2009.11.04 (Wed)
2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第8回)
◆アスタナにて我が兄弟と出会う(10月4日)
前日はアルマトイからアスタナへ移動しただけで終わったようなもの。本格的なアスタナ観光は今日から。ということで張り切って早起きしたのだが、前夜に買った大量の食材を処分すべく、食べてくれる人がいるわけでもないのにお料理する羽目となり、結局家を出たのは昼近くになった。時間と手間を考えたら、いつものようにスタローヴァヤ(カフェテリア形式の大衆食堂)で簡単に済ませるべきだった。
さて、どこに行こうか・・・。まずは街の中心部にでも行ってみるか。
ブラブラと街を歩くが、印象は「なんの変哲も無いソ連の地方都市」といったところ。ブレスト(ベラルーシ)やポルタヴァ(ウクライナ)のような地方都市とさして変わらない。それでも、アルマトイと比較すると全体的に建物が新しく、緑地帯が多くて区画に余裕があるため、印象はかなり異なる。
しかし、えらい田舎だなぁ・・・。ホントに人口が75万人もいる都市なのか?中心部のショボさたるや相当なもので、人口35万人の旭川市のほうがずーっと都会に見える。といっても、中心街がショボいのはアスタナだけではなく、旧ソ連諸国の都市はどこもこんな感じ。一国の首都であり旧ソ連を代表する都市であるキエフ(ウクライナ)やミンスク(ベラルーシ)ですら、札幌よりショボいのだから。

大統領府の裏にある公園。昼だというのにお日様の位置が随分と低い。
アパートの前を走るサリャルカ通りを北へ進み、アバイ大通りで右折して東へ向かうと、大きな公園にたどり着いた。公園の向こう側にはフェンスに囲まれた大きな建物があり、地図で確認するとそれは大統領府だった。どうやら、ここは大統領府の裏にあるノヴァヤ公園のようだ。確か、大統領府の中には博物館があったな。後で行ってみるか。
時計を見ると家を出てから30分ほど経っていた。少し歩き疲れたし天気も良いから、ここで日向ぼっこして休憩していこう。そう思いベンチを探していると、木陰に私の兄弟(黒猫)が。おぉ!カザフスタンに住む我が兄弟よ!幸いなことに彼は嫌がることなく私に抱かれ、背中を撫でてやると喉を鳴らして喜んだ。ベンチに座り、ニャンコと共に暫し日光浴を楽しむ。
しかし、昼だというのに15時過ぎかと勘違いしそうなほど太陽の高さは低く、自分が緯度の高いところにいることを実感する。これで冬になったらどんなことになるのやら?我が兄弟よ、君はどうやって冬を過ごしているんだい?しかし、ニャンコがそんな問いかけに答えるはずもなく、気持ち良さそうな顔をして私の隣で眠るのみ。
ベンチでニャンコとイチャイチャしていると、近くで遊んでいた子供達が寄ってきた。よしよし、君たちも我が兄弟を可愛がってあげなさい。キャッキャと騒ぎながら猫を撫でる子供達。旧ソ連諸国の人は猫好きが多く、「うちにも猫いるよ」と言う人はざら。街中でもよく見かけるし、この黒猫のようにまるで警戒心の無い人懐っこい猫は全然珍しくない。
これが南朝鮮に行くと、「猫?気持ち悪い!」と言う奴ばかりなのだから、世界は広い。ああ、だから私は朝鮮人が嫌いなのか?

アスタナで会った我が兄弟。人懐っこくて可愛い奴でした。
だが、いつまでもここでニャンコとイチャイチャしてる訳にもいかない。そろそろ行かなくては・・・。
というわけで涙を飲んで我が兄弟に別れを告げ、大統領府へ向かう。ところが、どうやらお昼休みの時間に入ってしまったようで、入口の警備員に「14時半になったら来なさい」と言われて追い返される。仕方ない、その辺をウロウロして時間を潰してこよう。
大統領府の正面に回ると、そこはだだっ広い広場になっていた。ところどころに噴水とベンチくらいはあるが、それ以外は何も無い。日曜日の昼下がりだというのに人が全然いなくて寂しい。何だか、カザフスタンの権威主義的な体制を表しているような気が。
大統領府の北側には国会議事堂が、南側にはショッピングモール(シネ・テンポレ・モールという名前らしい)が、正面にはグランドパーク・エシェル・ホテルがある。ショッピングモールに入ってみるが、売っているのは貴金属やら装飾品やら洋服やらそんなものばかりで、当然のことながら高い。見る気も失せてしまい、銀行で両替だけしてすぐに出る。レートは1USD=151KZTで、アルマトイ空港の両替所と殆ど一緒。だが、ここのレートが悪いわけではなく、空港の両替所のレートが良心的なのだ。

左:国会議事堂。近代的なデザインですが、カザフスタンらしさは皆無ですね。
右:カザフスタンを代表する民族詩人アバイ・クナンバエフの像。彼はウクライナにおけるタラス・シェフチェンコのような存在で、カザフスタン各地に彼の名前を関した道路やら建物がある。
アバイ大通りをさらに東へ進むと、レスプブリカ大通りにぶつかる。この辺りが一応アスタナで一番活気のある商業地区らしい。昨日見た異様な建造物群はこの街の南端に集中しており、この辺りにはおかしな建物は無い・・・と思ったら、あったよ・・・また変なのが・・・。地図を見ても何も書いていないが、まあ政府関係の建物であることは間違いない。しかし、これまた奇抜というか何というか・・・。
写真を撮るべく辺りをウロウロしていると、ベラルーシ大使館を発見。昨年の夏にベラルーシ=リトアニア国境で身柄を拘束されたことを思い出すと腹が立ってきた。誰もいないと思って「バーカバーカ」と悪態をついていると、玄関の横にある警察官詰所に突如人影が。慌てて逃げ出す。驚かすなや!
そして、その1ブロック隣にはロシア大使館が。ここアスタナはどうか知らないが、アルマトイには抑留された日本兵が建設した道路や建物がたくさんある。「いつかシベリア抑留のツケを払わせてやる!」と怒りに震えるにゃおん氏。時間があれば日本人墓地にお参りにも行こうと思う。
にゃおんちゃんの爺さんは元関東軍所属で満州事変にも従軍したというツワモノだが、幸いなことに終戦時は南樺太にいたためシベリアに連れ去られずに済んでいる。しかし、戦後しばらく抑留された過去を持つため、死ぬまでロシア人のことを「露助」と呼んで忌み嫌っていた。その孫が露助の国をチョロチョロしているのを見たらどう思うだろうか?
呑んだくれで粗暴な露助どもだが、私にはとても興味深い連中なのだから仕方ない。
ロシア大使館の向かいに食堂を見つけた。さしてお腹は空いてなかったが、冷やかしで入ってみたところ何やら美味しそうなものを発見。デカい鍋でお米を炊き込んでいる。プロフだ!
プロフは、炒めた野菜や羊肉をお米と一緒にスパイスで炊き上げた、ウズベキスタンの伝統的なお米料理。パエリアの中央アジア版といったところか。試しに食べてみたところ・・・旨い!おぉ、これで私はもうカザフスタンで食い物に困らないぞ。「一週間毎日ボルシチでも平気」な私にとって、「一週間毎日プロフ」など望むところである。

レスプブリカ通りの様子。手前にド派手なビルがひとつ、奥にも変な建物が・・・。

また変な建物が。このセンス・・・どうにかならんですか?
そんなことをして時間を潰していると14時半になったので、『大統領博物館』へと向かう。偉大なる終身大統領ナザルバエフ閣下が、その偉大さを愚民ども国民に伝えるために作った博物館である。腰ぎんちゃくにチヤホヤされてのほぜ上がった馬鹿カザフスタンを世界のTop50に入る経済大国にすべく日夜執務に邁進されているナザルバエフ閣下の半生を知ることができるありがたーい展示物がたくさんあるという。さて、どんなものやら?
≪つづく≫
前日はアルマトイからアスタナへ移動しただけで終わったようなもの。本格的なアスタナ観光は今日から。ということで張り切って早起きしたのだが、前夜に買った大量の食材を処分すべく、食べてくれる人がいるわけでもないのにお料理する羽目となり、結局家を出たのは昼近くになった。時間と手間を考えたら、いつものようにスタローヴァヤ(カフェテリア形式の大衆食堂)で簡単に済ませるべきだった。
さて、どこに行こうか・・・。まずは街の中心部にでも行ってみるか。
ブラブラと街を歩くが、印象は「なんの変哲も無いソ連の地方都市」といったところ。ブレスト(ベラルーシ)やポルタヴァ(ウクライナ)のような地方都市とさして変わらない。それでも、アルマトイと比較すると全体的に建物が新しく、緑地帯が多くて区画に余裕があるため、印象はかなり異なる。
しかし、えらい田舎だなぁ・・・。ホントに人口が75万人もいる都市なのか?中心部のショボさたるや相当なもので、人口35万人の旭川市のほうがずーっと都会に見える。といっても、中心街がショボいのはアスタナだけではなく、旧ソ連諸国の都市はどこもこんな感じ。一国の首都であり旧ソ連を代表する都市であるキエフ(ウクライナ)やミンスク(ベラルーシ)ですら、札幌よりショボいのだから。

大統領府の裏にある公園。昼だというのにお日様の位置が随分と低い。
アパートの前を走るサリャルカ通りを北へ進み、アバイ大通りで右折して東へ向かうと、大きな公園にたどり着いた。公園の向こう側にはフェンスに囲まれた大きな建物があり、地図で確認するとそれは大統領府だった。どうやら、ここは大統領府の裏にあるノヴァヤ公園のようだ。確か、大統領府の中には博物館があったな。後で行ってみるか。
時計を見ると家を出てから30分ほど経っていた。少し歩き疲れたし天気も良いから、ここで日向ぼっこして休憩していこう。そう思いベンチを探していると、木陰に私の兄弟(黒猫)が。おぉ!カザフスタンに住む我が兄弟よ!幸いなことに彼は嫌がることなく私に抱かれ、背中を撫でてやると喉を鳴らして喜んだ。ベンチに座り、ニャンコと共に暫し日光浴を楽しむ。
しかし、昼だというのに15時過ぎかと勘違いしそうなほど太陽の高さは低く、自分が緯度の高いところにいることを実感する。これで冬になったらどんなことになるのやら?我が兄弟よ、君はどうやって冬を過ごしているんだい?しかし、ニャンコがそんな問いかけに答えるはずもなく、気持ち良さそうな顔をして私の隣で眠るのみ。
ベンチでニャンコとイチャイチャしていると、近くで遊んでいた子供達が寄ってきた。よしよし、君たちも我が兄弟を可愛がってあげなさい。キャッキャと騒ぎながら猫を撫でる子供達。旧ソ連諸国の人は猫好きが多く、「うちにも猫いるよ」と言う人はざら。街中でもよく見かけるし、この黒猫のようにまるで警戒心の無い人懐っこい猫は全然珍しくない。
これが南朝鮮に行くと、「猫?気持ち悪い!」と言う奴ばかりなのだから、世界は広い。ああ、だから私は朝鮮人が嫌いなのか?

アスタナで会った我が兄弟。人懐っこくて可愛い奴でした。
だが、いつまでもここでニャンコとイチャイチャしてる訳にもいかない。そろそろ行かなくては・・・。
というわけで涙を飲んで我が兄弟に別れを告げ、大統領府へ向かう。ところが、どうやらお昼休みの時間に入ってしまったようで、入口の警備員に「14時半になったら来なさい」と言われて追い返される。仕方ない、その辺をウロウロして時間を潰してこよう。
大統領府の正面に回ると、そこはだだっ広い広場になっていた。ところどころに噴水とベンチくらいはあるが、それ以外は何も無い。日曜日の昼下がりだというのに人が全然いなくて寂しい。何だか、カザフスタンの権威主義的な体制を表しているような気が。
大統領府の北側には国会議事堂が、南側にはショッピングモール(シネ・テンポレ・モールという名前らしい)が、正面にはグランドパーク・エシェル・ホテルがある。ショッピングモールに入ってみるが、売っているのは貴金属やら装飾品やら洋服やらそんなものばかりで、当然のことながら高い。見る気も失せてしまい、銀行で両替だけしてすぐに出る。レートは1USD=151KZTで、アルマトイ空港の両替所と殆ど一緒。だが、ここのレートが悪いわけではなく、空港の両替所のレートが良心的なのだ。

左:国会議事堂。近代的なデザインですが、カザフスタンらしさは皆無ですね。
右:カザフスタンを代表する民族詩人アバイ・クナンバエフの像。彼はウクライナにおけるタラス・シェフチェンコのような存在で、カザフスタン各地に彼の名前を関した道路やら建物がある。
アバイ大通りをさらに東へ進むと、レスプブリカ大通りにぶつかる。この辺りが一応アスタナで一番活気のある商業地区らしい。昨日見た異様な建造物群はこの街の南端に集中しており、この辺りにはおかしな建物は無い・・・と思ったら、あったよ・・・また変なのが・・・。地図を見ても何も書いていないが、まあ政府関係の建物であることは間違いない。しかし、これまた奇抜というか何というか・・・。
写真を撮るべく辺りをウロウロしていると、ベラルーシ大使館を発見。昨年の夏にベラルーシ=リトアニア国境で身柄を拘束されたことを思い出すと腹が立ってきた。誰もいないと思って「バーカバーカ」と悪態をついていると、玄関の横にある警察官詰所に突如人影が。慌てて逃げ出す。驚かすなや!
そして、その1ブロック隣にはロシア大使館が。ここアスタナはどうか知らないが、アルマトイには抑留された日本兵が建設した道路や建物がたくさんある。「いつかシベリア抑留のツケを払わせてやる!」と怒りに震えるにゃおん氏。時間があれば日本人墓地にお参りにも行こうと思う。
にゃおんちゃんの爺さんは元関東軍所属で満州事変にも従軍したというツワモノだが、幸いなことに終戦時は南樺太にいたためシベリアに連れ去られずに済んでいる。しかし、戦後しばらく抑留された過去を持つため、死ぬまでロシア人のことを「露助」と呼んで忌み嫌っていた。その孫が露助の国をチョロチョロしているのを見たらどう思うだろうか?
呑んだくれで粗暴な露助どもだが、私にはとても興味深い連中なのだから仕方ない。
ロシア大使館の向かいに食堂を見つけた。さしてお腹は空いてなかったが、冷やかしで入ってみたところ何やら美味しそうなものを発見。デカい鍋でお米を炊き込んでいる。プロフだ!
プロフは、炒めた野菜や羊肉をお米と一緒にスパイスで炊き上げた、ウズベキスタンの伝統的なお米料理。パエリアの中央アジア版といったところか。試しに食べてみたところ・・・旨い!おぉ、これで私はもうカザフスタンで食い物に困らないぞ。「一週間毎日ボルシチでも平気」な私にとって、「一週間毎日プロフ」など望むところである。

レスプブリカ通りの様子。手前にド派手なビルがひとつ、奥にも変な建物が・・・。

また変な建物が。このセンス・・・どうにかならんですか?
そんなことをして時間を潰していると14時半になったので、『大統領博物館』へと向かう。偉大なる終身大統領ナザルバエフ閣下が、その偉大さを
≪つづく≫
2009.11.02 (Mon)
2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第7回)
◆カザフスタンの虎
ヨーコ嬢とその友人トギー嬢とチョコレートを食いながらユルユルと談笑していたにゃおんちゃん。「今日はもうこのままお開きでもいいなぁ・・・」などと思っていたが、そうは問屋が卸さない。23時になると、「さぁ、ナイトクラブへ行く時間よ!」と私の尻を叩くヨーコ嬢。彼女は私をトギー嬢の車に押し込み、ナイトクラブへと連行する。
「はぁ・・・どこまで行くのやら・・・」と憂鬱な気分になっていたにゃおん氏だが、そんな心配を裏切るかのように車はすぐに止まった。10分も走ってないよな?歩いて来れそうな距離だが・・・。えーと、ここですか?
「さぁ、ここよ!」と張り切るカザフギャルズの後をとぼとぼとついて行くと、そこには体育館のような大きな建物が。そして、その入口に群がる人・人・人・・・。これじゃ入場するのに何十分かかるか分からんぞ。待っている間に凍死しちまう。なぁ、もう帰ろうぜ?
ところが、入口で来場者を捌いていた男がこちらに気づくと、大声で何か叫びながら手招きするではないか。「彼、ここのスタッフで私の友達なのよ」とヨーコ嬢。結局、我々は1分たりとも待つことなく入場できたうえに、エントランス・チャージすら取られなかった。恐るべし、ヨーコ嬢の顔パス。ちなみに、ヨーコ嬢いわく「彼はバイセクシャル」だそうだ。どうでもいいです、そんなことは。
中に入ると・・・内装の豪華ぶりに驚く。入口にドレスを着た女性達がいて(たぶんスタッフ)、高級クラブに来たような錯覚に陥る・・・が、高級クラブなんてことはなくて、ちゃんとバーカウンターとダンスフロアがある。雰囲気はバブル期の大箱ディスコのような感じだが、こちらのほうがずっと内装に金が掛かっているのが分かる。ドリンクがぼったくり価格だったりしたら、嫌だなぁ・・・。
幸いなことにぼったくり価格ではなかったドリンクを飲みながらフロアを眺める。天井から吊るされたモニターには「Main Club」と書かれたロゴが表示されている。どうやら、ここはそういう名前のクラブらしい。ところどころにお立ち台があり、その上ではセクシーな服を着たダンサーが踊り狂っている。ロシア人もいればカザフ人もいるが、これがまた全員美人ばかり。是非ともお近づきになりたいが、まさかお立ち台のうえに上って口説くわけにもいくまい。
客はおしゃれで高そうな服を着たカザフ人の若者ばかり。アルマトイのクラブと違って、ここはカザフ人比率が高い。お前ら、カザフスタンのセレブ予備軍か。一方、こっちはいつものパンク風ファッション。私が勝てるのは「見た目の凶悪さ」くらいだろう。
ここが「18年前まで共産主義国だった国」で「中央アジア」で「カザフステップのど真ん中」にあるとは信じられない。
ヨーコ嬢、トギー嬢と共に踊るが、年寄りのにゃおんちゃんはすぐに疲れてしまいカウンターへ避難。ビール瓶を片手にクラブ内を徘徊する。モルドバでナイトクラブへ行った際には、どこにいてもジロジロ見られて「まるで宇宙人」のような扱いを受けたが、カザフ人は普通に東洋人の顔をした連中なので、誰も私のことなど気に留めない。下手すりゃカザフ人だと思われているかも。こりゃ気楽でいい。
酔っ払っていい気分になってきたので、音楽に合わせてユラユラしたいところだが、残念なことにかかっている音楽がユーロビート系。ヒップホップでも困るが、ユーロビートもつらい。ヨーコ嬢が「どうして踊らないの?」と尋ねてきたので、音楽が好みじゃないことを伝える。彼女は「あのDJ、最悪なのよ。今日はついてないわ!」と言うが・・・まあ確かにDJも悪かったが、それ以前の問題である。
2時間ほど過ごした後、アジトへ戻ることに。ヨーコ嬢が踊り足りないのではないかと心配したが、彼女はにゃおんちゃんに「おしゃれでリッチでモダンなカザフスタンのナイトライフ」を見せたかっただけなのだという。私が事あるごとに「ボラット!ボラット!」と騒いでいたので、彼女なりに「カザフ人はホントにあんな連中ばかりだと思われたらたまらん」という不安があったのかもしれない。
大丈夫ですよ、ヨーコさん。私はカザフ人がそういう人達ではないことを知ってます。そして、この世にはああいう連中の巣窟みたいな国がありますが、それはカザフスタンではなく、日本の隣にある「Kの国」であることも知ってますから。
帰宅途中、スーパーマーケットに寄ってビールとおつまみを購入。ヨーコ嬢は私にどうしても「カザフスタンのビール」を飲ませたいらしい。ついでなので、「カザフスタンのウォッカ」も購入する。ビールとウォッカのボトルを抱えてご満悦の私に対し、ギャルズは「あなた、買うものはそれだけ?」と怪訝な顔をしている。はい、とりあえずこれさえあれば満足でございますが、何か?
ところが、ヨーコ嬢は「あんた、酒だけ飲んで暮らす気?」と言うや否や、私を食料品コーナーへ連れて行き、トギー嬢と二人で何やら相談しながらカゴに野菜や米など食料品を次々とぶち込みだした。
ちょwww おまwww 誰がこんなに食うんですかwww
しまいには3リッターサイズのミネラルウォーターのボトルまでカゴに入れられて、重いのなんの・・・。たった数日の滞在でこんなに食えねぇっての。
はぁ・・・アスタナでは自炊して過ごす羽目になりそうだ。

カザフスタンは海の無い国ですが、お魚も売ってました。でも干し魚ばっかりのような・・・。

ウォッカがたくさん!どれにするか悩む!ささやかな楽しみのひとつです。
アパートへ戻ると、ビールを飲みながらおしゃべりを再開。「Karagandinskoe」というビールを買ってきたのだが、これがなかなか旨い。名前のとおりカラガンダで製造されているビールだそうだ。
カラガンダといえば「炭鉱と強制収容所の街」というイメージがあるが、そのことをヨーコ嬢に伝えたところ、「なに言ってんのよ!カラガンダといえば同性愛者よ!どういう訳か知らないけど、あの街は同性愛者が多いのよ。ゲイバーもあるし、多分レズビアンバーもあるわよ」という答が返ってきた。ヨーコさん、そんなことはホントにどうでもいいです。 (;´д`)
おつまみに買ってきたチーズも美味しい。スモークチーズではないのだが干からびていて、三つ編に編んである。それを解いて裂いて食べるのだが、塩気があって美味しい。なので、お酒が進み、買ってきたビールはあっという間になくなった。
続いてウォッカを飲み、日本酒を飲むおっさんのように「くぅ〜」と声をあげるにゃおん氏。もちろんストレートで一気飲みである。それがこちら(旧ソ連諸国)のしきたり。チョビチョビ飲んではいけません。
ところが、ウォッカを飲みだした途端にヨーコ嬢の目が座りだした。あの・・・まだショットグラス1杯しか飲んでませんよね?
ショットグラス1杯で大虎と化したヨーコ嬢は、トギー嬢がどれほど素晴らしいか語りだした。「トギーはねぇ、お料理も上手だししっかり者で、私が男だったら彼女と結婚するわ!」などと言って、彼女に抱きつく始末。
あからさまにヤバくなってきたので、トギー嬢に目配せしてお引取りいただくことにした。賢明なるトギー嬢は私の意図を理解し、大虎を連れて帰宅した。本日はこれにてお開き。
さぁ、明日はバイテレクに行くぞ!

カラガンダのビールとチーズ。ちなみに、サラダを作ったのは私です。
≪つづく≫
ヨーコ嬢とその友人トギー嬢とチョコレートを食いながらユルユルと談笑していたにゃおんちゃん。「今日はもうこのままお開きでもいいなぁ・・・」などと思っていたが、そうは問屋が卸さない。23時になると、「さぁ、ナイトクラブへ行く時間よ!」と私の尻を叩くヨーコ嬢。彼女は私をトギー嬢の車に押し込み、ナイトクラブへと連行する。
「はぁ・・・どこまで行くのやら・・・」と憂鬱な気分になっていたにゃおん氏だが、そんな心配を裏切るかのように車はすぐに止まった。10分も走ってないよな?歩いて来れそうな距離だが・・・。えーと、ここですか?
「さぁ、ここよ!」と張り切るカザフギャルズの後をとぼとぼとついて行くと、そこには体育館のような大きな建物が。そして、その入口に群がる人・人・人・・・。これじゃ入場するのに何十分かかるか分からんぞ。待っている間に凍死しちまう。なぁ、もう帰ろうぜ?
ところが、入口で来場者を捌いていた男がこちらに気づくと、大声で何か叫びながら手招きするではないか。「彼、ここのスタッフで私の友達なのよ」とヨーコ嬢。結局、我々は1分たりとも待つことなく入場できたうえに、エントランス・チャージすら取られなかった。恐るべし、ヨーコ嬢の顔パス。ちなみに、ヨーコ嬢いわく「彼はバイセクシャル」だそうだ。どうでもいいです、そんなことは。
中に入ると・・・内装の豪華ぶりに驚く。入口にドレスを着た女性達がいて(たぶんスタッフ)、高級クラブに来たような錯覚に陥る・・・が、高級クラブなんてことはなくて、ちゃんとバーカウンターとダンスフロアがある。雰囲気はバブル期の大箱ディスコのような感じだが、こちらのほうがずっと内装に金が掛かっているのが分かる。ドリンクがぼったくり価格だったりしたら、嫌だなぁ・・・。
幸いなことにぼったくり価格ではなかったドリンクを飲みながらフロアを眺める。天井から吊るされたモニターには「Main Club」と書かれたロゴが表示されている。どうやら、ここはそういう名前のクラブらしい。ところどころにお立ち台があり、その上ではセクシーな服を着たダンサーが踊り狂っている。ロシア人もいればカザフ人もいるが、これがまた全員美人ばかり。是非ともお近づきになりたいが、まさかお立ち台のうえに上って口説くわけにもいくまい。
客はおしゃれで高そうな服を着たカザフ人の若者ばかり。アルマトイのクラブと違って、ここはカザフ人比率が高い。お前ら、カザフスタンのセレブ予備軍か。一方、こっちはいつものパンク風ファッション。私が勝てるのは「見た目の凶悪さ」くらいだろう。
ここが「18年前まで共産主義国だった国」で「中央アジア」で「カザフステップのど真ん中」にあるとは信じられない。
ヨーコ嬢、トギー嬢と共に踊るが、年寄りのにゃおんちゃんはすぐに疲れてしまいカウンターへ避難。ビール瓶を片手にクラブ内を徘徊する。モルドバでナイトクラブへ行った際には、どこにいてもジロジロ見られて「まるで宇宙人」のような扱いを受けたが、カザフ人は普通に東洋人の顔をした連中なので、誰も私のことなど気に留めない。下手すりゃカザフ人だと思われているかも。こりゃ気楽でいい。
酔っ払っていい気分になってきたので、音楽に合わせてユラユラしたいところだが、残念なことにかかっている音楽がユーロビート系。ヒップホップでも困るが、ユーロビートもつらい。ヨーコ嬢が「どうして踊らないの?」と尋ねてきたので、音楽が好みじゃないことを伝える。彼女は「あのDJ、最悪なのよ。今日はついてないわ!」と言うが・・・まあ確かにDJも悪かったが、それ以前の問題である。
2時間ほど過ごした後、アジトへ戻ることに。ヨーコ嬢が踊り足りないのではないかと心配したが、彼女はにゃおんちゃんに「おしゃれでリッチでモダンなカザフスタンのナイトライフ」を見せたかっただけなのだという。私が事あるごとに「ボラット!ボラット!」と騒いでいたので、彼女なりに「カザフ人はホントにあんな連中ばかりだと思われたらたまらん」という不安があったのかもしれない。
大丈夫ですよ、ヨーコさん。私はカザフ人がそういう人達ではないことを知ってます。そして、この世にはああいう連中の巣窟みたいな国がありますが、それはカザフスタンではなく、日本の隣にある「Kの国」であることも知ってますから。
帰宅途中、スーパーマーケットに寄ってビールとおつまみを購入。ヨーコ嬢は私にどうしても「カザフスタンのビール」を飲ませたいらしい。ついでなので、「カザフスタンのウォッカ」も購入する。ビールとウォッカのボトルを抱えてご満悦の私に対し、ギャルズは「あなた、買うものはそれだけ?」と怪訝な顔をしている。はい、とりあえずこれさえあれば満足でございますが、何か?
ところが、ヨーコ嬢は「あんた、酒だけ飲んで暮らす気?」と言うや否や、私を食料品コーナーへ連れて行き、トギー嬢と二人で何やら相談しながらカゴに野菜や米など食料品を次々とぶち込みだした。
ちょwww おまwww 誰がこんなに食うんですかwww
しまいには3リッターサイズのミネラルウォーターのボトルまでカゴに入れられて、重いのなんの・・・。たった数日の滞在でこんなに食えねぇっての。
はぁ・・・アスタナでは自炊して過ごす羽目になりそうだ。

カザフスタンは海の無い国ですが、お魚も売ってました。でも干し魚ばっかりのような・・・。

ウォッカがたくさん!どれにするか悩む!ささやかな楽しみのひとつです。
アパートへ戻ると、ビールを飲みながらおしゃべりを再開。「Karagandinskoe」というビールを買ってきたのだが、これがなかなか旨い。名前のとおりカラガンダで製造されているビールだそうだ。
カラガンダといえば「炭鉱と強制収容所の街」というイメージがあるが、そのことをヨーコ嬢に伝えたところ、「なに言ってんのよ!カラガンダといえば同性愛者よ!どういう訳か知らないけど、あの街は同性愛者が多いのよ。ゲイバーもあるし、多分レズビアンバーもあるわよ」という答が返ってきた。ヨーコさん、そんなことはホントにどうでもいいです。 (;´д`)
おつまみに買ってきたチーズも美味しい。スモークチーズではないのだが干からびていて、三つ編に編んである。それを解いて裂いて食べるのだが、塩気があって美味しい。なので、お酒が進み、買ってきたビールはあっという間になくなった。
続いてウォッカを飲み、日本酒を飲むおっさんのように「くぅ〜」と声をあげるにゃおん氏。もちろんストレートで一気飲みである。それがこちら(旧ソ連諸国)のしきたり。チョビチョビ飲んではいけません。
ところが、ウォッカを飲みだした途端にヨーコ嬢の目が座りだした。あの・・・まだショットグラス1杯しか飲んでませんよね?
ショットグラス1杯で大虎と化したヨーコ嬢は、トギー嬢がどれほど素晴らしいか語りだした。「トギーはねぇ、お料理も上手だししっかり者で、私が男だったら彼女と結婚するわ!」などと言って、彼女に抱きつく始末。
あからさまにヤバくなってきたので、トギー嬢に目配せしてお引取りいただくことにした。賢明なるトギー嬢は私の意図を理解し、大虎を連れて帰宅した。本日はこれにてお開き。
さぁ、明日はバイテレクに行くぞ!

カラガンダのビールとチーズ。ちなみに、サラダを作ったのは私です。
≪つづく≫
2009.10.29 (Thu)
2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第6回)
◆カザフ人のセンスって・・・
アスタナへ着いたにゃおんちゃんは、お迎えに来てくれた友達の車に乗って市街へ向かう。
アスタナ国際空港は市街地から南に18kmの地点にあり、市街地へ向かう道中にはなーんにも無い。道の両側には見渡す限り木々がチョボチョボと生えたステップが広がるのみで、送電線を除けば建築物は一切見当たらない。たった18km移動しただけで、これ。
しかし、私が住む毛ガニ村から18km移動すると、携帯電話が通じないうえにヒグマがウロつく山の中へ辿り着くので、アスタナをバカにすることはできない。
しばらくすると、道端に馬に乗った人達がいるのが見えた。コーラ君が言う。
「ほら、見ろよ。警官が乗馬の訓練してるぜ」
おぉ、さすが騎馬民族の末裔。周りになにも無いので、警官達は馬をビュンビュン走らせていた。
カザフスタンの警官はパトカーではなく馬に乗って移動するのが当たり前、だったりしたらどうしよう?

アスタナ国際空港。設計したのは黒川紀章だそうな。

乗馬訓練をする警官。周りにはなにも無いので、やりたい放題やってました。
やがて車はアスタナに市内に入る。さっきまでなにも無かったのに、ふと気がつくと辺りには建設中の高層マンションが立ち並び、しばらくすると巨大なショッピングモールやら、バカでかいうえに黄金に輝くモスクなど巨大な建造物が次々と目に飛び込んできた。
あの巨大なモスクは一体何なのだ!(ほんとにただのモスクです)
あの巨大なスターリン様式のビルは一体何なのだ!(ただのマンションです)
あの巨大な鳥かごみたいな建物は何なのだ!(ただのショッピングモールです)
こんなに高層マンションを建てまくって誰が住むんだ?(現地人曰く「知らん」)
アスタナ市街の南側(空港寄り)は近年新たに開発された地区なので、道路も建物も新しくて綺麗。それだけならさして驚かないが、道路にしろ建物にしろそれなりに金を掛けているのが一目で分かるのが凄い。道路を見ればレクサスやベンツのような高級車だらけ。貧乏人御用達の朝鮮車なんかありゃしない。
お前ら、一体こんな金をどこから捻出したのだ?これから、どんだけ金を費やす気なのだ?
アルマトイが普通の旧ソ連風都市だったのに対し、独立後の1997年に首都となり開発が進むここアスタナは、「石油や天然ガスでボロ儲けする21世紀のカザフスタン」を象徴する都市である。
うーむ、さすが中央アジア随一の開発独裁国家。旧市街地に行けばさすがにこんな成金テイスト全開の街並みではないのだろうが・・・。
奇妙奇天烈な建築物がそこらじゅうに乱立する街並みに目を白黒させていると、車はラディソンSASホテルの向かいで左折して高層アパートが並ぶ路地へ入った。ヴィリニュスで見たラディソンSASは小さいながらも高級ホテルらしい品格が漂う建物だったが、ここのは成金風のヘンテコな建物。
世界中に展開する高級ホテルもアスタナではこのザマ。この時点で早くも「カザフ人ってセンス悪いんじゃないのか?」という疑惑を抱く。
そして、車は高層アパートに囲まれた猫の額ほどの小さな公園の前で停まった。周りに建つのは全てピカピカの新築アパート。ここがこれから数日間にゃおんちゃんのアジトとなる場所か?キエフやミンスクでも貸し部屋を借りたことはあるが、こんなにピカピカの建物に当たったのは初めてだ。家賃、高かったらどうしよう?
ヨーコ嬢がどこかに電話すると、間もなくロシア人のおばさんがやって来た。これから借りる部屋の大家さんで、ヨーコ嬢の知人だそうな。コーラ君は車で待機。私、ヨーコ嬢、大家さんの3人で部屋へ向かう。
入口に電子ロックがあるのはこちらでは当たり前なので驚かなかったが、エレベーターがICチップを仕込んであるカードを挿さないと動かない代物で腰を抜かす。ここはホテルか?でも、エレベーターが南朝鮮製なのに気づいて、驚きは恐怖へと変わる。このエレベーターはいつか絶対に落ちるぞ!デパートや橋が自然崩壊する国の奴らが作るものなんか信用するな!
これだけ金を掛けるなら、どうして日本製にしないのか。間抜けである。
部屋は高層アパートの8階にある10畳ほどのワンルームで、台所は別。4年前にキエフで借りた部屋とそっくりなレイアウトなので、こっちでは一般的なつくりのものなのだろう。家賃を尋ねると、ヨーコ嬢が「私が払う」と言い張って聞かない。いやいや、そんな訳にはいかない。金はあるんだから払わせてくれと懇願するが、「私を怒らせる気?」と凄まれてしまい、それ以上は何も言えず。気持ちはありがたいけど、恐縮しちゃうのだ。
大家さんはにゃおんちゃんに鍵とカードを渡すと、すぐに帰ってしまった。ヨーコ嬢もコーラ君を待たせてあるので帰るという。「夜に迎えに来るわ。ナイトクラブに連れて行ってあげる」と言い残すと、彼女は風のように去っていた。
ナイトクラブ・・・昨日行ったばっかりだし、それにわざわざアスタナまで来てそんなところには行きたくないなぁ・・・。それよりもバイテレクに連れて行ってくれないだろうか?

アスタナのラディソンSASホテル。高級ホテルなのに成金風の悪趣味な建物に・・・。
部屋にいてもすることがないので、これから数日間ここで過ごすのに必要なものを買いに行くことに。
幸いなことに徒歩3分のところにスーパーマーケットを発見。お茶やジュース、チーズやソーセージに黒パン(これらは夜中に腹が減った際の非常食となる)、シャンプーや歯磨き粉などを購入して戻る。もうすっかり手馴れたものだ。
物価はベラルーシ以上ウクライナ未満といったところか。日本に比べりゃ安いのだが、思ったより高くて少々驚く。
部屋へ戻ると18時近くになっていたので、買ってきた食材を適当に料理して軽く食事を取る。その後はテレビを見ながらぼーっとしていたのだが、いつの間にか寝こけてしまう。ヨーコ嬢からの電話で目が覚めると時刻は既に22時を過ぎていた。これから私を迎えにこちらへ来るという。ナイトクラブはいいから、バイテレクに連れて行ってくれないだろうか・・・。
30分後、ヨーコ嬢がやって来た。が、彼女はICカードを持っていないので、私がいちいち1階まで迎えに行かなくてはならない。ここまでせにゃならんほどアスタナは治安が悪いのだろうか?とエレベーターの中で暫し考え込む。
ヨーコ嬢はトギーという女の子を連れてやって来た。大学時代の友人だという。なんと、トギー嬢は気を効かせて差し入れを持ってきてくれた。ありがたやー、ありがたやー。そして、彼女が袋から取り出したのは「БАЛТИКА(Baltica)」。ロシア産の有名なビールで旧ソ連諸国ではどこでも見かける。おぉ、これ旨いんだよ。ベラルーシやウクライナでもこれ飲んでたよ。
ところが、私の何気ない一言にヨーコ嬢が反応し、トギー嬢に向かって「あんた、どうしてカザフスタンのビールを買ってこないのよ!」と文句を言い出した。あの・・・ヨーコさん、私これで十分ですから。いただいものに文句は申しません。予期せぬ展開にオロオロするにゃおん氏。
すると、喧嘩が始まるのではないかとビクビクしていた私に対し、トギー嬢は勝ち誇ったような顔をして袋からもう一品を取り出した。ん?なにこれ?チョコ?

チョコレート、その名も『カザフスタンスキー』。
ずはり、そのまんまの名前なうえに、パッケージにはカザフスタンの国土がデザインされている。もう笑うしかない。さっきまで文句を言っていたヨーコ嬢も一転して大笑い。「ナイス・チョイス!」を連発している。
最初はネタ商品かと思っていたが、食べてみるとこれが旨い。あれ?これ旨いよ?
「そうでしょ?そうでしょ?これはカザフスタンでも人気あるチョコなのよ!」と力説するヨーコ嬢。
だが、この名前とこのデザインで不味かったら、製造メーカーの社長は絶対に偉大なる終身大統領ナザルバエフ閣下に粛清される・・・と思ったのは言わないでおいた。
ちなみに、このチョコレートにはいくつか種類(パッケージのデザインは同じだが色が違う)があります。にゃおんちゃんのお勧めは青いパッケージのビターテイスト。
≪つづく≫
アスタナへ着いたにゃおんちゃんは、お迎えに来てくれた友達の車に乗って市街へ向かう。
アスタナ国際空港は市街地から南に18kmの地点にあり、市街地へ向かう道中にはなーんにも無い。道の両側には見渡す限り木々がチョボチョボと生えたステップが広がるのみで、送電線を除けば建築物は一切見当たらない。たった18km移動しただけで、これ。
しかし、私が住む毛ガニ村から18km移動すると、携帯電話が通じないうえにヒグマがウロつく山の中へ辿り着くので、アスタナをバカにすることはできない。
しばらくすると、道端に馬に乗った人達がいるのが見えた。コーラ君が言う。
「ほら、見ろよ。警官が乗馬の訓練してるぜ」
おぉ、さすが騎馬民族の末裔。周りになにも無いので、警官達は馬をビュンビュン走らせていた。
カザフスタンの警官はパトカーではなく馬に乗って移動するのが当たり前、だったりしたらどうしよう?

アスタナ国際空港。設計したのは黒川紀章だそうな。

乗馬訓練をする警官。周りにはなにも無いので、やりたい放題やってました。
やがて車はアスタナに市内に入る。さっきまでなにも無かったのに、ふと気がつくと辺りには建設中の高層マンションが立ち並び、しばらくすると巨大なショッピングモールやら、バカでかいうえに黄金に輝くモスクなど巨大な建造物が次々と目に飛び込んできた。
あの巨大なモスクは一体何なのだ!(ほんとにただのモスクです)
あの巨大なスターリン様式のビルは一体何なのだ!(ただのマンションです)
あの巨大な鳥かごみたいな建物は何なのだ!(ただのショッピングモールです)
こんなに高層マンションを建てまくって誰が住むんだ?(現地人曰く「知らん」)
アスタナ市街の南側(空港寄り)は近年新たに開発された地区なので、道路も建物も新しくて綺麗。それだけならさして驚かないが、道路にしろ建物にしろそれなりに金を掛けているのが一目で分かるのが凄い。道路を見ればレクサスやベンツのような高級車だらけ。貧乏人御用達の朝鮮車なんかありゃしない。
お前ら、一体こんな金をどこから捻出したのだ?これから、どんだけ金を費やす気なのだ?
アルマトイが普通の旧ソ連風都市だったのに対し、独立後の1997年に首都となり開発が進むここアスタナは、「石油や天然ガスでボロ儲けする21世紀のカザフスタン」を象徴する都市である。
うーむ、さすが中央アジア随一の開発独裁国家。旧市街地に行けばさすがにこんな成金テイスト全開の街並みではないのだろうが・・・。
奇妙奇天烈な建築物がそこらじゅうに乱立する街並みに目を白黒させていると、車はラディソンSASホテルの向かいで左折して高層アパートが並ぶ路地へ入った。ヴィリニュスで見たラディソンSASは小さいながらも高級ホテルらしい品格が漂う建物だったが、ここのは成金風のヘンテコな建物。
世界中に展開する高級ホテルもアスタナではこのザマ。この時点で早くも「カザフ人ってセンス悪いんじゃないのか?」という疑惑を抱く。
そして、車は高層アパートに囲まれた猫の額ほどの小さな公園の前で停まった。周りに建つのは全てピカピカの新築アパート。ここがこれから数日間にゃおんちゃんのアジトとなる場所か?キエフやミンスクでも貸し部屋を借りたことはあるが、こんなにピカピカの建物に当たったのは初めてだ。家賃、高かったらどうしよう?
ヨーコ嬢がどこかに電話すると、間もなくロシア人のおばさんがやって来た。これから借りる部屋の大家さんで、ヨーコ嬢の知人だそうな。コーラ君は車で待機。私、ヨーコ嬢、大家さんの3人で部屋へ向かう。
入口に電子ロックがあるのはこちらでは当たり前なので驚かなかったが、エレベーターがICチップを仕込んであるカードを挿さないと動かない代物で腰を抜かす。ここはホテルか?でも、エレベーターが南朝鮮製なのに気づいて、驚きは恐怖へと変わる。このエレベーターはいつか絶対に落ちるぞ!デパートや橋が自然崩壊する国の奴らが作るものなんか信用するな!
これだけ金を掛けるなら、どうして日本製にしないのか。間抜けである。
部屋は高層アパートの8階にある10畳ほどのワンルームで、台所は別。4年前にキエフで借りた部屋とそっくりなレイアウトなので、こっちでは一般的なつくりのものなのだろう。家賃を尋ねると、ヨーコ嬢が「私が払う」と言い張って聞かない。いやいや、そんな訳にはいかない。金はあるんだから払わせてくれと懇願するが、「私を怒らせる気?」と凄まれてしまい、それ以上は何も言えず。気持ちはありがたいけど、恐縮しちゃうのだ。
大家さんはにゃおんちゃんに鍵とカードを渡すと、すぐに帰ってしまった。ヨーコ嬢もコーラ君を待たせてあるので帰るという。「夜に迎えに来るわ。ナイトクラブに連れて行ってあげる」と言い残すと、彼女は風のように去っていた。
ナイトクラブ・・・昨日行ったばっかりだし、それにわざわざアスタナまで来てそんなところには行きたくないなぁ・・・。それよりもバイテレクに連れて行ってくれないだろうか?

アスタナのラディソンSASホテル。高級ホテルなのに成金風の悪趣味な建物に・・・。
部屋にいてもすることがないので、これから数日間ここで過ごすのに必要なものを買いに行くことに。
幸いなことに徒歩3分のところにスーパーマーケットを発見。お茶やジュース、チーズやソーセージに黒パン(これらは夜中に腹が減った際の非常食となる)、シャンプーや歯磨き粉などを購入して戻る。もうすっかり手馴れたものだ。
物価はベラルーシ以上ウクライナ未満といったところか。日本に比べりゃ安いのだが、思ったより高くて少々驚く。
部屋へ戻ると18時近くになっていたので、買ってきた食材を適当に料理して軽く食事を取る。その後はテレビを見ながらぼーっとしていたのだが、いつの間にか寝こけてしまう。ヨーコ嬢からの電話で目が覚めると時刻は既に22時を過ぎていた。これから私を迎えにこちらへ来るという。ナイトクラブはいいから、バイテレクに連れて行ってくれないだろうか・・・。
30分後、ヨーコ嬢がやって来た。が、彼女はICカードを持っていないので、私がいちいち1階まで迎えに行かなくてはならない。ここまでせにゃならんほどアスタナは治安が悪いのだろうか?とエレベーターの中で暫し考え込む。
ヨーコ嬢はトギーという女の子を連れてやって来た。大学時代の友人だという。なんと、トギー嬢は気を効かせて差し入れを持ってきてくれた。ありがたやー、ありがたやー。そして、彼女が袋から取り出したのは「БАЛТИКА(Baltica)」。ロシア産の有名なビールで旧ソ連諸国ではどこでも見かける。おぉ、これ旨いんだよ。ベラルーシやウクライナでもこれ飲んでたよ。
ところが、私の何気ない一言にヨーコ嬢が反応し、トギー嬢に向かって「あんた、どうしてカザフスタンのビールを買ってこないのよ!」と文句を言い出した。あの・・・ヨーコさん、私これで十分ですから。いただいものに文句は申しません。予期せぬ展開にオロオロするにゃおん氏。
すると、喧嘩が始まるのではないかとビクビクしていた私に対し、トギー嬢は勝ち誇ったような顔をして袋からもう一品を取り出した。ん?なにこれ?チョコ?

チョコレート、その名も『カザフスタンスキー』。
ずはり、そのまんまの名前なうえに、パッケージにはカザフスタンの国土がデザインされている。もう笑うしかない。さっきまで文句を言っていたヨーコ嬢も一転して大笑い。「ナイス・チョイス!」を連発している。
最初はネタ商品かと思っていたが、食べてみるとこれが旨い。あれ?これ旨いよ?
「そうでしょ?そうでしょ?これはカザフスタンでも人気あるチョコなのよ!」と力説するヨーコ嬢。
だが、この名前とこのデザインで不味かったら、製造メーカーの社長は絶対に偉大なる終身大統領ナザルバエフ閣下に粛清される・・・と思ったのは言わないでおいた。
ちなみに、このチョコレートにはいくつか種類(パッケージのデザインは同じだが色が違う)があります。にゃおんちゃんのお勧めは青いパッケージのビターテイスト。
≪つづく≫
2009.10.26 (Mon)
2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第5回)
◆アルマトイからアスタナへ
マーケットをウロついていると空港へ行く時間になったので、ホテルに戻ってチェックアウトを済ませるとプーシキン通りのバス停へ向かった。えーと・・・さっき見た空港行きのバスの系統番号は79。
運良くすぐにお目当ての79番バスがやって来たので乗り込む。カザフスタンのバスには必ず車掌が乗っていて、運賃は彼らが集めに来たときに払えばいい。集めに来ない場合は、降りる際に払う。車掌といっても制服も着てないし腕章すらしていないが・・・まぁ乗れば分かると思う。
運賃は50KZT(約30円)だが、お金を払っても切符もレシートも貰えない。ただし、アルマトイのトローリーバスだけは違った。あれだけは車内に自動支払機があって、お金を払うとレシートが発行される仕組みになっていた。
バスはアルマトイ市街を出ると脇道に逸れて、みすぼらしい家屋が立ち並ぶ地域に突入する。バスを間違えたかと思って一瞬焦るが、しばらくすると見覚えのある幹線道路に戻りホッとする。住宅地域を通り抜けると乗客の数は激減し、にゃおんちゃんを含めて3人程度となっていた。どう見ても空港行きのバスに見えません。都市近郊を走る普通の路線バスです。ありがとうございました。
アルマトイ市内を出て約40分後、バスは突如何も無いところで止まると、車掌のおばさんが「ここで降りて。空港はここを真っ直ぐよ」と言う。おいおい、ホントにこんなところで大丈夫なのかよ?と思いつつバスを降りると、200mくらい先に見覚えのあるゲートが。うむ、ここは空港だ、間違いない。

バスを降りると、こんなゲートが見えます。これが空港の入口。

これが空港ターミナル。小さいけど新しくて綺麗です。
空港に着いたのは11時半。アルマトイ国際空港は入口で金属探知機による検査があり、見事にこれに引っかかりバッグの中を調べられる。引っかかったのは変圧器だったが、取り出して係官に見せるとすぐに解決した。
気を取り直して出発ロビーへ向かう。出発90分前なのでもうチェックインできるな、と思ったらチェックインカウンターの前にいる係官に追い払われる。なんで?と尋ねると、黙ってモニターを指差す係官。にゃおんちゃんの乗るKC853便を探すと・・・そこには「delayed」の文字が。12:55の出発が、14:20に延期されている。85分のディレイ・・・ああ、これじゃアスタナに着くのは夕方になっちまう・・・。
出発が遅れたのはこの便だけではなく、他の便も軒並みディレイ。何があったのだろうか?滑走路の真ん中で飛行機がエンコしたとか?
チェックインできないので荷物を預けることもできず、ヨーコ嬢に電話をしたり、用も無いのに国際線ロビーをウロウロして時間を潰す。何をやっているのやら・・・。
12時半にやっとチェックインして身軽になったところで、空港内のレストランに昼食を食べに行く。せっかくだから中央アジアらしい料理を・・・ということで、ラグマンを注文。
感想?えーと、「ボルシチにうどんをぶち込んだ感じ」と言えば伝わるだろうか?文字で表現するとマズそうな印象を受けるが、実際はそんなことはない。ラグマンは中国から離れるに従ってどんどんマズくなっていくという法則があるらしく、ウズベキスタン西部あたりでは麺がデロデロに伸びたとんでもない代物が出てくるらしいが、幸いなことにここアルマトイは中国からさほど離れていないので、美味しいラグマンでした。

見た目は「ボルシチにうどんと羊肉をぶち込んだ」ような感じですが、スープはトマトベースなので、
テーブルビートをベースにしたボルシチとは味が違いました。
昼食を終えて搭乗口へ向おうとすると・・・チケットにゲート番号が記載されてない。モニターを見てもゲート番号は表示されていない。チェックイン・カウンターでエア・アスタナの職員に尋ねるが英語が通じない・・・orz。
仕方が無いので、金属探知機のゲートをくぐってすぐのところにある待合室で待つ。同時刻に出発する便は無いので、ここにいるのは皆アスタナへ行く人達だろう。こんな小さな空港だし、搭乗が始まればすぐに分かるだろう。
ところが、出発時刻10分前になってもどこのゲートでも搭乗が始まる様子が無い。アナウンスなんかもちろん入らない。おいおい、またしてもディレイか?
そして、迎えた出発時刻の14時20分。突然、待合室にいた乗客が一番近くのゲートに向かって一斉に移動を開始した。アナウンスなんか一切ありません。訳が分かりません。カザフスタンではいつもこんな感じでボーディングが始まるのでしょうか?
ゲートにいた職員に「アスタナ?」と尋ねると、うなづく。そして、その職員はチケットの半券を手でちぎっていた。ここ、首都にある国際空港だよね?改札機はどーしたんですか?
何せこんな調子で搭乗したので、定時どころか20分近く遅れての出発。しかも、ツポレフやイリューシンに乗るのを楽しみにしていたのに、待っていた機体はボーイング757。ロシアの下部組織みたいな国のくせに生意気である。
たった1時間40分程度のフライトだが、軽食(サンドイッチ)が出た。取り立てて旨いもんじゃないけど。

アスタナ国際空港に停まっていた飛行機。エアバスA320だろうか?俺のツポレフはどこ?
16:30、アスタナ国際空港に到着。はぁ〜、高い金出して飛行機を使ったのに、移動だけで半日を無駄にしちゃったよ。ちなみに、この空港も新しくて綺麗。設計したのはあの黒川紀章だそうな。
到着ロビーに出るとヨーコ嬢がコーラ君という友人と共に迎えに来てくれていた。ヨーコ嬢の瞳も緑色で、彼女いわく「私は典型的なカザフ人だから、緑色の瞳と白い肌を持つ」そうな。一方、コーラ君はタタール人とチェチェン人のハーフ(国籍はカザフスタン)で、ヨーコ嬢は彼が英語を分からないのをいいことに「タタール人もチェチェン人も血の気が多くて危険」などとのたまう。おいおい・・・。
コーラ君は日頃からヨーコ嬢に色々と助けてもらっているらしく、そのせいで彼女に頭が上がらずアッシー君をやらされているのだという。可哀想と言うべきなのか何なのか、悩むところである。
空港の外へ出た途端、寒くてビックリ。これはもうコートが必要な寒さだ。アルマトイでは薄手のジャケット1枚で大丈夫だったのに・・・。
しかし、考えてみれば当然のこと。アルマトイが札幌とほぼ同緯度なのだから、そこから950kmも北にあるアスタナは寒いに決まっている。あと500kmも移動すればオムスク(ロシア)に辿り着くのだから、殆ど西シベリアにいるようなものである。セーターは一応持ってきたけど・・・これはジャケット1枚ではつらいかもしれん。困った。
コーラ君の車はホンダ車だった。しかも、何故か右ハンドル。これはもしや・・・と注意深く観察すると、「ホンダプリモ伊勢崎」とかステッカー貼ってあるし。日本車どころか、「日本から持ってきた車」そのものである。一体、どうやってここまで運んだのだろうか?まさか、ウラジオストックから自走?
≪つづく≫
マーケットをウロついていると空港へ行く時間になったので、ホテルに戻ってチェックアウトを済ませるとプーシキン通りのバス停へ向かった。えーと・・・さっき見た空港行きのバスの系統番号は79。
運良くすぐにお目当ての79番バスがやって来たので乗り込む。カザフスタンのバスには必ず車掌が乗っていて、運賃は彼らが集めに来たときに払えばいい。集めに来ない場合は、降りる際に払う。車掌といっても制服も着てないし腕章すらしていないが・・・まぁ乗れば分かると思う。
運賃は50KZT(約30円)だが、お金を払っても切符もレシートも貰えない。ただし、アルマトイのトローリーバスだけは違った。あれだけは車内に自動支払機があって、お金を払うとレシートが発行される仕組みになっていた。
バスはアルマトイ市街を出ると脇道に逸れて、みすぼらしい家屋が立ち並ぶ地域に突入する。バスを間違えたかと思って一瞬焦るが、しばらくすると見覚えのある幹線道路に戻りホッとする。住宅地域を通り抜けると乗客の数は激減し、にゃおんちゃんを含めて3人程度となっていた。どう見ても空港行きのバスに見えません。都市近郊を走る普通の路線バスです。ありがとうございました。
アルマトイ市内を出て約40分後、バスは突如何も無いところで止まると、車掌のおばさんが「ここで降りて。空港はここを真っ直ぐよ」と言う。おいおい、ホントにこんなところで大丈夫なのかよ?と思いつつバスを降りると、200mくらい先に見覚えのあるゲートが。うむ、ここは空港だ、間違いない。

バスを降りると、こんなゲートが見えます。これが空港の入口。

これが空港ターミナル。小さいけど新しくて綺麗です。
空港に着いたのは11時半。アルマトイ国際空港は入口で金属探知機による検査があり、見事にこれに引っかかりバッグの中を調べられる。引っかかったのは変圧器だったが、取り出して係官に見せるとすぐに解決した。
気を取り直して出発ロビーへ向かう。出発90分前なのでもうチェックインできるな、と思ったらチェックインカウンターの前にいる係官に追い払われる。なんで?と尋ねると、黙ってモニターを指差す係官。にゃおんちゃんの乗るKC853便を探すと・・・そこには「delayed」の文字が。12:55の出発が、14:20に延期されている。85分のディレイ・・・ああ、これじゃアスタナに着くのは夕方になっちまう・・・。
出発が遅れたのはこの便だけではなく、他の便も軒並みディレイ。何があったのだろうか?滑走路の真ん中で飛行機がエンコしたとか?
チェックインできないので荷物を預けることもできず、ヨーコ嬢に電話をしたり、用も無いのに国際線ロビーをウロウロして時間を潰す。何をやっているのやら・・・。
12時半にやっとチェックインして身軽になったところで、空港内のレストランに昼食を食べに行く。せっかくだから中央アジアらしい料理を・・・ということで、ラグマンを注文。
感想?えーと、「ボルシチにうどんをぶち込んだ感じ」と言えば伝わるだろうか?文字で表現するとマズそうな印象を受けるが、実際はそんなことはない。ラグマンは中国から離れるに従ってどんどんマズくなっていくという法則があるらしく、ウズベキスタン西部あたりでは麺がデロデロに伸びたとんでもない代物が出てくるらしいが、幸いなことにここアルマトイは中国からさほど離れていないので、美味しいラグマンでした。

見た目は「ボルシチにうどんと羊肉をぶち込んだ」ような感じですが、スープはトマトベースなので、
テーブルビートをベースにしたボルシチとは味が違いました。
昼食を終えて搭乗口へ向おうとすると・・・チケットにゲート番号が記載されてない。モニターを見てもゲート番号は表示されていない。チェックイン・カウンターでエア・アスタナの職員に尋ねるが英語が通じない・・・orz。
仕方が無いので、金属探知機のゲートをくぐってすぐのところにある待合室で待つ。同時刻に出発する便は無いので、ここにいるのは皆アスタナへ行く人達だろう。こんな小さな空港だし、搭乗が始まればすぐに分かるだろう。
ところが、出発時刻10分前になってもどこのゲートでも搭乗が始まる様子が無い。アナウンスなんかもちろん入らない。おいおい、またしてもディレイか?
そして、迎えた出発時刻の14時20分。突然、待合室にいた乗客が一番近くのゲートに向かって一斉に移動を開始した。アナウンスなんか一切ありません。訳が分かりません。カザフスタンではいつもこんな感じでボーディングが始まるのでしょうか?
ゲートにいた職員に「アスタナ?」と尋ねると、うなづく。そして、その職員はチケットの半券を手でちぎっていた。ここ、首都にある国際空港だよね?改札機はどーしたんですか?
何せこんな調子で搭乗したので、定時どころか20分近く遅れての出発。しかも、ツポレフやイリューシンに乗るのを楽しみにしていたのに、待っていた機体はボーイング757。ロシアの下部組織みたいな国のくせに生意気である。
たった1時間40分程度のフライトだが、軽食(サンドイッチ)が出た。取り立てて旨いもんじゃないけど。

アスタナ国際空港に停まっていた飛行機。エアバスA320だろうか?俺のツポレフはどこ?
16:30、アスタナ国際空港に到着。はぁ〜、高い金出して飛行機を使ったのに、移動だけで半日を無駄にしちゃったよ。ちなみに、この空港も新しくて綺麗。設計したのはあの黒川紀章だそうな。
到着ロビーに出るとヨーコ嬢がコーラ君という友人と共に迎えに来てくれていた。ヨーコ嬢の瞳も緑色で、彼女いわく「私は典型的なカザフ人だから、緑色の瞳と白い肌を持つ」そうな。一方、コーラ君はタタール人とチェチェン人のハーフ(国籍はカザフスタン)で、ヨーコ嬢は彼が英語を分からないのをいいことに「タタール人もチェチェン人も血の気が多くて危険」などとのたまう。おいおい・・・。
コーラ君は日頃からヨーコ嬢に色々と助けてもらっているらしく、そのせいで彼女に頭が上がらずアッシー君をやらされているのだという。可哀想と言うべきなのか何なのか、悩むところである。
空港の外へ出た途端、寒くてビックリ。これはもうコートが必要な寒さだ。アルマトイでは薄手のジャケット1枚で大丈夫だったのに・・・。
しかし、考えてみれば当然のこと。アルマトイが札幌とほぼ同緯度なのだから、そこから950kmも北にあるアスタナは寒いに決まっている。あと500kmも移動すればオムスク(ロシア)に辿り着くのだから、殆ど西シベリアにいるようなものである。セーターは一応持ってきたけど・・・これはジャケット1枚ではつらいかもしれん。困った。
コーラ君の車はホンダ車だった。しかも、何故か右ハンドル。これはもしや・・・と注意深く観察すると、「ホンダプリモ伊勢崎」とかステッカー貼ってあるし。日本車どころか、「日本から持ってきた車」そのものである。一体、どうやってここまで運んだのだろうか?まさか、ウラジオストックから自走?
≪つづく≫
2009.10.23 (Fri)
2009カザフスタン・南朝鮮旅行記(第4回)
◆カザフスタンで食べてはいけないもの(10月3日)
朝8:30起床。夜遊びしたにも関わらず、ちゃんと早起きできた。まだ疲れていないうえに、こっちへ来たばかりで興奮しているのかもしれない。「だりぃ・・・」を連発してとことんやる気の無かった昨年の旅行とは大違いである。
外を見ると路面が濡れている。朝方に雨が降ったようだ。ホテルの向かいにあるバザールは、早くも人でごった返している。後で行ってみよう。
チェックアウトは12時なので、空港へ行くバスの確認がてら辺りの散歩に出る。外へ出るとホテルの前の道路にも行商人がずらっと店を並べており、肉やら野菜やらを売っている。興味深く眺めていると、豚の頭があったりしてギョッとする。売り子のおばちゃんがニヤニヤしながら薦めてくるが、手を振って逃げる。いらない!いらないから!

ホテルのバルコニーから撮った中央バザール。この左右にも大きなビルがあり、この写真に写っているのはほんの一部に過ぎない。ここに行けば何でも揃いますが、スリには気をつけてね。
空港行きのバスはすぐに見つかった。ホテルの前を東西に通る道路は「マカタエフ(Maqataeva)通り」で、西へ行くと最初の交差点で南北に走る「プーシキン(Pushkin)通り」と交差する。で、この交差点にバス停があり、マーケットを経由するあらゆるバスが停車する。ここで北へ行くバスを見ていたところ、「Аэропорт(アエロポルト)」と書いてあるバスが来た。
残念ながらリムジンバスなんかではなく、本当に普通のオンボロ路線バスだが、とにかくこれで空港へ行く方法は分かった。よし、あとは近所を散歩してからマーケットへ行って朝ごはんを食べよう。
プーシキン通りを北へ歩くと、『セントラル・モスク』があった。残念ながら歴史的価値は皆無のようで、ロンプラを見ても何も書かれていない。実際、見た目もショボくて、わざわざ見に行く価値は無さそうだ。
モスクからさらに1ブロック北へ行くと、『サヤハット(Sayakhat)・バスターミナル』がある。しばらくバスを眺めていたが、ここを発着とするのはどうやら市内や近郊を走るバスのみのようである。主要都市へ行く長距離バスはここではなく、北西の街外れにある『サイラン(Sayran)・バスターミナル』発着とのこと。
しかし、カザフスタン国内の他都市へ行くのにバスはお勧めしません。所要時間20時間とか22時間ですよ。そんな長時間バスに乗っていたら、「エコノミーバス症候群」で死にそうだもの。
ターミナル内の売店で「Beeline」のSIMカードを購入。値段は忘れてしまったが、確か2,000KZT(約1,240円)程度だったはず。カザフスタンの携帯キャリアは3社で、他に「K-Cell」と「Active」がある。
「Beeline」はロシア資本のキャリアでウクライナなどでも見たことがあったので、これにしたのだが・・・ヨーコ嬢曰く「最悪の会社」だとさ。高いうえに、電波のつながりがあまり良くないらしい。そういうことは買う前に言ってくれ。
すぐにその場でセッティングしてアスタナのヨーコ嬢に電話し、これからそちらへ向かう旨を伝える。アスタナへの到着は今日か明日になることは事前に伝えてあったので、特に問題はない。ホテル嫌いのにゃおん氏は例によって貸し部屋探しをお願いしておいたのだが、こちらも既に確保済みとのこと。

セントラル・モスク。どうってことありません。

サヤハット・バスターミナルのフェンスに描かれていた絵。アルマトイはロシア語では「アルマ・アタ」といい、「りんごの里」を意味します。2011年冬季オリンピックの開催地に立候補していましたが、落選しちゃいました。左下の不気味な絵は何でしょう?「クスリは止めよう」とか、そんな意味?
バスターミナルの先にはもう何も無いので、バザールへ戻ることに。戻る途中、遥か彼方に天山山脈が見えた。アルマトイは天山山脈の裾野、標高500〜700m程度の土地に広がる街で、30kmも南に行けば標高6,000mクラスの山々にぶち当たり、その向こうはキルギス領となる。山頂が白くなっているが、多分あれらの山々は夏でもあのままなのだろう。
天気が良かったらもっと綺麗に見えるのに・・・残念。
バザールへ戻る途中、屋台で何やらいい匂いのする美味しそうな食べ物を発見。見た目はパンのようだが、どうやら中に挽き肉が入っているようだ。ヨーコ嬢に電話して美味しいかどうか尋ねてみると、「止めておきなさい」と言うではないか。え?なんで?
「それは高麗人が犬猫の肉で作ってる食べ物よ。彼らは犬を食べるでしょ。」
げげーっ!マジっすかー!
作っている青年は朝鮮人には見えないが・・・屋台のオーナーが朝鮮人である可能性もある。うーむ、見た目はそんな不気味な食い物には見えないのだが・・・。正直、眉唾ものの話だと思うが、ここは現地人の忠告に従って止めておこう。
これは本当の話である!突然こんなこと言われて仰天したのは、他でもない私なのである!
私がいくら朝鮮人嫌いと言えども、こんな話は簡単に信じられるものではない。証拠写真を撮り損ねたのが、つくづく残念である。正直に言うと今でも信じていないが、斜め上を行く連中だからなぁ・・・。
朝鮮人の皆さんよ、お前らはここカザフスタンでもロクでもない商売をして現地人から忌み嫌われてるんですか?
すっかり度肝を抜かれてしまったにゃおんちゃんだが、バザールに戻るとケバブを食べることにした。まさか、ケバブの肉まで犬肉なんてことはあるまい。食ってみたところ、普通に美味しいケバブでひと安心。
ちなみにヨーコ嬢には高麗人の友達がおり、別に嫌韓ではありません。彼女は朝鮮人よりもウズベク人のほうが嫌いだそうです。
朝ごはんを済ませると、いよいよバザール内部へ突入。さすがアルマトイ最大の市場だけあって、そこら中に肉・野菜・果物・衣類・靴・携帯電話・雑貨・土産物等々、ありとあらゆるものが溢れ返っている。カザフスタンの物価を知らないので、価格が安いかどうかまでは分からないが。(後でスーパーマーケットに行って価格調査したところ、やはりバザールのほうが安いことが判明)
目に付いたのはメロンと香草の種類の多さ。メロンはこっちの名物だし、香草の種類が多いのは彼らが羊肉をたくさん食べるからなのだろう。
バザールはちょっとした人種のるつぼで、カザフ人やロシア人のみならず、ドライフルーツを売るウズベク人の兄さんや、キムチを売る朝鮮人のおばさん、カルパック帽をかぶったキルギス人のおじさんもいた。正直、朝鮮人のおばさんが売っていたキムチや山菜料理はかなりそそられるものがあった。ありゃ絶対に旨いと思うぞ。(にゃおんちゃんは朝鮮人が大嫌いなくせに、朝鮮料理は好きというオバカさんである)
キムチや果物を買って食べようかと思ったが、これから空港へ行くのにそんなものを持って行くわけにもいかず、断念。いずれアルマトイには戻ってくるわけだから、買い物はそのときでもいいだろう。

バザール内部の様子。撮影禁止なので警備員に見つかると怒られます。
≪つづく≫
朝8:30起床。夜遊びしたにも関わらず、ちゃんと早起きできた。まだ疲れていないうえに、こっちへ来たばかりで興奮しているのかもしれない。「だりぃ・・・」を連発してとことんやる気の無かった昨年の旅行とは大違いである。
外を見ると路面が濡れている。朝方に雨が降ったようだ。ホテルの向かいにあるバザールは、早くも人でごった返している。後で行ってみよう。
チェックアウトは12時なので、空港へ行くバスの確認がてら辺りの散歩に出る。外へ出るとホテルの前の道路にも行商人がずらっと店を並べており、肉やら野菜やらを売っている。興味深く眺めていると、豚の頭があったりしてギョッとする。売り子のおばちゃんがニヤニヤしながら薦めてくるが、手を振って逃げる。いらない!いらないから!

ホテルのバルコニーから撮った中央バザール。この左右にも大きなビルがあり、この写真に写っているのはほんの一部に過ぎない。ここに行けば何でも揃いますが、スリには気をつけてね。
空港行きのバスはすぐに見つかった。ホテルの前を東西に通る道路は「マカタエフ(Maqataeva)通り」で、西へ行くと最初の交差点で南北に走る「プーシキン(Pushkin)通り」と交差する。で、この交差点にバス停があり、マーケットを経由するあらゆるバスが停車する。ここで北へ行くバスを見ていたところ、「Аэропорт(アエロポルト)」と書いてあるバスが来た。
残念ながらリムジンバスなんかではなく、本当に普通のオンボロ路線バスだが、とにかくこれで空港へ行く方法は分かった。よし、あとは近所を散歩してからマーケットへ行って朝ごはんを食べよう。
プーシキン通りを北へ歩くと、『セントラル・モスク』があった。残念ながら歴史的価値は皆無のようで、ロンプラを見ても何も書かれていない。実際、見た目もショボくて、わざわざ見に行く価値は無さそうだ。
モスクからさらに1ブロック北へ行くと、『サヤハット(Sayakhat)・バスターミナル』がある。しばらくバスを眺めていたが、ここを発着とするのはどうやら市内や近郊を走るバスのみのようである。主要都市へ行く長距離バスはここではなく、北西の街外れにある『サイラン(Sayran)・バスターミナル』発着とのこと。
しかし、カザフスタン国内の他都市へ行くのにバスはお勧めしません。所要時間20時間とか22時間ですよ。そんな長時間バスに乗っていたら、「エコノミーバス症候群」で死にそうだもの。
ターミナル内の売店で「Beeline」のSIMカードを購入。値段は忘れてしまったが、確か2,000KZT(約1,240円)程度だったはず。カザフスタンの携帯キャリアは3社で、他に「K-Cell」と「Active」がある。
「Beeline」はロシア資本のキャリアでウクライナなどでも見たことがあったので、これにしたのだが・・・ヨーコ嬢曰く「最悪の会社」だとさ。高いうえに、電波のつながりがあまり良くないらしい。そういうことは買う前に言ってくれ。
すぐにその場でセッティングしてアスタナのヨーコ嬢に電話し、これからそちらへ向かう旨を伝える。アスタナへの到着は今日か明日になることは事前に伝えてあったので、特に問題はない。ホテル嫌いのにゃおん氏は例によって貸し部屋探しをお願いしておいたのだが、こちらも既に確保済みとのこと。

セントラル・モスク。どうってことありません。

サヤハット・バスターミナルのフェンスに描かれていた絵。アルマトイはロシア語では「アルマ・アタ」といい、「りんごの里」を意味します。2011年冬季オリンピックの開催地に立候補していましたが、落選しちゃいました。左下の不気味な絵は何でしょう?「クスリは止めよう」とか、そんな意味?
バスターミナルの先にはもう何も無いので、バザールへ戻ることに。戻る途中、遥か彼方に天山山脈が見えた。アルマトイは天山山脈の裾野、標高500〜700m程度の土地に広がる街で、30kmも南に行けば標高6,000mクラスの山々にぶち当たり、その向こうはキルギス領となる。山頂が白くなっているが、多分あれらの山々は夏でもあのままなのだろう。
天気が良かったらもっと綺麗に見えるのに・・・残念。
バザールへ戻る途中、屋台で何やらいい匂いのする美味しそうな食べ物を発見。見た目はパンのようだが、どうやら中に挽き肉が入っているようだ。ヨーコ嬢に電話して美味しいかどうか尋ねてみると、「止めておきなさい」と言うではないか。え?なんで?
「それは高麗人が犬猫の肉で作ってる食べ物よ。彼らは犬を食べるでしょ。」
げげーっ!マジっすかー!
作っている青年は朝鮮人には見えないが・・・屋台のオーナーが朝鮮人である可能性もある。うーむ、見た目はそんな不気味な食い物には見えないのだが・・・。正直、眉唾ものの話だと思うが、ここは現地人の忠告に従って止めておこう。
これは本当の話である!突然こんなこと言われて仰天したのは、他でもない私なのである!
私がいくら朝鮮人嫌いと言えども、こんな話は簡単に信じられるものではない。証拠写真を撮り損ねたのが、つくづく残念である。正直に言うと今でも信じていないが、斜め上を行く連中だからなぁ・・・。
朝鮮人の皆さんよ、お前らはここカザフスタンでもロクでもない商売をして現地人から忌み嫌われてるんですか?
すっかり度肝を抜かれてしまったにゃおんちゃんだが、バザールに戻るとケバブを食べることにした。まさか、ケバブの肉まで犬肉なんてことはあるまい。食ってみたところ、普通に美味しいケバブでひと安心。
ちなみにヨーコ嬢には高麗人の友達がおり、別に嫌韓ではありません。彼女は朝鮮人よりもウズベク人のほうが嫌いだそうです。
朝ごはんを済ませると、いよいよバザール内部へ突入。さすがアルマトイ最大の市場だけあって、そこら中に肉・野菜・果物・衣類・靴・携帯電話・雑貨・土産物等々、ありとあらゆるものが溢れ返っている。カザフスタンの物価を知らないので、価格が安いかどうかまでは分からないが。(後でスーパーマーケットに行って価格調査したところ、やはりバザールのほうが安いことが判明)
目に付いたのはメロンと香草の種類の多さ。メロンはこっちの名物だし、香草の種類が多いのは彼らが羊肉をたくさん食べるからなのだろう。
バザールはちょっとした人種のるつぼで、カザフ人やロシア人のみならず、ドライフルーツを売るウズベク人の兄さんや、キムチを売る朝鮮人のおばさん、カルパック帽をかぶったキルギス人のおじさんもいた。正直、朝鮮人のおばさんが売っていたキムチや山菜料理はかなりそそられるものがあった。ありゃ絶対に旨いと思うぞ。(にゃおんちゃんは朝鮮人が大嫌いなくせに、朝鮮料理は好きというオバカさんである)
キムチや果物を買って食べようかと思ったが、これから空港へ行くのにそんなものを持って行くわけにもいかず、断念。いずれアルマトイには戻ってくるわけだから、買い物はそのときでもいいだろう。

バザール内部の様子。撮影禁止なので警備員に見つかると怒られます。
≪つづく≫






