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2013.07.14 (Sun)

2010フィリピン旅行記(その5)

またしても忘れた頃に更新。ごめんね・・・。


◆父さんは人間より神様のほうが大切なんですか!(2日目)

フィリピン在住のメルトモのおじさんに連れられてマラカニアン宮殿を見に行くことになったにゃおん氏。その途中に立ち寄ったキアポ地区で教会を見ていくことにした。
教会や寺社がその国の経済状況に見合わないほど立派なことは、貧乏国では珍しくない。しかし、このキアポ教会は建物はそれなりに大きいのだが、外見はえらく汚い。「さすが本物の貧乏国、教会に掛けるカネも無いってことか?」と妙な関心をしながら中へ入る。
教会の中は平日の真昼間だというのに人で一杯。敬虔なのはいいことだが、仕事はどうした?と言いたくなるのは、にゃおんちゃんが日本人だからなんだろうな。フィリピン人にとっては多分カネよりも信仰のほうが大事なんだろうし。

ごく普通の教会で特に見るべきものもなさそうだし(ついでに言うと小汚いし・・・)、人が多くてチョロチョロできそうもないので、マラカニアン宮殿へ行くことにする。
さすが大統領が住む場所だけあって、宮殿の入口のみならず、その途中にも警護兵の詰所があり、自動小銃をぶら下げた兵士達が立っていた。本当は彼らの装備品を確認したかったのだが、遠目では確認できなかった。彼らに声を掛ける口実が何かあればよかったのだが、そんなものをとっさに思いつくはずもなく、また変にウロウロして怪しまれては嫌なので素通りするしかなかった。多分、アメリカ製の銃を使っているのだろうけど。

キアポ教会から歩くこと20分程度でマラカニアン宮殿へ到着。事前に申し込みしてあれば中を見学できるのだが、まさか何かに入れるなんて思ってなかったので何もしていない。よって外から建物を眺めるのみ。しかし、外壁に囲まれているのであまりよく見えない。
入口に立っている警備兵に写真撮ってもいい?と尋ねると、「ノー」という回答。ま、仕方ないわな。カザフスタンで大統領宮殿の写真を撮って捕まりそうになっているので、余計なことはしないでおく。

貧乏国では政府関係施設の写真を撮ろうとするとトラブルになることが多い。アメリカや日本じゃホワイトハウスや首相官邸の写真を撮っても叱られないのにね。だいたい、偵察衛星で丸見えなんだから、観光客が写真撮ったくらいでガタガタ言うな。お前だよ、カザフスタンと沿ドニエストル共和国!

キアポ教会
キアポ教会。写真で見るとそうでもありませんが、実際は結構汚いです。

サン・セバスチャン教会
マラカニアン宮殿へ行く途中に見つけた大きな教会。サン・セバスチャン教会という名前だそうだ。世にも珍しい鉄骨造りの教会で、戦後に作られたものだと思っていたが、帰国後に調べたところ建築は19世紀末とのこと。
タイミングが悪かったようで、残念ながら中には入れず。


次に我々が向かったのはイントラムロス。かつてスペイン人がフィリピンを統治する際にパッシグ川のほとりに築いた要塞で、周りはぐるっと城壁で囲われている。かつてはその中に教会や大学があったそうだが、第二次世界大戦の際に軒並み破壊されたとのこと。
1941年に日本軍がフィリピンに侵攻した際、アメリカ軍は市街地戦を避けるためマニラから撤退しているが、1944年にアメリカ軍がフィリピンを取り戻しに来た際は、日本軍はマニラから撤退せず、市街地戦をやっちゃってるんだよなぁ。このせいでマニラは瓦礫の山と化してしまったらしい。ごめんよ、フィリピン人・・・。

途中、Jollibee(ジョリビー)というファストフード店に寄って一休みする。このジョリビーはマニラ市内のいたるところで見かける。フィリピンでマクドナルドやKFCがいまいち人気が無いのは、このジョリビーの存在のためと言われている。
ハンバーガーとフライドチキンを食べてみると甘めに味付けされていて、おじさん曰くこれがフィリピン人の好みにマッチしているそうな。でも、残念ながら経営しているのは華僑でフィリピン人ではないとのこと。

キアポ教会
イントラムロスへ行く途中に見つけたマッカーサーの銅像。
レイテ島へ上陸する際に撮影されたあの写真がモデルになってます。

キアポ教会
フィリピン独立革命のリーダーのひとり、アンドレス・ボニファシオの銅像。
ボニファシオは独立を目指す秘密結社「カティプナン」を率いて1896年に武装蜂起を起こすが、内部抗争によって翌年に粛清されている。
背後に写っている建物は中央郵便局。

キアポ教会
キアポ地区の路地で出会った子供たち。皆元気いっぱいでした。笑顔がかわいいね。


≪つづく≫


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22:38  |  2010フィリピン  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2013.02.14 (Thu)

2010フィリピン旅行記(その4)

◆一人でムキになったって、貧乏国が変わるもんか(2日目)

初日から朝帰りしてしまった。昼にはメル友のおじさんが迎えに来るというのに・・・。
寝たのは朝の6時過ぎだったが、それほど酒を飲んでいなかったこともあって、何とか11時に起きた。ベッドから這いずり出るようにして起き、フラフラしながら浴室へ。こんな調子で大丈夫かと不安になったが、シャワーを浴びると意外にすっきりして目が覚めた。
出かける準備をしていると、おじさんからSMSが届いた。当初の予定どおり12時過ぎにホテルに来るとのこと。

12時過ぎに部屋を出てロビーでおじさんを待っていると、フィリピン人の若い女の子を連れたおじさん達が次々とどこかへ出かけていく。中には日本人もいた。
うーん・・・おじさんが恋愛しちゃいけないとは言わないが、下手すりゃ自分の娘くらいの年齢の女の子を連れて歩いてるのは違和感ありまくりだなぁ・・・。


そんなことを考えながらロビーでぼーっとしているとおじさんが来た。60代前半だが年齢よりも若く見える。しかし、日焼けと髭のせいで国籍不詳の怪しいおっさんに見える・・・。
おじさんは20年以上前に日本に出稼ぎに来ていたフィリピン人女性と結婚して、定年退職するまでは日本に住んでいたが、定年後にこっちに移住してきた。おじさんはセブ島とマニラに家を持っていて、普段はセブ島にいることのほうが多いのだが、奥さんの実家がマニラ近郊なこともあってマニラへ出てくる機会が多いそうな。
おじさんが丁度こっちに来ているときでラッキーだった。

おじさんに「どこに行きたい?どこでも連れて行ってやるぞ」と言われたので、トンド地区をリクエストするが、「アホか。観光客がノコノコそんなところに行ったら、あっという間に身ぐるみ剥がれて、下手したら殺されるわ!」とあっさり却下。やはり治安は相当によろしくない場所らしい。
トンド地区ってのはマニラの街中にあるスラム街で、観光地として有名なイントラムロス(スペイン統治時代に作られた要塞)から川を渡ったすぐ向こう側にある。かつて、ここの地区にはスモーキーマウンテンという巨大なゴミ捨て場があり、ゴミ拾いで日銭を稼ぐ貧乏人が住む掘っ立て小屋が立ち並んでいた。
『スラム街のバラックに住んでゴミ拾いで日銭を稼ぐリアル貧乏人』を見るためにフィリピンへ来たにゃおんちゃんとしては外せない場所なのだが、強盗に遭ったり殺されたりしては元も子もない。しかし、おじさん曰く「わざわざそんなところまで行かなくても、貧乏人なんかそのへんにいくらでもいる」とのこと。確かにそうだわな。昨夜もエルミタでホームレスをたくさん見ちゃってるわけだし。
しかし、その目的を曲げてしまうと、誘惑に負けて悪い遊びだけして帰ることになりそうで怖い。マニラのソドムっぷりは早くも昨夜に垣間見てしまったわけだし。

誘惑に負けない自信は・・・全く無い。

エドゥサ駅
LRTエドゥサ駅のホーム


ならば、戦跡めぐりをしてみようか。太平洋戦争末期の1945年に日本軍はここマニラで米軍と激しい市街戦を繰り広げている。しかし、マニラ市内には目ぼしい戦跡もロクな博物館も無いことは事前に調査済み。
「バターン死の行進」で有名なバターン半島は遠いし、あれは収容所まで移動する途中に捕虜がバタバタ死んじゃったという話なので、現地まで行ったところで特に何か見るものがあるわけでもない。
となると、やはりコレヒドール島(マニラ湾にある島で米軍の要塞があった)しかないか?
おじさんにリクエストすると、是非行くべきだと言ってくれたが、丸一日掛かるので朝早くに出ないとダメとのこと。ここの近くから船が出ているので、行くのは簡単だという。

希望した場所が様々な利用によりことごとくボツになったので、後はもうマラカニアン宮殿(大統領官邸)に行くしかない。1986年の「ピープルパワー革命」の舞台になった場所ね。
事前に申し込みをしておかないと中には入れないらしいのだが、外から眺めるだけでも十分なので連れて行ってもらうことにした。


汚職まみれで国家財政を私物化するわ、敵対する政治家を暗殺するわ、戒厳令を敷いて議会も憲法も無視するわ、選挙をやれば不正三昧と、20年以上も香ばしき独裁者としてフィリピンに君臨したフェルディナンド・マルコス大統領。しかし、かつては「悪党でもアカよりはマシ」と擁護してくれたアメリカが、東西冷戦の緩和に伴ってマルコスと距離を置き始めると、政権の足元が揺らぎ始める。
1986年の大統領選はインチキのオンパレードで勝利したものの、あまりの酷さに軍から三行半を叩きつけられ、最後は怒り狂った民衆にマラカニアン宮殿を取り囲まれる始末。進退窮まったマルコス夫妻は米軍のヘリで脱出し、そのままアメリカに亡命。主を失ったマラカニアン宮殿には妻のイメルダが買い集めた3,000足の外国製靴、500着のブラジャー、数え切れないほどの香水が残され、その贅沢な暮らしぶりに国民が呆れたという。

実は「香ばしき国々」のフィリピン編を書きかけたこともあるし、マルコスは第二次世界大戦後のアジアを代表する香ばしい独裁者なので、これは行っておかないとね!
まぁ、香ばしいといってもポル・ポト(カンボジア)や李承晩(南朝鮮)みたいなリアルキチガイに比べたら全然ですけどね。


近くにあるエドゥサ駅からLRT(高架鉄道)に乗ってカリエド駅を目指す。
マニラには地下鉄は無いが、代わりに3本の高架鉄道が走っている。日本の地下鉄と比べると一回り小さい車両で、メトロ・マニラ(マニラ首都圏)の人口が1,000万人近いことを考えるとキャパシティ不足なのでは?と思ったが、至って快適だった。
ただし、車両がちょっとボロい。ソ連時代にタイムスリップしたかと思うくらいレトロ感丸出しのミンスクの地下鉄に比べたら全然だけど。

15~20分ほとでカリエド駅に到着。この駅の西側がチャイナタウンで、東側がキアポ地区。マラカニアン宮殿はキアポのさらに東にあるので、駅を出て東を目指す。
空港や近年開発された臨海地区があるパサイは広々として小奇麗な雰囲気があり、エルミタやマラテはダウンタウンっぽい(夜に行ったらホームレスとポン引きだらけだったが・・・)のに対し、ここキアポは本当に庶民の街って感じ。さして広くもない通りの両側に店が立ち並び、さらに路上には屋台が並び、大勢の人でごった返している。おじさんもマニラにいるときは買い物に来るとのことだが、今のにゃおんちゃんには肉も魚も携帯電話も子供のおもちゃも不要なのでスルー。

買い物客で賑わうマーケットを抜けると、大きな教会が目に飛び込んできた。キアポ教会だそうだ。
おじさんが「せっかく来たんだから、ついでにちょっと見ていくか?」と言ってくれたので、寄ってみることにした。

キアポ地区
お買い物の街キアポ。とにかくゴチャゴチャしていて人の多い場所です。



≪つづく≫

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2013.02.11 (Mon)

2010フィリピン旅行記(その3)

◆ほぅ、思いきりのいいゴーゴー嬢だな。手ごわい。しかし!

さっさと帰って寝ればいいものを、好奇心に負けてエドコンへ来てしまった。
やはりここもエントランスにガードマンがいて、さらに金属探知機まで置いてある。身体検査に引っかかってデジカメを取り上げられた。内部は撮影禁止らしい。もちろん、デジカメは帰りに返してくれるとのこと。

さて、中へ入ると真っ先に目に入ったのがロビーにある食堂。女の子がメシを食っているが、派手な衣装を着ているのでこの中に入っているゴーゴーバーで働いている嬢なのだと一目で分かる。腹が減っていたので彼女達が食べているものをじーっと見ていると、「一緒に食べる?」と言われた。にゃおんちゃんはメシを食う金も無いほど貧乏に見えたのか、それもフィリピン人のオープンな性格故なのか・・・。
さすがに他人様のメシを強奪するほど飢えてはいないので、丁重にお断りしてゴーゴーバーへ行ってみることに・・・って、たくさんあってどこに行けばいいのか分からんし。1階だけで6~7件くらいあるし、2階にも何件かありそうだ。

どこへ行けばいいのか分からず見回していると、あちこちからの店から「どうぞ!」と手招きされる。殆どの店はボーイさんが手招きしているのに対し、一件だけがボーイさんのみならず女の子達まで総出で「こっち!こっち!」と一生懸命手招きしている。そんなに暇な店なのか・・・?
そうか、それじゃあんたところの売り上げにささやかな貢献してやるか。というわけで、入口から見て左手にある店に突入。店の名前?忘れた・・・。


店内は、店のド真ん中にポールがたくさん刺さったステージがあり、それを取り巻くようにボックス席があるというレイアウト。ステージの上では数人の女の子が気だるそうに踊っており、そのステージに沿って設置されているカウンターで白人男性がチビチビと酒を飲んでいるのが見えた。えーと・・・お客さんは彼ひとりだけ?
何とも寂しい光景だが、午前3時のゴーゴーバーなんてこんなものか、と気を取り直して席に座る・・・が、途端に店内にいたゴーゴー嬢10名近くが一斉に突進してきて大騒ぎになる。「私と一緒に飲みましょう」「ここに座ってもいい?」と口々にまくしたてるが、おいおい俺はまだ飲み物も注文してないんだぞ。無視してウェイトレスに飲み物を注文しようとすると、今度は一斉に「私にも!」攻撃だ。しまいにはウェイトレスまで「私にも!」と言い出すわ、ポラロイドカメラで写真を撮ってそれを売りつけるおっさんが来て「旦那、写真どうですか!」と言い出すわで、もう収拾がつかなくなる。
あまりの酷さにキレたにゃおんちゃんは「やかましい!全員俺から離れろ!さもなきゃ俺は帰る!」と吠える。何なんだ、この店は。ゴーゴーバーってどこもこんな調子なのか?

とりあえずゴーゴー嬢以外は追い払うことに成功したが、それでもまだ5人くらいが席にへばりついている。お前ら・・・。根負けしたにゃおんちゃんは、こいつら全員に飲み物を一杯ずつ奢ってやる羽目に。
ちょっと様子を見に来ただけで端からお持ち帰りする気は無かったのだが、まるで獲物を見つけたピラニアのように群がってくる連中の強欲さにムカついたにゃおんちゃんはささやかな復讐を試みることにした。

閉店間際のこの時間までここにいるってことは、この子達は全員売れ残りってこと。ドリンクバックの稼ぎなんて知れているだろうから、彼女達はお持ち帰りしてもらわないと稼ぎにならない。それをいいことにチビチビ酒を飲みながら、「あー、君は可愛いね」とか「お?君も可愛いね」と全員を褒めて気をもたせる一方で、「いやー、誰をお持ち帰りしようか迷っちゃうね」と焦らす俺。いやー我ながら性格悪い。
どーせお前ら、客のおじさん達から散々カネをふんだくってるんだろうが。にゃおんちゃんがここで一矢報いてやる。


そんな調子でのらりくらりと彼女達のお色気攻撃をかわし続けること約1時間、閉店間際になると彼女達はついに悲鳴を上げた。
「あなたは一体誰をお持ち帰りするの?!」

そして、閉店時間の午前4時。大音量で流れていた音楽が止み、店内が明るくなると、彼女達に向かって言い放つ。
「あれ?もう閉店?俺、疲れたから帰って寝るわ。じゃーねー」

目が点になっているゴーゴー嬢達を尻目に颯爽と店を後にするにゃおんちゃん。
ウェーハッハッハ!戦いとは常に二手三手先を読んで行うものニダ。


意気揚々とホテルに引き上げるが、その途中でタバコが切れていることに気づいたのでコンビニへ立ち寄る。フィリピンにもセブンイレブンがあり、タバコや飲み物やちょっとした食い物なんかは時間を気にせず簡単に調達できる。
ところが、タバコを買ってホテルへ戻る道中、さっきの彼女達とバッタリ再会してしまった。さっきのことがあるから無視するか、あるいは文句でも言ってくるのかと思いきゃ、「あれ?あなた、こんなところで何してるの?私達、これからご飯食べに行くんだけど、一緒にどう?」と誘われてしまった。
メシを奢ってもらうのを期待して誘ってるんだろうなぁ・・・とは思ったが、細かいことは気にしないところが妙に清々しく感じたので、彼女達の誘いに乗ることにした。行き先を聞くとマラテのレストランだと言うので、4人しか乗れないタクシーに6人で乗り込み、すし詰めになりながら向かうことに。

タクシーで15分ほど移動し、到着したところはマラテにある大きな教会のそばにあるレストラン。オープンテラス(っていうか殆ど路上だが)で雰囲気も良さげ。
食べたいものがあるか尋ねられたが、フィリピン料理について何も知らないので、好き嫌いは無い旨を伝えて彼女達に任せる。毎朝ボルシチと黒パンで2週間過ごしても平気な人間なので、よほど変なものじゃなけりゃ何でも食うぞ。

とりあえずビールで乾杯して彼女達と話をしたのだが、キャッキャッと楽しげに仲間同士でじゃれ合う姿は、どう見ても普通の若い女の子達のそれ。どんな性悪のアバズレ女どもかと身構えていたのに、完全に拍子抜けしてしまった。
彼女達の生活について尋ねると、多くが地方の出身で田舎の家族に仕送りしているという。物欲に目が眩んでカネ目当てで働いてる子はいなくて、やはり貧しい家族を助けるためにこの仕事をしている。私生活も質素で、彼女達はアパートを4人でシェアして暮らしているのだという。(1人だけはマニラ出身で実家暮らしとのこと)
「本当は嫌だよ、こんな仕事。だけど、お金が必要だから仕方ないよね」と言われ、リアル貧乏人を見てくるぜ!と意気込んでいた旅行前の威勢の良さはどこへやら、すげーしんみりして凹むにゃおんちゃん。

しかし、彼女達はそんな日々の生活のつらさは殆ど見せず、どこまでも明るく振る舞う。
「私達は仲間!今日は私達は誰もお客さんを取れなかったから、皆で一緒に帰る。抜け駆けはしないの!」などと仲間同士の団結心を見せる一方で、「でもあなたも一緒に帰って皆で6PするならOKよ」とオチをつけて笑わせる。
バロット(アヒルの有精卵を茹でたもので、中にヒヨコが・・・)売りが通りかかると、外国人はそんなものを食えないと分かってるくせに食べさせようとし、ドン引きするにゃおんちゃんの姿を見て大笑いする。
こんな過酷な環境で生きてるのに、彼女達はどうしてこんなに明るく元気なのだろう?
もう、このあたりまで来るとにゃおんちゃんは顔で笑いながらも、心の中では号泣しっぱなしだった。
彼女達と食べたクリスピーパタ(豚足の唐揚げ)の味は一生忘れないだろうな。


帰り際、皆とお別れの挨拶をしてタクシーを探して歩いていると、彼女達のひとりが走り寄って来た。一緒にご飯を食べた5人のうちのひとり、マリアが電話番号を交換したがっているという。
マリアは彼女達の中で一番口数が少なく、にゃおんちゃんの隣に座っていたのにあまり話をした記憶が無い。皆のために黙々と料理を取り分けていた印象がある。
とはいえ、無下に断る理由もないので、彼女の希望通り電話番号を交換して別れた。

ホテルに戻ると、午前6時近かった。初日からはっちゃけ過ぎた。
お昼にはおじさんが迎えに来るというのに、起きられるのだろうか・・・。



≪つづく≫

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2013.02.07 (Thu)

2010フィリピン旅行記(その2)

 
◆よく見ておくのだな、エルミタというのは、ガイドブックのように綺麗なところではない

真夜中にホテルにチェックインしたが、意外に元気なのでエルミタへ行ってみることにしたにゃおん氏。エルミタはホテルやバーがたくさんあって外国人観光客で賑わっているところらしい。
とりあえずタクシーに乗り、エルミタの中心部にあると思われるロビンソン・デパートを目指す。

タクシーの中から街を眺めてみるが、低階層の色褪せたコンクリート建築物が密集する様子は、何やら『トロピコ』に登場する街並みを彷彿させる。「貧乏人だらけの南国」という点では確かに共通するか・・・。
マニラに到着した時から感じていたのだが、この国は全然アジアっぽくない。むしろ、ラテンアメリカとか中南米を彷彿させる。誰かが「フィリピンは東京から4時間で行けるラテン・アメリカだ」と言っていたが、そのとおりであることを後に確信することになる。
やはり、スペインの植民地だったからなのだろうかね?


そんなことを考えているとエルミタに到着。立派なロビンソン・デパートを取り囲むように薄汚い建物が密集している。道端にはホームレスとゴミが転がっていて、交差点には何やら怪しい奴らが立っている。うわぁ・・・ここ、絶対にヤバいわ。何やらとんでもないところに来ちゃったな。

「ホテルやバーがたくさんあって外国人観光客で賑わっているところ」っていうから、例えばバンコクならスクンビット(ナナやアソーク)やカオサンのような場所をイメージする人も多いと思うが、エルミタは安宿がたくさんある場所ではないし歓楽街なので、カオサンとは全く異なる。では、スクンビットような雰囲気かというと・・・歓楽街という点では通じるものがあるが、ここはあんなに賑やかではないし、とにかく荒み具合や不穏な空気が半端ではない。
案の定、タクシーから降りて歩き出した途端に数人のポン引きが声を掛けてくる。「女はいらないか?」とか「バイアグラ買わないか?」とか言ってくるが、あのなぁ・・・バイアグラなんか必要な年に見えるか?まだそんなものに頼らなくても大丈夫だぞ!

あまりウロウロしないほうがいいことは一目で分かる場所なので、速やかに移動することに。しかし、手持ち資金数千円では遊びに行けないので、まずは両替屋へ。この近くにレートの良い両替屋があることは既にチェック済み。
両替屋へ行くと、店の前にショットガンを持ったガードマンが立っている。おいおい、やっぱりここはヤバいんだな。にゃおんちゃんも武装したほうがいいのだろうか?なんて考えながら両替を済ませ、近くにあるカラオケバーへ向かう。
最初はこの辺りを散策しようと思っていたが、あまりに荒んだ雰囲気にそんな気は完全に失せた。


やって来たのは某カラオケバー。やはり入口にはガードマンが立っている。ショットガンは持っていなかったが。しかし、愛想の良い人でにっこり微笑みながらにゃおんちゃんのためにドアを開けてくれた。
中に入ると、音楽が大音量で鳴り響き、それに合わせて女の子が踊っている。店員に導かれるままに2階へ。2階は普通のカラオケバーのような感じで、ソファーのボックス席が並んでいる。といっても、カラオケを歌いたくてここに来たわけではない。実はこのお店の経営者は日本人で、にゃおんちゃんはその人に会いたくて来たのであった。
席に座るとウェイトレスが注文を取りに来るが、注文もそこそこにオーナーに会いたいことを告げる。しかし、彼は今ちょっと留守にしているようで、「後で連れて来るから、それまでこの子達と飲んでて」と女の子数人を置いていった。

それじゃ・・・ということで皆で飲み始めるのだが、どうして日本でフィリピン・パブが流行ったのかよく分かった。彼女達はとにかく陽気で面白い。音楽が流れだせばノリノリで踊り始めるし、歌も上手い。若くて可愛い女の子達とゲラゲラ笑いながら酒を飲めるのだから、世のおじさん達もそりゃハマるわな。やっぱりフィリピン人はラテン系だと思う。
やがてしばらくしてオーナーの「酔いどれ親父」氏がやって来た。実はにゃおんちゃんは親父氏とも何回かメールをやり取りしたことがあり、マニラに行った際には遊びに行くからという約束をしていた。


この酔いどれ親父氏、外見は飄々とした感じでさほど口数も多くない普通のおじさんなのだが、フィリピンに来て商売をすることになった経緯が凄い。

親父氏は日本にいた頃は普通のサラリーマンだったのだが、50代のときに離婚。独りになって自由な時間も増えたのでフィリピンの田舎にあるビーチに遊びに行ったのだが、そこで仲良くなったタクシーの運ちゃんに自宅に招待された。すると、そこに来ていた運ちゃんの親戚の娘に気に入られて猛アタックを受けた。最初は「あんたみたいな若い娘とこんなおじさんじゃ釣り合いが取れないからダメだよ」と断っていたのだが、年の差なんて関係ないと猛攻を繰り返す娘に負けて、親父氏陥落。
それから休みを取ってはフィリピンへ、ということを数回繰り返していたのだが、やがて彼女が妊娠した。親父氏は彼女を日本に呼び寄せて一緒に暮らすつもりだったのだが、フィリピン人にはそんな簡単にビザが下りないので、とりあえずお金を渡してマニラへ移住させた。出産やビザの申請を考えるとマニラにいたほうが色々と便利だからなのだろう。

やがて彼女は無事男の子を出産し、親父氏は喜び勇んで赤ちゃんに会いに行くのだが、家に行くとそこにいたのはベビーシッターのおばさんと赤ちゃんのみ。彼女は遊び歩いてばかりで家に寄りつかず、ベビーシッターはロクに給料も貰えていないらしい。親父氏はベビーシッターに未払い分の給料を払い、やがて帰宅した彼女にお説教するが、彼女はまるで反省せず。この時点で親父氏はヤバいと思っていたようなのだが、休暇を取って来ている身分なので長期間滞在することはできず、数か月分の生活費を彼女に預けて帰国した。
ところが、それから間もなく彼女から送金の催促が。彼女はともかく、赤ちゃんに何かあっては大変なので、言われたとおりお金を送る親父氏。数か月後、再びフィリピンへ行くが、彼女は相変わらず遊び回っていて育児は全てベビーシッター任せ。こんなことを数回繰り返した後、ついにキレた親父氏は自分で子供を育てることを決意し、彼女を追いだした。

しかし、そうはいっても乳飲み子をこのまま日本へ連れて帰るわけにもいかないし、そもそも連れて帰っても仕事を抱えた自分が一人で赤ん坊の面倒を見るのは不可能。前妻との間には子供がいなかったので、この子は親父氏にとってたった一人の実子。到底見捨てることはできず、親父氏は自分がフィリピンへ移住することを決意。ベビーシッターに事情を話して子供を託し、一旦日本に戻った親父氏は職場を退職して財産も全て処分し、再びフィリピンへ戻った。それから苦労の末にこの店を始め、今では親子二人が食っていけるくらいの稼ぎは出せるようになったらしい。
ちなみに、5~6歳になった息子さんの写真を見せてもらったが、親父氏にそっくり。

いやー、凄いね。女の子を妊娠させて日本に逃げ帰っちゃう鬼畜も多いのに、親父氏は子供のために全てを捨ててフィリピンに来たんだからね。酔いどれ親父は偉大なり。


そんなこんなで親父氏と話し込み、結局は閉店の時間まで長居してしまった。
帰り際、一緒に飲んでいた女の子に泊まっているホテルを聞かれたので、「パサイのヘリテージ・ホテル」と答えると、「エドゥサ・コンプレックス(通称エドコン)の向かいね」と言われた。そりゃ何ですか?ショッピング・モールですか?
すると、彼女は笑いながら一言。

「ゴーゴーバーがたくさんある場所よ!」


親父氏に別れを告げて店を出たにゃおんちゃんはタクシーでホテルに戻った。ホテルに入る前に斜め向かいを見ると、確かにネオンサインがギラギラの大きな建物がある。あれがエドコンか・・・。
時間は午前3時。明日というか、今日の昼にはメルトモのおじさんが迎えに来る。本当はそろそろ寝たほうがいいのだが・・・。
ホテルの前でタバコを吸いながら悩むこと2分。誘惑に負けたにゃおんちゃんは吸い寄せられるかのようにエドコンへ向かった。

エドゥサ・コンプレックス
これがエドゥサ・コンプレックス(翌日の昼間に撮影)
体育館みたいなでっかい建物の中にゴーゴーバーがたくさん入ってます。



≪つづく≫


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2013.02.01 (Fri)

2010フィリピン旅行記(その1)

さて、今回は2010年2月にフィリピンへ行ったときの旅行記です。
滞在日数が短かったので、あまり長いものにはならないと思います。


◆見せてもらおうか。リアル貧乏国のダメっぷりとやらを!(出発前)

さて、今回のフィリピン旅行はいつもの夏季休暇ではなく、イレギュラーな休みがあった2月に行ったときのもの。
おいおい、ソ連はどうした!と言われそうだが、さすがにそろそろ違うところにも行きたくなるし、冬にソ連になんか行きたくないし、この時はそもそも欧州まで行けるほど長い休暇ではなかった。そういうわけで、行き先は最初から「近くて温かい所」と決めており、台湾か東南アジアくらいしか選択肢がなかった。
普通なら「台湾でマターリ ( ・∀・)」なんて思うところなのだが、実はにゃおんちゃんは『リアル貧乏国』に行ったことがないことに気づいた。

モルドバは一人当たりのGDPが$1,600程度で欧州最貧国っていったって、以前にも書いたがソ連時代の遺産でそれなりにインフラや社会保障、教育システム等が整備されているし、資本主義が導入されてから日が浅いので、わずかばかりの成金はいるにしても、国全体で見れば社会が階層化されているわけでもない。なので、「思ったほど物価は安くないのに、こんな薄給でどうやって生活してるんだろう?」という疑問はあれど、リアル貧乏国では当たり前の「スラム街の掘っ立て小屋に住んでゴミ拾いで食いつないでる貧乏人」なんて見かけることはなかった。
『世界の香ばしき国々』なんて不謹慎なブログを書いているわけだし、「行ったこともないくせに!」なんて言われては反論もできないので、やはりリアル貧乏人(がいる国)というものを一度見ておくべきではないのか?


そういうわけで、台湾、シンガポール、マレーシア、タイあたりは軒並みボツ。
候補はフィリピン、インドネシア、カンボジア、ラオス、ミャンマーあたりか・・・。

しかし、カンボジアはビザが必要、ラオスとミャンマーは乗り入れている航空会社が少ないうえに国内の交通の便が悪く、たった3~4日程度の休暇では行って帰ってくるだけになってしまうという理由で却下。(※当時はラオスもミャンマーもビザが必要だったが、国境や空港でアライバルビザが取得できた)
最後はフィリピンとインドネシアの一騎打ちとなり、「フィリピンのほうがダメダメ感が強い」「インドネシアはイスラム教国」という理由に加え、「現地人からのご招待」という切り札によってフィリピンが圧勝した。

見せてもらおうか。リアル貧乏国のダメっぷりとやらを!


「現地人からのご招待」なんて書くと、フィリピンパブのおねーちゃんを追いかけて行ったと思われそうだが、実際は「フィリピン在住の日本人のおじさんからのご招待」ですから!実は数年前からマニラ在住の日本人のおじさんとメル友になっておりまして、フィリピンに行こうかと思ってるんだけど・・・という話をしたところ、「是非来なさい!」という回答をいただきまして、乗るしかないこのビッグウェーブに!という感じで行くことが決定したわけだ。
実はにゃおんちゃん、未だにフィリピンパブに行ったことがありません。蝦夷ヶ島には無いんですよ、そんなもの。20年くらい前はあったらしいんだけどね。

こうしてフィリピン行きが決定したわけだが、今回は休みが短いので滞在地はマニラのみ。
しかし、一日中貧乏人だけ見て過ごすわけにもいかない。マニラって何があったっけ?
実はにゃおんちゃんはフィリピンに対する知識は殆ど無いに等しい。フィリピンに対する印象といっても思い浮かべるものといえば、「ジャパゆきさん」「不法滞在」「マルコスとマラカニアン宮殿」「周辺国は皆経済発展してるのに、いつまで経ってもダメダメなASEANの落第児」「米軍を追い出したら支那に恫喝されるようになり、米軍を呼び戻す羽目になったボンクラ国家」「アメリカとその手下の成金に搾取されっぱなしで、出稼ぎ労働者からの送金で細々と食いつなぐニート国家」といったところ・・・。
大丈夫なのか?こんな国に行って・・・。

しかも、マニラ行きの航空券って何故か高いんですよ!
マニラよりもずっと遠くにあるバンコクやシンガポール行きのチケットのほうが安いし!
なんか、もうこの時点で行き先を間違えたような気が・・・。
行く前からテンション下がりっぱなしのにゃおん氏なのであった。



◆坊やだからさ。(1日目)

2月某日、前年秋のカザフスタン行きに続き、またしても旭川発のアシアナ便に乗ることに。
またこの便を利用することになるとは思わんかった。いや、他に安いチケットが無かったもんで。

道中は特筆すべきことは無く、22時過ぎにニノイ・アキノ空港に無事到着。しかし、何とも狭くてボロくて汚い空港だ。空港からしてこの調子なんだから、フィリピンって一国丸ごとこんな感じなのではないか?とさらにテンションが下がる。
しかし、この空港の凄まじさはそんなものでは済まない。空港から市内へ移動する際、夜間はバスやジプニー(ジープを改造した乗合バス)に乗ってはいけないのだ。その理由は強盗に襲われるからだそうだ。メル友のおじさんからも「クーポンタクシー(行き先の地区によって料金が決まっている定額のタクシー)を使えよ」と言われている。
いや、確かに大きな荷物を抱えて移動する外国人旅行者なんて、強盗から見れば絶好のカモなのだろうが、それにしたって首都の国際空港に乗り入れるバスで強盗事件が頻発するって、ここはどんなラゴス(ナイジェリア最大の都市で武装強盗の巣窟として有名)ですか?


入国審査を済ませて荷物が出てくるのを待っていると、隣に立っていたフィリピン人の女性に話しかけられた。彼女は日本在住で日本語がペラペラ。行き先を尋ねられたので、パサイ(メトロ・マニラを構成する都市のひとつでニノイ・アキノ空港がある)にホテルを予約してあることを告げると、「空港から近いけど、危ないからタクシーを使いなさい」と忠告された。初めてのフィリピン訪問でしかも一人旅、というシチュエーションは彼女を心配させるに十分なものだったらしい。
確かに、銃を持った強盗が夜の街を徘徊してる国になんて来たことないからなぁ・・・。
いや、一度行ったことあるわ。アメリカって国。

荷物をピックアップすると税関を出たところで彼女と別れ、両替をして数千円分のフィリピン・ペソを確保。これだけあれば、とりあえずホテルまで行って、近所でメシを食うくらいなら十分足りるだろう。
両替屋の横にSIMカードの自販機があったので、購入しようとしたのだが故障していた。この空港は建物だけじゃなくて、何もかもがオンボロだなぁ・・・。しかし、幸いなことにすぐ近くでSIMカードを手売りしていたお姉さんがいた。値段は忘れてしまったが、日本円で数百円程度。自販機に掲示されていた額と一緒だったので、ボッてるわけてもなさそう。

入国早々にSIMカードをゲットできたので、早速おじさんに「空港に着いたよ~」とSMSを送信すると、すぐに電話が掛かってきた。明日の昼にホテルまで迎えに来てくれるそうだ。そして、再び「クーポンタクシーを使えよ」と念押しされた。
そんなに治安悪いのか、マニラって・・・。


ターミナルを出ると、湿った熱気に包まれる。不快なほど湿度が高いわけではないが、2月の夜とは思えない暑さだ。タバコを吸いながら、南国に来た実感にしみじみと浸る。
一服すると、おじさんの言いつけどおりクーポンタクシー乗り場へ。パサイまでのチケット代は350~400ペソ(約700~800円)程度だったと思う。係員の指示する車に乗り込み、ドライバーにチケットを渡して行き先(ヘリテージ・ホテル)を告げると、「カジノが目当てか?」と言われた。大きなカジノがあることで有名なホテルだそうだ。
車が動き出すと、すぐに運転席を除く全部のドアをロックする。治安の悪い国だと、信号待ちしてる間に強盗が車内に乗り込んでくるからね。

空港を出ると、タクシーは6車線の広い道路を進む。これがロハス・ブルーヴァードね。この道路をずっと北へ行くと、マラテやエルミタといったマニラの中心街に行くことができる。
ロハス・ブルーヴァードに入ると、間もなくネオンギラギラのお店が立ち並ぶ一角を見かけた。ありゃ何だろう?と思っていると、あっという間にホテルに着いてしまった。いや、こりゃ確かに空港から近いね。帰りは楽チンだ。

今回、にゃおんちゃんが泊まったこのヘリテージ・ホテルは、なんと4つ星。物価の安いフィリピンだからそれほど高いわけではないが、貧乏旅行ばかりしてるもんだから今までこんな高級ホテルに泊まったことがない。さすがに今回ばかりは治安の悪さにビビってセキュリティを重視したからなのだが、こりゃ何とも身分不相応なホテルを取ってしまったなぁ・・・と、広くて綺麗な部屋で一人居心地の悪さを噛みしめるにゃおん氏。


最初は近所でメシでも食って、ホテルのバーで少し飲んだらさっさと寝るつもりだったのだが、意外に元気一杯だったのでエルミタへ行ってみることにした。ホテルや両替屋がたくさんあって外国人観光客で賑わっているところらしいが・・・どんなところなんだろう?

しかし、にゃおんちゃんは知らなかったのだ。
フィリピンのダメっぷりを。マニラの恐ろしさを。
何故だ?
坊やだからさ。


≪つづく≫



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