うちのチームはここまで来るのにかなり無理をしたのか資金難らしく、2部昇格に失敗するとエストデーラに買収されて本編が始まる前にゲームオーバーとなってしまう。
何としても勝たねば。
プレイオフは4チームによるトーナメント。
1回戦はホーム・アンド・アウェイですが、決勝は一発勝負です。
スペイン3部リーグ・プレイオフ1回戦・第1戦(H)
レアル・グラナダ vs サラマンカ ○ 3-0
得点者:メンドーサ2、ウルセライ
スペイン3部リーグ・プレイオフ1回戦・第2戦(A)
レアル・グラナダ vs サラマンカ ● 0-2
ホームでのアドバンテージに助けられて何とか決勝へ。
こんな調子で大丈夫なのやら。
スペイン3部リーグ・プレイオフ決勝(H)
レアル・グラナダ vs ポンテペードラ ○ 2-0
得点者:ウルセライ、ヴェレス
ウルセライの先制ゴール、ヴェレスのダメ押しゴールと理想的な展開で余裕の勝利!
Topics
◆レアル・グラナダ、2部リーグへ
レアル・グラナダが、昇格戦に優勝し正式加入が決定した。今後スペイン2部リーグでどういう活躍を見せるのか、早くも注目が集まっている。
レアル・グラナダのポンセ代表は、
ヽ(´∀`)ノ 我々の新しい戦いが始まる。心機一転、気を引き締めてチャレンジします。目標はもちろん1部昇格。
と熱く語った。
2部昇格の余韻にひたるポンセの元に、秘書のロザリーが血相を変えてやって来た。
普段は穏やかな彼女が一体どうしたのだろう?
秘書 ロザリー・カータレット:
ポンセさん!あのエストデーラ氏が、2部リーグへ昇格したクラブを買収したそうです!!
今TVで中継が流れているようですよ。見てみましょう。
はいはい・・・。それじゃポチッとな。
アナウンサー:
さて、次は最新のサッカー情報をお届けする「フットボール・クライマックス」のコーナーです。
本日はゲストに、いま話題の人物である自称「経済界の貴公子」エストデーラさんに来て頂きました。さっそくエストデーラさんにお話を伺ってみましょう。
つい先日サッカークラブを買収しましたが、もともと買収を予定していたクラブが昇格を果たしてしまい、当初の予定とは異なるクラブを買収したという噂がありますが、それは本当なんでしょうか?
デポルティボ・グラナダ代表 エストデーラ:
・・・・・・まぁ、結果的にはそう見えてしまうかもしれないな・・・。
だが、それはもう済んだことだ。特に話すことは無い!
アナウンサー:
なるほど・・・。ということは、やはり買収の本命だったクラブは「レアル・グラナダ」なのでは・・・?
デポルティボ・グラナダ代表 エストデーラ:
・・・まったく不愉快だ。これ以上この話はしないでくれ。基本的にはノーコメントだ!
あえて言うなら、あんな弱小クラブを買収しなくて良かった、ということだな。
いずれにせよ、これからは私の力でサッカー界を盛り上げていってやる。
まぁ見ていろ。きっと「ビッグバン」が起こるぞ。
アナウンサー:
・・・「ビッグバン」とは、いったい・・・。
デポルティボ・グラナダ代表 エストデーラ:
あんなちっぽけな弱小クラブは、私の力で捻り潰してやる。私を本気で怒らせてしまったのは、大きな間違いだったな。
まずは次のシーズンを楽しみにしていてくれ。必ずエキサイティングなシーズンになるはずだ。
がははははははは。ビッグバ〜ン!!
・・・・・・。
ヽ(`Д´)ノ ムキーッ!ふざけんな!我がクラブは絶大な攻撃力を武器としている。あいつのクラブなんかこてんぱんにしてやる!
グラナダはスペインのアンダルシア地方にある人口24万人の都市。
イベリア半島最後のイスラム王朝「ナスル朝グラナダ王国」の都であり、壮麗なアルハンブラ宮殿が有名である。
この街には「グラナダCF」というクラブがあるのだが、エストデーラ氏はそのグラナダCFを買収したのだろうか?
※本物のグラナダCFは現在2部リーグに所属しているが、ゲームには登場しないので。
「リーガ・エスパニョーラ セグンダ・ディビシオン」は、22チームがホーム・アンド・アウェイで42試合を戦い、上位3チームが1部に昇格する。
今年については昇格できなくても、昇格争いに加わるくらいでいい。まずはじっくり選手を育てようではないか。
さて、今年のスポンサーと経営方針をば。
メインスポンサー:マリーサス(3億8,000万円:運輸)
サブ・スポンサー:クレストブリーズ(2,800万円:総合商社)、オロンジーバンク(2,700万円:銀行)、マグフェクター(3,100万円:金属)、ジェネリクセン(2,500万円:医薬品)
ユニフォームサプライヤー:エガムーチョ(スポンサーフィーなし)
2006-2007シーズンの経営方針
年間広告費:3億6,000万円
チケット料金:3,000円
シーズンチケット割引:10%
シーズンチケット販売枚数:500枚
(スタジアム収容人数:8,000人)
この体制で今シーズンに臨みます。
ゲームは7月からスタートしますが、8月の開幕に向けてまずはプレシーズンマッチを行います。
【サカつくEU その2】レアル・グラナダ選手紹介
監督 パコ・イバニェス 52歳 スペイン
年俸:3,000万円
得意フォーメーション:4-4-2/4-3-3
選手起用方針:コンディション重視
試合進行方針:選手交代を多用
育成方針:中央攻撃重視
休養方針:たまに休む
世代別指導:30以上
ポリシー:10 14 15 20
最近名を知られ始めてきた新鋭監督。フォーメーション指導が得意である。
3部リーグ時代からの監督がそのまま残留してます。
契約期間が残っているようで変更できず。でも、サカつくEUは選手やスタッフの給料が月払いなので、年度途中でクビにしても金銭的損失はありません。
契約は2年間残っていますが、いずれ有能な監督が現れたら交代してもらうことになるかと。
サカつくにおける監督の仕事は、試合でどんな作戦を立てるかではありません。それはプレイヤーがやりますから。監督が有能だと練習の効率がアップして、選手の成長スピードが速くなるんですね。
監督の下に4名のコーチがいますが、監督が選手全員の面倒を見るのに対して、コーチは1名の選手をマンツーマンで指導します。鍛えたい若手選手がいるときなどに、コーチがその選手の伸ばしたい部分を集中的に鍛えてくれます。
サカつくEUでは、新たに「ポシリー」という概念が導入されています。
ポリシーとはその監督や選手が志向するサッカーのスタイルを意味します。
項目は次のとおり。
カウンター志向 ←→ ポゼッション志向
個人能力志向 ←→ 組織志向
この2つの相反する要素を平面図で表し、ポリシーの位置を数字で表現します。
上辺:カウンター 下辺:ポゼッション
左辺:個人能力 右辺:組織
カ ウ ン タ ー
01 02 03 04 05
個
06 07 08 09 10 組
人
11 12 13 14 15
能
16 17 18 19 20 織
力
21 22 23 24 25
ポ ゼ ッ シ ョ ン
例えばポリシーが「07」の選手ならばカウンター志向かつ個人能力寄り、「23」ならば完全なポゼッション志向だが個人能力・組織についてはどっちつかず。「13」ならば中心なので、全ての要素をバランス良く捉えている、といった感じ。
これは監督や選手の性格を色づけする要素であって、能力を現すものではありません。ただし、無視もできません。監督と選手のポリシーがかけ離れていると、選手は能力を十分に発揮できないのです。
ですから、クラブが目指すサッカーに合う監督を選び、その監督のポリシーに合った選手を獲得していくことになります。
イバニェス監督のポリシーは「10 14 15 20」ですから、完全な組織志向で、ポゼッション・カウンターについてはどっちつかず。
クラブを立ち上げる段階でポンセ氏が「組織志向」を選択しているので、それに合った監督が選ばれているわけです。
続いて初期メンバーの選手を紹介します。
全部で18名。3部リーグのチームなのでロクな選手がいません。
1 GK コレイドラ・マリア スペイン 24歳
182cm 79kg 右利き
年俸:500万円 評価:D
ポリシー:17 プレイスタイル:オーソドックス
正GKで安定したセービングを見せる。
飛び出しに難があるが、鍛えてやれば使えそうな感じ。
評価Dというのは、上から5番目でダメダメです。
それから、プレイスタイルとはその選手の特徴を現すものです。例えば、同じボランチでもガットゥーゾのような激しく動き回って攻守に絡む選手もいれば、ピルロのように中盤の底でゲームを組み立てるのが得意な選手もいます。
この選手はオーソドックスですから、正統派タイプのGKなのでしょう。
えーと、誰をイメージすればいいんだ?シュマイケルとかファン・デル・サール?
2 DF アルナル・ナヴァーロ スペイン 26歳
177cm 70kg 左利き
年俸:1,100万円 評価:D
ポリシー:07 プレイスタイル:なし
左サイドバックの選手。
ポジショニングが悪く、裏を取られまくりで危なっかしい。
3 DF アルド・コルテス スペイン 30歳
176cm 73kg 右利き
年俸:600万円 評価:D
ポリシー:04 プレイスタイル:なし
右サイドバックの選手。
ナヴァーロとは対照的に安定した守備を見せる。
4 DF バルフィー エジプト 32歳
185cm 78kg 左利き
年俸:4,300万円 評価:D
ポリシー:15 プレイスタイル:リベロ
チーム一の高額年俸を貰っているだけあって、守備力が高いです。
積極的に前に出てフォアリベロのようなプレーをします。フリーキックも巧い。
5 DF サムエル・エステバン スペイン 25歳
178cm 62kg 右利き
年俸:600万円 評価:D
ポリシー:13 プレイスタイル:なし
バルフィーとコンビを組むセンターバックだが、ヘディングが強いくらいしか特徴が無い。
6 MF ガルデル・カルデナス スペイン 19歳
175cm 69kg 左利き
年俸:900万円 評価:E
ポリシー:24 プレイスタイル:カバーリング
伸びしろはありそうだが、現時点では全ておいて能力が低い。
7 MF キケ・イグレシアス スペイン 25歳
187cm 86kg 左利き
年俸:500万円 評価:D
ポリシー:18 プレイスタイル:なし
本職はボランチだが、トップ下もこなせる。
しかし、特筆すべき点が無く、ぱっとしない。
8 MF エルゲ・オルノ スペイン 27歳
172cm 65kg 左利き
年俸:500万円 評価:D
ポリシー:19 プレイスタイル:セントラルMF
スピードはあるが、それ以外はまだまだ。
9 MF ルーベンス・ヴェレス スペイン 30歳
186cm 76kg 右利き
年俸:2,400万円 評価:D
ポリシー:14 プレイスタイル:サイドアタッカー、プレイメーカー
スタミナが無いのが難点ですが、ドリブルが巧く、統率力もあるベテラン。
本職は右サイドハーフですが、トップ下やボランチもこなします。
10 FW ホセ・エミリオ・メンドーサ スペイン 24歳
170cm 63kg 左利き
年俸:1,900万円 評価:D
ポリシー:11 プレイスタイル:飛び出し、ムービング
レアル・グラナダのエースストライカー。
スピードを生かして巧みな飛び出しを見せる。
11 FW ダヴィド・ウルセライ スペイン 30歳
185cm 74kg 右利き
年俸:600万円 評価:D
ポリシー:20 プレイスタイル:ポストプレイヤー、ムービング
屈強な体を生かしてポスト役となる。
スピードが無くドリブルも下手なので、自力で突破するプレイは無理。
12 GK イマノル・ヴィクトル スペイン 28歳
188cm 80kg 右利き
年俸:400万円 評価:D
ポリシー:05 プレイスタイル:なし
控えのGK。
正キーパーと比較してあらゆる点で劣るうえに、この年齢では育った頃には引退です。
ユースから若い選手を拾ってきて育てたほうが良さそう。
13 DF ハヴィ・ピニャ スペイン 22歳
184cm 82kg 左利き
年俸:300万円 評価:E
ポリシー:25 プレイスタイル:切り込み
左サイドバックの控え。
プレースタイルの割りにドリブルが下手で、問題のあるナヴァーロよりもさらに劣る。
14 DF サンドロ・サモラ スペイン 24歳
179cm 71kg 右利き
年俸:400万円 評価:D
ポリシー:09 プレイスタイル:センターバック
センターバックの控え。
フィジカルとヘディングが若干強いが、全体的に能力が低すぎて使えない。
15 MF アントニ・オシオ スペイン 24歳
185cm 74kg 右利き
年俸:500万円 評価:D
ポリシー:10 プレイスタイル:守備的サイド、サイドアタッカー
右サイドバック適正も持つが、本職は3バックにおける右ウィングバック。
うちのチームは現在4バックシステムを採用しており、今後も変える予定は無い。
何とも使いづらい選手。
16 MF ロルカ・ルケ スペイン 22歳
173cm 60kg 左利き
年俸:500万円 評価:D
ポリシー:08 プレイスタイル:アタッカー
レギュラー陣と比較しても遜色の無い選手だが、トップ下でしかプレイできないのが難点。
現在、ダブルボランチのボックス型4-4-2を採用しているのだが、1ボランチのダイヤモンド型にすれば、彼の出番が出てくる。
17 FW イポリト・マリン スペイン 32歳
168cm 57kg 左利き
年俸:600万円 評価:D
ポリシー:23 プレイスタイル:ウィング
左右ウィングをこなすが、今のところ3トップを採用するつもりは無い。
サイドハーフもできるので、オルノやヴェレスの控えに。
18 FW ビトール・カリオン スペイン 33歳
187cm 84kg 左利き
年俸:300万円 評価:E
ポリシー:03 プレイスタイル:飛び出し、アタッカー
「年齢的に長く現役を続けるのは困難」という評価のロートルFW。
移籍リストまっしぐら確実です。
とにかく、このメンバーでプレイオフを勝ち抜いて2部昇格を目指します。
【サカつくEU その1】プロローグ
◆グラナダに新クラブが発足
ポンセ代表率いるレアル・グラナダが発足した。地元は新しいクラブの誕生に大きな期待を寄せている。
ポンセ代表は
( ´∀`)ノ 今はまだ小さなクラブだが、きっと欧州の強豪相手に互角に戦えるクラブに成長するだろう。
と熱く語った。
◆勢いは止まらない レアル・グラナダ
レアル・グラナダがまさに絶好調。
設立以来、シーズンを追うごとに成績が上昇しており、このままいくと3部リーグ昇格も夢ではないと地元サポーターの盛り上がりも最高潮に達している。
◆ポンセ氏、昇格に自信
レアル・グラナダの3部リーグ昇格がますます現実的になり、サポーターの熱がかつて無いほどに高まってきた。
レアル・グラナダを率いるポンセ代表は昇格の可能性について
( ´∀`)b 間違いない。サポーター同様に我々も確固たる自信を持っている。
と力強くコメントした。
◆レアル・グラナダの昇格が決定!
レアル・グラナダが見事3部リーグに昇格を果たし、地元ではサポーターを招いての昇格記念パーティーやパレードが行われた。
昇格に喜ぶ一方、選手強化を続けてきたクラブ財政に警告を発する関係者もいるようだ。
◆ビッグバン・コンツェルン上方修正!
自称「経済界の貴公子」エストデーラ氏のビッグバン・コンツェルンの業績がうなぎのぼりだ。
スペイン経済を動かすとまで言われている同氏は、企業発祥の地であるグラナダの事業計画発表会でさらなるグループの巨大化計画について熱く語った。
◆資金難で身売りか!?レアル・グラナダ
見事に3部リーグに昇格を果たしたが、資金難に陥っている様子だ。
昨今の不景気や放映権収入の減資を受け、クラブ存続が危ぶまれている。
クラブ売却も噂されているが、ポンセ代表は、
(;`Д´)ノ クラブの売却は絶対にありえない。
と強く否定した。
◆エストデーラ氏、クラブ経営に興味
ビッグバン・コンツェルンを率いるエストデーラ氏が、豊富な資金力を背景にクラブ経営に参入するのでは、という憶測が流れている。
その真意に対し、エストデーラ氏は、「閉鎖されたクラブ経営にビッグバンを投じることは、サッカー界の活性化に繋がる」と前向きなコメントを残した。
◆昇格へ向けプレイオフが開幕
2部リーグ昇格に向けて4クラブがしのぎを削るプレイオフが開幕する。
今回が初出場となるレアル・グラナダのポンセ代表は、
(;´д`) いろいろな噂が立っているが、今はただ目の前の昇格をつかむことに集中をしたい。
と述べるのみだった。
◆エストデーラ氏、買収を否定せず
渦中の人となっているビッグバン・コンツェルンのエストデーラ氏が、複数のクラブ経営者と接触していることが分かった。
噂のグラナダ買収に対し「当然、我が街であるグラナダには愛着がある」と述べ、買収説を否定しなかった。
何をいきなり訳の分からんことを?とお思いの方も多いでしょうが・・・
いまさらですが、プレイステーション2のゲームソフト「プロサッカークラブをつくろう!ヨーロッパチャッンピオンシップ」(通称「サカつくEU」)のプレイレポートを始めちゃいます。
2006年に発売されたゲームでホントにいまさらなんだが、買ってから殆どやってなかったもので。
まあ、名前のとおりサッカークラブを作って欧州王座を目指そうぜ!というゲームなのだが、プレイヤーは「チームの経営者」という立場なので、試合で直接選手を操作することはできない。
サッカーチームの経営を楽しむゲームなんです、これ。
プレイヤーは欧州六大リーグ(イタリア、スペイン、イングランド、ドイツ、フランス、オランダ)の中から好きなものをひとつ選んでプレイする。で、にゃおんちゃんが選んだのは、攻撃的で美しいサッカーを堪能できるスペインの「リーガ・エスパニョーラ」。
いつの日かレアル・マドリードやFCバルセロナを越えるビッグ・クラブになるのだ!
にゃおんちゃんの分身であるポンセ氏が経営するクラブ「レアル・グラナダ」は、スペインのアルダルシア地方にあるグラナダを拠点とする。
この地に育つオレンジの木々のように、サッカーは深く根付いている。その木に果実はシェリーのように甘い。
よし、それじゃシェリーのように甘いサッカーを目指してやろうじゃないか。
とりあえず10年は頑張ろうと思うが、そこから先は飽きてしまう可能性もあるので何とも言えん。
欧州王者は無理でもリーグ優勝くらいは実現させたいなぁ。
2007モルドバ・ウクライナ旅行記(最終回)
9月1日(土)
いよいよ帰国する日が来た。あとは、ここキエフから飛行機に乗ってイスタンブール経由で日本へ帰るだけ。長かったような、短かったような・・・。いや、長かったな。疲れた。
朝7時に起床する。体調はまだ悪い。薬をしこたま飲んで、これから待ち受ける長旅に備える。
キエフ駅へ向かう途中、「今度ここに来るのはいつになるか分からないのだから、街の景色をしっかり目に焼き付けておこう」と思い、意味も無く街角に佇んで景色を眺める。思えば前回もそんなことをしていたが、結果としてわずか2年で戻ってきた。戻ってきただけで、誰も待っていないし、何もしていないんですけどね。
またキエフに来ることになるのだろうか?いや、もう当分いいわ。満腹です。
空港バスの乗り場は駅南口。北口から駅の中を通って南口へ向かう。改札など無いので駅の中通り放題。
途中、待合室で「そうだ前回はここからキエフを去ったのだなぁ・・・」と再び2年前のことを思い出し、ネガティヴモードに・・・。いかん、いかん。
駅南口からバスに乗り、ポリスピリ空港に着いたのが8時15分。1時間かかると踏んでいたのに、早朝だったせいか30分で到着してしまった。2年ぶりに見るポリスピリ空港は、当たり前のことだが2年経ってもショボいままだった。しかし、気のせいか前回来たときよりも活気があるような?
飛行機は11時40分発なのに、どうやって時間を潰そうか。ショボい空港なので面白いものなど何もありゃしない。しかも早朝なので寒い。外で震えながらタバコを吸う。
お土産を買ったりジュースを飲んだりして時間を潰した後、チェックインに向かう。ウクライナの空港は「税関→チェックイン→出国手続→検査」の順で進む。日本と全然違いますね。
で、チェックイン時にチョットしたトラブルになる。帰りは「キエフ→イスタンブール→成田→羽田→千歳」という経路なのだが、係のおばさんは「荷物は最終目的地まで運んでいいわね?」と言うではないか。最初は「あ、成田でピックアップしなくていいの?ラッキー」と思ったのだが、そんなわけないのだ。
「成田でピックアップだと思うよ?」と言うと、何を勘違いしたのは係のおばさんは「俺が千歳まで持って行っていいと言ったのに、後で成田までにしてくれとゴネだした」と勘違いして怒り出した。なんでやねん!なんでそうなるんじゃ!
いずれにせよ、にゃおんちゃんの荷物は既にベルトコンベアーに乗ってバックヤードへ消えている。面倒くさいので、「とりあえず日本まで運んでくれ。その後はどうでもいいわ」と告げて立ち去る。
続いて、免税店にタバコを買いに行くと「18」という値札がついている。18UAH(約450円)?何でこんなに安いんだ?と首を傾げながらレジへ行くと、「18EUR(約2,600円)です」と言われて驚く。何でここだけ突然ユーロ表示なんじゃ、まぎらわしい!
それでも日本で買うより安いから買ったけどさ・・・空港の売店で買えばもっと安かったのに。モルドバでごっそり買っておけばよかった、と後悔する。
◆親切で平和な日本
イスタンブールには20分遅れの14時に到着。次のフライトは17時20分なので、外に行っている時間は無い。トランジット・エリアを端から端まで行ったり来たりして時間を潰すが、タバコもロクに吸うところがなくてイライラする。飲み物はとんでもなく高いし。(# ゚Д゚)
それにしても日本人をたくさん見かける。すれ違いざまに日本語が聞こえてくることなどザラ。モルドバやウクライナじゃただの一度も日本人を見なかったのに、いるところにはいるもんです。
ジュースを飲んでいたら隣の席にいたトルコ人の男の子がニコニコしながらこっちを見る。目がぱっちりしていて凄く可愛い。「何でお前らそんなに可愛いねん」と萌える。
南朝鮮とは対照的だな。あそこでは子どもの不細工さに驚いたからね。
16時過ぎにゲートへ行くとJALの人がいたので荷物のことを尋ねてみる。「それは成田でピックアップですね。キエフの空港の職員が間違っています」と言われる。ほらみろ!
17時、成田行きの飛行機に乗り込む。機内はほぼ満席で、どうしたって寝転がるのは無理。しかも、にゃおんちゃんの周りの人は皆知り合いのようで、「あ、○○さん、どうもー。今回はどちらに行かれたんですかー?」とか挨拶してる。この飛行機はトルコ・マニアの空飛ぶ集会所か?
出発早々にスチュワーデスが何やら用紙を置いていったが、それはどう見ても外国人が日本に入国するための書類。隣のお兄ちゃんに「これ、どう見ても日本人用じゃないっすね」と言ったところ、そのお兄ちゃんは「何だこれ?英語・・・英語わかんね。知らね」とか言って書類を放り投げて寝てしまった。お前、そのリアクションは何だ!
予想外の反応に手に持った用紙をヒラヒラさせながら唖然とするにゃおんちゃん。
そんな訳でトルコ初心者のにゃおんちゃんが会話に加われるはずもなく、狭いシートで心身ともに窮屈な思いをしながら寝苦しい時間を過ごす。うぅ・・・一人で4席独占して爆睡していたらいつの間にか名古屋に着いていたという、去年のフィンエアーを思い出して泣きながら寝る。
イスタンブールを出発してからどれくらい時間が経っただろうか、日本時間で9月2日(日)午前11時に成田空港へ到着。最高にヘロヘロになっていて、機内で何をしたか殆ど記憶が無い。
入国ゲートを出たところで「にゃおんちゃん様」と書いてある紙を掲げたお姉さんが立っている。何事かと思い申し出ると「お客様の荷物はここでピックアップになりますから」と言われた。イスタンブールの職員がわざわざ成田へ連絡してくれたらしい。にゃおんちゃん、JALのお客さんじゃないのに、すみませんねぇ。ほんとにありがとうございます。
ソ連クオリティのウクライナ人よ、少しはJAL様を見習え。
荷物をピックアップすると、一目散にタバコを吸いに行く。「成田へ来たのは何年ぶりかなぁ?」と一服しながら考えていたら、外の通路におばちゃんの大群がいる。誰か芸能人でも来るのかな?別に誰でもいいけど、うざいわ。
そばにいた空港職員が「どうせまた韓流じゃないっすか?」と言っているのが聞こえた。このおばはんども、朝鮮芸人を一目見るのにわざわざこんなところまで来たのか?あーあ、日本は平和だわ。金正日にミサイルを何発か打ち込んでもらったほうがいいな。
◆バスが高くてラーメンが旨いと感じるソ連仕様
一服すると速やかに移動開始。成田に用は無い。
リムジンバスで羽田へ移動しようと思い、運賃を聞くと「3,000円」と言われてドン引きになる。えー?何でそんな高いねん!
バスの値段が70円とか80円の世界から帰ってきたにゃおんちゃんには途方も無く高い金額に思え、電車で行くことにする。しかし、電車ですら80円や100円なはずがなく、「何でこんなに高いんだ」と文句を言いながら切符を買う。だめだ・・・ソ連仕様に劣化してる、俺。
スカイライナーに乗ると上野へ行ってしまうので、京成電鉄の快速に乗る。しかし、電車は走れど走れど景色はずーっと田んぼのまま。途中で乗り換えもあって、結局羽田まで2時間以上かかった。成田ってこんなに遠くにあったのか?
日本に来た外国人が「何であんなに都心から遠いんだ?」と成田のことをボロクソに言うが、その気持ちがよく分かった。あんなクソ田舎にあるうえに滑走路が一本しかないダメ空港なんか潰れてしまえ!
横田基地と成田を交換したらどうだろう?米軍が田舎の成田に行けばいいねん。空軍の基地なんか都内にある必要ないだろ。
成田は遠かった。かろうじて千歳行きの飛行機には間に合ったが、昼飯も食えぬまま15時発の飛行機で再び機上の人に。
千歳空港に到着したのは16時半。荷物をピックアップすると脇目もふらずにラーメンへ向かう。このとき食ったラーメンの旨いこと。向こうでは毎日ボルシチやらペリメニやら平気で食っていたにゃおんちゃんだが、やっぱり日本食に飢えていたんだなぁ・・・と実感。
毛ガニ村の自宅についたのは22時過ぎ。ヘレンさんとアンドレイさんに安着メールを送り、すぐに爆睡。時差ボケは殆ど無く、次の日から普通に出勤。
今回の旅行記はこれでおしまい。
起こった出来事を書くので精一杯で、現地で考えていたことまでは書けず。向こうで気づいたことや考えていたことは色々とあるのですが、それについてはその都度ということで。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
え?来年?
カフカスか中央アジアか・・・。どちらに行っても今回以上に過酷な旅になると思う。鬱だ・・・。
《終了》
ダメな姉を持った妹の不幸
さて、最近のにゃおんちゃんはすっかりプログレ野郎と化しておりまして、寝ても覚めてもKING CRIMSONのことばかり考えているという大変ヤバい状態に陥っております。そのうち、ロバート・フリップ御大のようにライヴでも座ってギターを弾きだすかもしれません。
先週末に
先日、久しぶりにモルドバのヘレンさんと話をしました。数ヶ月ぶりです。
モルドバは東方正教の国なのでロシア等と同じく1月7日がクリスマスです。しかし、ヘレンさん曰く「我が家では特に何もお祝いしないし、店は全部閉まっていて暇」だそうです。クリスマスに何もお祝いしないとは、彼女の家は無神論者(=共産主義者)なのでしょうか?
残念ながら、恐ろしくてそんなことは聞けませんでした。彼女は何事もにもキチンとしていて信頼できる人なのですが、非常に厳格な性格の持ち主でにゃおんちゃんはいつも彼女に叱られています。そして、そのたびに「俺は19歳の小娘に叱られるダメオヤジか?」と情けなくなります。このあいだもにゃおんちゃんの英語に間違いや不自然な言い回しがあることで散々叱られました。全く容赦ありません。
そんな恐ろしいヘレンさんですが実はこのブログを読んでいます。この記事が見つかったら、にゃおんちゃんはまた叱られるでしょう。
昨年の夏にモルドバへ行った際、キシナウにあるルーマニア大使館の前にたくさん人がいたことを旅行記に書きましたが、ヘレンさん曰く「あれはビザじゃなくて、パスポートの申請をしている」のだそうです。
日本は成人の二重国籍を認めていませんので、日本に暮らす日本人が複数のパスポートを持つことはよほど特殊な場合を除いてありません。しかし、地続きで色んな国と接しているうえに、未だに旧植民地と深いつながりを持っているヨーロッパ諸国の場合は結構当たり前でして、ポルトガルの市民権を取得したブラジル人がポルトガルのパスポートを持っていたり、フランスとカメルーンの二重国籍で両方のパスポートを持っているなんて例がザラだったりします。
そんなわけでルーマニア政府は同じ民族でかつては同じルーマニア国民だったモルドバ人に対してパスポートを発行しています。発行要件は知りませんが、結構な数の人がルーマニアのパスポートを取得しているらしいので、そんなにハードルが高いわけでも無さそうです。
先日EU加盟を果たしたルーマニアのパスポートを取得すれば、ドイツでもフランスでも簡単に行けますからね。国内にロクな仕事が無いモルドバ人が出稼ぎのためにルーマニアのパスポートを欲しがるのはよく分かります。
この話を聞いた瞬間、にゃおんちゃんはピーンと来ましたよ。EU加盟によって国内の労働力が不足するから、ルーマニア政府はモルドバ人でそれを補おうとしている、と。
アホのにゃおんちゃんでも気づくくらいですから、賢明なるヘレンさんはもちろんそのことを知っています。彼女は大ルーマニア主義者(ルーマニア民族主義者)ではなく、「モルドバとルーマニアは兄弟だが同じではない」という考えの人なので、「ルーマニアはモルドバ人を安価な労働力として搾取しようとしている!」とおかんむりでした。
「ルーマニアのトライアン・バセスク大統領はモルドバのことを『妹』と呼んで威張り散らすが、彼がモルドバのために何かしてくれたことは無い!」そうです。
ルーマニア人はモルドバ人を「無教養の田舎者」と見下すくせに、自分の都合の良いときだけ『我が同胞、我が姉妹』と言うんですね。日本の隣に住む某民族を彷彿させる言動だなぁ。
この件について少し調べてみたところ、モルドバのウラジミール・ヴォロニン大統領もルーマニア政府の方針を批難する声明を出していました。フィンランドは弟分のエストニアを助けてるのに、ルーマニアは妹から搾取しますか・・・。
とはいえ、モルドバ人の話だけ聞いて判断するのも不公平なので、機会があればルーマニア人の言い分も聞いてみたいと思います。にゃおんちゃんのルーマニアに対する印象はかなり悪いですけどね。
2007モルドバ・ウクライナ旅行記(その41)
◆観光もせず、ダラダラと過ごす
チェルノブイリ博物館はドニエプル川沿いのポディール地区にある。博物館を出たにゃおんちゃんは川へ行ってみることに。川のほとりには教会があり、丁度結婚式が終わったばかりのようで新郎新婦が出席者に挨拶していた。
こっちへ来ると、必ず結婚式に遭遇する。にゃおんちゃんにも幸せ分けておくれ。
2年ぶりに見るドニエプル川。特に変化は無いが、上流で新しい橋を建設しているのだろうか?遠くで大きな建設工事をやっていのが見える。川に沿って遊覧船乗り場まで歩き、一休み。相変わらず具合が良くないので、「FIRE」というRedBullもどきの健康飲料を飲んで老体に鞭を打つ。
ベンチに座って休んでいると、お揃いのブレザーを来た学生らしきお兄ちゃんにお姉ちゃんの集団に話しかけられるが、英語が通じないのでたいした話にはならず。しかし、ウクライナ人って20代くらいまでは美男美女だよね。それを過ぎると急激に劣化するのだが・・・。
おめでたい車です。今のところ、にゃおんちゃんには縁が無いですけど・・・。
ドニエプル川の遊覧船乗り場。一人なので遊覧船には乗らず。
遊覧船乗り場からケーブルカー乗り場へ移動する。ここからケーブルカーで山を登ると、独立広場の裏手にあるミハイロフ広場へ行ける。初めて乗ったときは面白かったケーブルカーも、二度目となれば何も感じず。
ケーブルカーを降りると、そこは聖ミハイル修道院の裏。聖ミハイル修道院は鮮やかな青に染められたウクライナ・バロック様式のデザインを持つ教会だ。2年前、キエフに来て一番最初に見た歴史的建造物がこの教会で、あまりの美しさに歓喜の声を上げた記憶が蘇る。そのときに見学しているので、今回は中に入らず。
聖ミハイル修道院の隣にはウクライナ外務省がある。入口を見ると左手にウクライナ国旗が、右手にはEU旗が掲げられている。おいおい、ちょっと気が早いんじゃないのか?
バルト三国では街のいたるところでEU旗を見かけたが、さすがにウクライナではそれは無い。EU加盟にもメリット・デメリットがあり、国内でも意見が分かれている。加盟に当たってクリアしなくてはならない基準もあり、ウクライナがEUに加盟するのは容易ではない。とはいえ、ルーマニアやブルガリアですら加盟できるのなら、ウクライナでも可能な気はするが。問題はロシアの影響力なんだろうな。
これが聖ミハイル修道院。オリジナルはソ連時代に破壊されてしまったので、これは独立後に復元したもの。
こんなにでっかくEU旗を掲げちゃって・・・。またロシアからガス止められますよ?
ミハイロフ広場からアンドレイ坂へ向かう。アンドレイ坂には土産物屋がたくさんあるので、日本に帰る前にここでお土産を購入。もう観光する気などまるで無く、帰国前にしなくてはいけないことを淡々と実行するモードに入る。
リュックサック旅行なので、がさばるものはご法度。という訳で、毛糸の靴下やら帽子やらを購入してホテルに帰る。本当はブラーバというウクライナ・コサックが使っていた武器(棍棒にトゲがついている)を買いたかったのだが、小さいものでは迫力不足だし、大きいものはがさばって仕方ない。また今度だな・・・っていうか、3度目はあるのか?ウクライナ訪問。
17時頃にホテルに戻ると、速やかに就寝。具合悪くてもうダメ。
◆キムチ野郎に殺気を覚える in キエフ
20時に起きて食事に行く。具合が悪くても腹だけは減る。手持ちのUAHに余裕があったので使い切ってしまおうと思い、奮発して日本食レストランへ行く。タラス・シェフチェンコ通りの「ヤキトリヤ」には行ったことがあるので、地下鉄パラス・スポルトゥ駅近くの「ノブ」に行ってみることにする。
ヤキトリヤよりも高級そうなお店で、おしゃれな格好をしたウクライナの紳士淑女が食事をしている。おまいら、ウクライナの勝ち組か?そんな勝ち組に混ざって日本食を食べようとしている日本の負け組にゃおんちゃん。すげー居心地悪くて、この時点で帰りたい気分になる。
気を取り直してメニューを見ると、帰りたい気分が倍増する一品を発見。
「カリフォルニア・ロール with キムチ・ソース」
おい、寿司にキムチはねぇだろ、キムチは!
これが日本食か?これを日本食と呼んでいいのか!
ちくしょー、日本人に成りすました朝鮮人が紛れ込んでいやがるな?厨房を凝視すると東洋人らしき男性が数人見えるものの、どれがニダーかまでは分からず。そういや、ヴィリニュスの寿司屋にも成りすまし朝鮮人が紛れ込んでいたな。もっとも、あそこは日本人の料理人がいるから、ちゃんとした寿司を出すが。
朝鮮人なら朝鮮料理で勝負しろよ。中国人は中華料理で勝負しているのに、朝鮮人は何でこうなんだ?日本人に成りすまして寿司なんか握ってんじゃねーよ、馬鹿野郎。
すっかり気分が悪くなったが、何も頼まずに帰る訳にもいかないので、適当に巻き物を選ぶ。もちろん、「with キムチ・ソース」なんて気色悪いものは頼まない。ウェイトレスのお姉ちゃんの接客がソ連クオリティのウクライナらしからぬ丁重なもので、それだけが救いだった。
ヤキトリヤに行けばよかった・・・。まぁ、あそこも居酒屋の一品料理みたいなものがある変な寿司屋なのだが。
ベッサラブスキー市場近くのネットカフェに寄ってメールをチェックした後、ホテルに戻って爆睡。これにて今回の旅行は事実上終了。後は明日の朝に日本に帰るだけ。
キエフに来てから、ホテルで寝てばかりで何もしてない・・・。
《つづく》





