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2007.06.21 (Thu)

YouTubeで見る「いかすバンド天国」

最近、仕事が忙しくて帰宅が遅いのだが、寝るまでのわずかな時間に「YouTube」で『イカ天』の映像を見ていることが多い。
『イカ天』の正式名称は「いかすバンド天国」。毎週土曜日の深夜に放送されていた番組で、アマチュアバンドが登場してオーディションを受けるというもの。1990年代初頭に起こったバンドブームの火付け役となったTV番組だ。

にゃおんちゃんはイカ天が話題になる以前からライヴハウスに出入りしていたし、バンドブームだからといってバンド活動がしやすくなったわけでもなく、特に恩恵を受けることも無かった。・・・というか、むしろ軽薄なバンドが増えて迷惑していた。
そんなイカ天だが、あれだけ色々なバンドが登場しただけあって、中には腰を抜かすほど凄い奴らもいた。久しぶりに色々と見たが、15年以上経った今見ても、やはりこいつらは凄い。


それでは、その凄い奴らを紹しよう。まずはこれ。
グランドイカ天キング(5週勝ち抜き)となった「MARCHOSIAS VAMP」
1985年に東京で結成されたグラムロック・バンドで、この番組に出演した時点で既にインディーズからアルバムを2枚リリースしていた。そして次のアルバムは大手インディーズ『キャプテン』からリリースされることが決定しており、殆どプロと言ってもいいレベルだった。
そういう意味ではこの番組に出演するのは殆ど反則に近いのだが、審査員全員の度肝を抜く演奏を披露し、この番組への出演をきっかけにメジャーデビューを成し遂げてしまった。

実はにゃおんちゃんは誰にも知られずにひっそりとリリースされた彼らのデビューアルバムを持っており、イカ天登場以前からこのバンドを知っていた。しかし、ライヴどころか写真一枚すら見たことが無かったので、TVでこのバンドを見て演奏はもちろんそのルックスにも衝撃を受けたのだった。


バラが好き / MARCHOSIAS VAMP



凄いでしょ?
正統派のグラム・ロックでボーカリストはマーク・ボラン風。
そして、このベーシスト。ブリブリに歪んでいるうえにフレットレスを使っているのかと思うくらい変幻自在なフレーズを奏で、しかもこの出で立ち。ピンクのSGに沢田研二を彷彿させる衣装、おまけにかぶっている帽子が何気にSS(ナチスの親衛隊)の帽子だったりする。(ライヴではSSの制服を着て登場することもあったらしい)




続いて、これ。
グランドイカ天キングにはなれなかったものの、この番組への出演をきっかけにメジャーデビューを果たし、そして現在もバリバリ活動中の「人間椅子」
初期の頃はベーシストがアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するねずみ男の格好をしていたため色物扱いされてしまい、にゃおんちゃんも敬遠していたのだが、改めて聞くとこんなに素晴らしかったのかと感服してしまった。

基本はBLACK SABBATHやBUDGIE直系の無骨なHMだが、詩や歌メロに日本文学や仏教、さらには東北地方の民俗文化からの影響が垣間見え、西洋人の物真似で終わらない見事な日本人の・・・いや津軽人のロックを披露している。(ギタリストとベーシストは青森県出身)
聞いていると、太宰や芥川、さらには江戸川乱歩や柳田国男、果ては水木しげるの世界にトリップしてしまうのだ。当時、「文芸ロック」と言われてねずみ男がいるにも関わらず知的なバンドとして評価されたのは伊達ではなかった。


りんごの泪 / 人間椅子



HMというより、浪曲とか琵琶法師の世界だな、こりゃ・・・。

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